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不治の病と、麻婆豆腐【15食目】
久しぶりにポンコツが際立った土日の続き。
低気圧が恨めしい
偏頭痛を始めて自覚したのは23歳だった。まずは18歳の春、交通事故で鞭打ちと骨折を負った。以来、肩こりと頭痛と付き合うようになった。
ある時、酷い頭痛と吐き気、眩暈に襲われた。痛み止めは効かなかった。それが偏頭痛デビューとなった。
数年に一度、強い偏頭痛を起こす程度だったが40代で周期が変わる。PMS(月経前症候群)や生理直後に起こるので医師からはホルモンの関係もあると言われた。
今ではすっかり持病となった。低気圧が来る度に頭が重く、レルパックスは手放せない。
一生治らない、人生をかけて付き合っていく不治の病かもしれない。薬は対処療法にしかならないし手術で治る病気ではないから。
同様に気候に左右され、耳栓をしたり、マッサージに駆け込んだりしたりする方も多いという。私は頭痛アプリのお知らせが来ると枕元にレルパックスと水を置き、痛みを感じて目が覚めたら飲むようにしている。
アロマを焚くなりしてリラックスを図る時もあるが、痛み止めほどの効果はない。
救われるのが「頭痛は病気ではない」という昭和思想から平成の御代に「頭痛は辛い病気」と認知されたことだ。
この日のワタシごはん VOL.15 麻婆豆腐と牡蠣フライ
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2025年1月18日土曜日のメニュー。
調子が悪いから器選びも盛り付けも悪い。副菜を作る余裕もなくて彩りも悪い。箸と箸置きも忘れている……。撮影も雑で、ポンコツさがハッキリクッキリ写真に残っている。
メイン料理は麻婆豆腐。
中国出張で立ち寄った麻婆豆腐発祥の店『陳麻婆豆腐』で入手した『陳麻婆豆腐調料』で早速、作ってみた。
・陳麻婆豆腐
・グルテンフリー&揚げない牡蠣フライ
・ほうれん草の胡麻和え
・玉米粒入りジャスミンライス
日本の『陳麻婆豆腐』のInstagramを見たら1月末まで牡蠣フライ付きの麻婆豆腐を提供中だという。本場にはない限定メニューだ。
そこで再現してみたのだが、これがよく合う。妹が持参してくれたほうれん草で甘めの胡麻和えにしたのも大正解。甘味が山椒と唐辛子の辛さを抑えてくれる。
中国式のご飯もポイント。ジャスミンライスに玉米粒を入れて茹でて仕上げた。
※ジャスミンライスは茹でて炊く
この香ばしいご飯に、痺れるマーボーと牡蠣フライを乗せると素晴らしいマリアージュ。心だけは四川省へと飛ぶ。辛すぎて頭も痺れる。現地の方々が「辛いが癖になる」というのが、やっと理解できてきた。
土曜日にカルディに行ったら日本版の陳麻婆豆腐の素を見つけた。日本の各店舗でも売っているのだろう。気になる方は入手して試してみてはいかがだろうか。ぜひ牡蠣フライと一緒に食べていただきたい。
オマケ 麻婆豆腐を極めてみる?
断っておくが特に麻婆豆腐好きではない。とはいえ近年、カルディで売ってる甜麺醤風味の『黒麻婆豆腐の素』が気に入って、たまに食べようになった。甜麺醤の甘塩っぱい味付けが好きなのだ。
そこに四川の体験が加わった。面倒なことに何事も極めたくなる性格だ。そこでジャパニーズ麻婆豆腐の代表格、味の素 CookDoシリーズの『極 プレミアム 麻辣麻婆豆腐用』を近く試してみたいと思っている。
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