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主人公と悪役の配色について

■原色は主人公

原色である「赤」「黄」「青」はとても目立つ色なので、主人公の配色として使われることが多いようです。

原色は日本人の感覚だと「くどい」印象を与えてしまいますが、海外では人気の配色です。例えば、スーパーマンは「赤、黄色、青」、キャプテンアメリカは「赤、青、白」、ドナルドダッグは「白、青、赤、黄色」で構成されています。

赤色:マリオ、ムック、エルモ(セサミストリート)
黄色:ビッグバード(セサミストリート)、くまのプーさん、ふなっしー、ミニオン、スポンジボブ、ウッドストック(スヌーピー)、シンプソン、ピカチュウ
青色:スーパーマン、ソニックザヘッジホッグ、ドナルドダッグ、ジーニー(アラジン)、ディズニープリセンスの服の色(ディズニー・ブルー。※淡いブルー)、スティッチ

日本では、原色を薄めて淡い色にして柔らかくするのが良いかもしれません。
また赤色は血の色であることから「危険」という印象で敵役に使われることも多いため、主人公に使う場合、青色と組み合わせて使われることが多いようです。

なおディズニー・ブルーについては以下の解説が詳しいです。

 さらに、エマ・ワトソンが主演し、世界的なヒットとなっている実写版『美女と野獣』の衣装を手がけたジャクリーン・デュランは、主人公ベルの衣装について「淡いブルーには洗練された上品さと爽快さがあります。ブルーはとても実用的な色で作業服などにもよく使われる色です。そういう意味では、アクティブさや強さの象徴でもあります」と話していて、アニメだけでなく実写版映画においても『ディズニー・ブルー』の伝統が受け継がれているよう。

■等和色は悪役

「紫」や「緑」「オレンジ」などの等和色は悪役に使用します。
例えば、緑色は悪役が使用する魔法の色で使われることが多いようです。

緑は「未熟」「嫉妬」「不吉さ」「気分や気味の悪さ」「死」「悪魔」「毒」といったイメージから敵の配色として使われる、とのことです。また、トロールなどの怪物や魔女の肌の色にも緑色が使われていますね。

また、紫は「権力」「崇高さ」「贅沢」「野望」といった印象から、悪の支配をしているボスの配色としてよく使われるようです。

『眠れる森の美女』に登場するマレフィセント、『プリンセスと魔法のキス』に登場するドクター・ファシリエ、『白雪姫と7人のこびと』に登場する魔女の女王にみられます。どのキャラクターも、権力を欲しています。

また暗い色は敵の悪いイメージを強調するため「紫」「黒」は敵の配色として使われやすい、とのことです。黒は「悪魔」や「亡霊」など得体の知れない恐怖の対象として使いやすいのではないかと思います。

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