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農園でのデザートイベント in 益子町①

旬果放浪記を立ち上げる前からずっとやってみたかったこと。

農園でのデザートイベント。

その土地の新鮮な食材を使って、畑の香りの中でデザートを作る。

参加者は生産者のお話を聞きながらデザートを味わう。

その時、作る側も食べる側もどんな気持ちになるんだろう?

5年前、青森県のりんご畑で4泊5日のテント泊をした時、旬のりんごに囲まれながらそんなことを思い描いた。

朝、テントから顔を出し朝露に濡れたりんごをもぎって食べる。
晴天の秋空の下、気ままに登山用のクッカーでりんごジャムを作ったり。

当たり前だけど美味いなー、気持ちいいなー、となった。
その時のお話はこれ↓


旬を味わうこういう感じ、どうやって伝えたらいいのかな?

この4年間、「ジャムの旅」でそんな旬の美味しさ、生産地の空気感まで詰め込んだジャムを作ってきた。

出来立てのデザートでも伝えたいな…。

10月初旬、栃木県益子町の「ブルーベリーと里山と」というブルーベリー農園の生産者、金子夫妻からデザートイベントにお招きいただいた。

少人数のクローズドなイベントで、ブルーベリーをメインとした3品のデザートコースを自然豊かな里山の風景の中で味わってもらう。

そうそう、これこれ!
やりたかったやつや〜ん!

当日の朝、東京を出発してまずは益子町の「道の駅ましこ」へ向かう。
旬の新鮮な果物、野菜、加工品が豊富に揃っているらしい。

ある程度、デザートメニューは考えてはいるが、最終的な形はここで出会った食材を見て考えよう。

ブルーベリーはみんなに親しまれている果物。
だからこそ普段のイメージとはちょっと違う楽しみ方を伝えたいな。

地元で獲れた新鮮な白いちじく、ぶどう、ベビーリーフ、穂しそ、ベーコンなどを仕入れた。

こっちからはいつも世話になっている岡山県「ブリガーデン」さんの黒いちじくや、アマゾンカカオ、エディブルフラワーなどを持って行った。

最高のブルーベリーと旬の食材をぶつけてやろうじゃないか!

旬の食材ドーン!
「白いちじく」しっかりした実は料理向き。


「ブルーベリーと里山と」に到着。

生産者の金子夫妻が温かく迎えてくれた。
このお二人、ほんとにブルーベリー愛に溢れたご夫妻なのだ。

お客様に美味しいブルーベリーを食べてもらうだけでなく、農園で過ごしていただく「時間」というのをとても大切にされている。

農園には数えきれないくらいたくさんの品種があるんだけど、そのひとつひとつに可愛い名前が付いていたり、訪れた子供たちが自由にお絵描きできる大きなボードがあったり。
(40半ばのおじさんは遠慮した。描きたかったけど…。)

カフェメニューも充実していて、猛暑の8月に遊びに行った時には濃厚なブルーベリースムージーや、ブルーベリーてんこ盛りのパフェもいただいた。

信じられない猛暑だったけど、最高の「時間」を過ごせた。

とにかく訪れた人を飽きさせない、そして日々の忙しさを忘れさせてくれる工夫がたくさんあるのだ。

こんな素敵な農家さんとご縁ができたことに感謝しかない。

本当にありがとう。

長くなりそうだからデザートのお話は次回で。

続く。

イベント前に金子夫妻と打ち合わせ。

夏のブルーベリー狩りにて。

ブルーベリーパフェ。インパクトすご!
ブルーベリースムージー。最高に美味かった!
これ一口で食べたった。
農園から見る里山の風景。




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