百害あって一利なし
私は過去病気で長年寝込んだ経験があります。
その間に思っていた事といえば
「周りにご迷惑をかけてばかりで申し訳ない」という気持ちでいっぱいでした。
もちろん、他人には面と向かって迷惑だとは言われません。
そんな事を言う人は居ないのですが、でも時に人は口に出す言葉と心の中で思う事は必ずしも一致するとは限らないと思っていたからです。
「申し訳ない」
というこの気持ち。
これは要りません。
その何年か後に気が付いたのです。
その「申し訳ないと」いう思いが病気の回復を遅らせてしまっていたと。
誰でも何かしらの事情があり、悩みを人に言える人と言えない人、それぞれです。
でも普段から相談慣れしていない人はよほどの事があっても誰にも言えません。
そして事態をもっと重く考えて一人で苦しんでしまう。
悪循環に陥る。
自分でその状況(悪循環)に気が付けばいいのですが、気持ちが不安定の状態の中ではとてもとても難しい。
「申し訳ない」を「ありがとう」に変換する
ほんの少し気持ちの向きを変えてみるだけで、周りの景色もまた違って見えてくるものです。
見えない誰かに支えられていたんだ
と何かのきっかけで気付いたとしたら
どうか"今は出来ない事"を
"何も出来ないと思っている自分"を
責めないで欲しいと思っています。
人はいつでも気持ちの面でも人生も建て直すことができます。
あなたは存在しているだけでいい
その事実は変わらないのですから。