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蛇の目のコースター。 -デザインの視点-
先日、積雪旅行へ行ってまいりました。
感想を一言でいいますと、
まさに雪を見に行った旅行でした。
ほんと、積雪旅行どころか、
豪雪旅行でした。
でも、とても楽しかった。
鉄道旅行はいいですね。
久々に夫婦で話す時間も
長く充実した旅行でした。
当初は車で行く予定でしたが、
「ノーマルタイヤでは無理かな」
なんて甘い考えの私を鼻で笑うかのように
高速道路も国道も通行止めとなり、
すでに、タイヤの問題では
なくなっていました。
予想通り、電車も
遅れたり、ダイヤの間引き運転が
行われていました。
大阪から私たちが乗った
サンダーバードと北陸新幹線。
30分以上の遅れでしたが
乗り継ぎの敦賀駅で北陸新幹線は
出発を待っていました。
そうして何とか到着した
加賀温泉駅。
そこで見たものが今日のテーマです。
北陸新幹線の加賀温泉駅は
2024年3月にそれまでの在来線の
加賀温泉駅と新たに開通した北陸新幹線を
まとめるかたちで開業した新しい駅舎です。
駅としての加賀温泉駅の開業は1970年であり
作見駅を改称したようです。
とても綺麗で大きな駅です。
構内にはお店などは少ないですが、
駅前に平和堂などの商業施設
abio city(アビオシティ)加賀があります。
その数少ないお店のひとつ、
加賀温泉駅の改札を出たすぐのところに
「cafe & bar 髙乃蔵」があります。
「・・・たかのくら」と読みます。
リリースペーパー↓
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240228_00_press_takanokura_1.pdf
ここで看板商品の「のどぐろ茶漬け 1,100 円(税込)」を
いただきました。
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炙ったのどぐろにだし汁をかけて食すという逸品です。
のどぐろの香りと柔らかい食感がご飯によく合います。
私は先にだし汁をかけずに白ごはんのまま二、三切れ
食べてみました。
これでも十分に食べ切ってしまいそうでしたが、
だし汁をかけてサラサラとかき込みます。
お出汁も美味しかったです。
そこでみたのがコレ。
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蛇の目のお猪口というのは
よく見かけますが、
これは紙製のコースターです。
お店のコンセプトに合わせ
このようなデザインとなっていると
思いました。
日本酒の利き酒ができる
お店なのですが、
座席は足の長い椅子と
カウンターが主体の
いわゆるcafe & barスタイルです。
そこにゆっくりとジャズが流れています。
お向かいでは私たちの年齢くらいの大人の女性が
飲み比べセットを楽しんでおられます。
また少し離れた一箇所だけの低めの席では
小さい子供連れがスイーツを食べています。
このようにお茶漬けや海鮮丼が食べれますし、
ケーキなどのスイーツもある。
なんなら本業の高野商店の駅弁も買えたりする
多彩な顔をもつ、綺麗でおしゃれなお店です。
和と洋が混じり合い、そのうえで
あたらしい「和」の世界を演出しています。
そこで使われているコースターが
これなのです。
最初みたとき冷酒がグラスで
出てきてこのコースターに
置くことによって蛇の目猪口効果が
あるのかなと思いましたが、
リリースペーパーの写真にあるように
日本酒は利き酒グラスで出てまいります。
それでも「あっ、いいなぁ」このデザイン。と。
実際に汚さぬよう使用したものを
いただいてきたのでした。
こういう、シンプルだけど
奥が深いっていうデザイン、
好きです。
また、どこかで気になるデザインを
見つけたら
ここで取り上げようと思います。
まずは積雪旅行の一報でした。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
北陸の雪は重い。
これからも書くことを
続けます。