見出し画像

【遠くで飲みたい】2023年に飲みたい街

「新年の抱負」というとちょっと風呂敷が大きすぎるので、飲みに行きたい街ということで今年の行動を考えてみようと思います。

20代前半の頃から今のような酒場めぐりを初めていましたが、当時から飲みに行く店は、"特定の店在りき"ではなく、「街」「駅」単位でみて、そこから気になる居酒屋や立ち飲み店を探すようにしていました。

はじめは荻窪・吉祥寺。つぎに中野、そして新宿。やがて赤羽を知り、都と県の境界近くの街の魅力に気が付き、蒲田・川崎、小岩、町田などへと範囲を広げていきました。

もともと旅好きで、学生時代から日本中を巡っていたこともあり、「Syupo」https://syupo.com/ の運営が安定してきた頃から酒場めぐりは日本各地に拡大しました。毎月のように旅にでて、「47都道府県の県庁所在地都市に少なくとも3泊はする」と決め、旅の間はひたすら居酒屋、食堂、角打ちなどを訪ね歩いたのです。

いまもそのスタイルは変わらず、せっかく京都にいるのに観光名所はほとんど寄らず、ひたすら飲んでいます。いつか、「そんな旅はもったいない」と気がつくのでしょうが、いまの私はまだ飲みに行きたい気持ちのほうが強いです。

印象的だったのは能代。個性的な飲食店が多かった。

つぎにテーマにしたのは、第二・第三の街を知ることです。
この頃には、駅をでて駅前と昔ながらの飲み屋街を歩くことがたまらなく好きになっていました。どこまでも限りなく、知らない駅前・知らない宿場町や城下町・漁師町、知らない歓楽街をあるき続けたいという欲望です。こうなると、県庁所在地だけでは物足りません。

港町・八幡浜の魚料理はどれも素晴らしかった

例えば、愛媛県ならば松山市だけでなく、宇和島、八幡浜、今治だって気になります。どの街も、それぞれの歴史の分だけ多様な町並みが広がっています。

こうして2020年春まで、ひたすら人口10万人規模以上の街をめぐり、とりあえず宿をとり、酒場は街を歩いて探すというスタンスで続けてきました。

2023年、色々な活動が本格的に再開し、酒場を含めたあらゆるものがニューノーマルとなった今、私もこれまでの酒場めぐりから切り替わるときなのだと感じています。

テーマは『土地の味を網羅』

2023年以降は『土地の味』にフォーカスして、まだお伝えできていない全国各地のご当地料理を探す年にしようと思います。

もちろん、その旅程の中で大都市を経由することもありますが、これからは繁華街に留まらずよりローカルな街を訪ねたいのです。

外食産業チェーン化の拡大や、旅行・出張需要の減少で、全国のローカル飲食店は減少を続けています。このままでは、半世紀・100年と親しまれてきた土地の味がなくなってしまうのではないかと危惧しています。

男鹿の海老づくしは記憶に残る美味しさ

酒場へ飲みに行くことが旅の目的になる。そのキッカケにSyupoがお役に立てたら嬉しいです。

具体的に行きたい街と料理

東日本

名寄の「煮込みジンギスカン」
紋別の「オホーツク料理」
十勝清水の「とり炭火焼」
弘前の「たず鍋」
北上の「短角牛スジもつ」
酒田・余目「どんがら汁」
長野の「鯉の甘露煮」
伊豆諸島の「島ずし・べっこう寿司」

西日本

滋賀の「モロコ料理」
丹後の「ゲンゲ汁」
和歌山の「さんまのなれずし」
新宮の「コロ」
下津井の「タコ料理」
三次の「ワニ料理」
出雲の「宍道湖すずき料理」
大分中津「がん汁」
佐賀「須古寿司(むつごろう料理)」
壱岐の「シマメ漬け(スルメイカのキモ醤油漬)」
長崎の「楽焼うなぎ」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?