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飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2022/2/23~2/28)

 2月中は周りでも濃厚接触者になってしまったという人も見かけるようになり、重症化の話は聞きませんが、収まるまではもう一歩という感じでしょうか。首都圏1都3県や関西の3府県、東海3県については延長する方向で調整に入ったとニュースでも出ていましたので、まだ、3月半ばまではこの状況が続きそうです。何とか花見の時期にはあけてくれるといいのですが。


・1月の外食売上高、12.2%増 本格回復には至らず
https://news.yahoo.co.jp/articles/102be6dd6c2f555f08fbffc65ceec7c4ccc3a0ac

日本フードサービス協会が25日発表した1月の外食産業売上高(新規店を含む全店ベース)は、前年同月比12.2%増でした。前年対比では伸びていますが、2019年と比較すると全体で11.5%減といった状態のようですが、パブ・居酒屋系だけで見ると65%減となっており、ファーストフード系以外は2019年レベルに戻ってきていないです。下記サマリーです。

http://www.jfnet.or.jp/files/getujidata-2022-01.pdf

・大学生のフードデリバリーサービスの利用実態調査<ガクセイ協賛>
 フードデリバリー業界発展の鍵は「大学生」利用と関係あり!?

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000071118.html

 フードデリバリーを利用する大学生の多くはお店との往復や、”面倒”を省略できることに、サービスとしての価値を感じているといった結果が出ていました。やはり若い層はタイムパフォーマンスの向上に対してお金をはらうといった概念があり、ある程度の割高なのは他の年代よりも理解があるので、この層が広がっていくとよりマーケットは拡大していくと思います。


・減り続ける居酒屋チェーン店 大手14社、コロナ禍の2年間で1356店が閉店
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f8cfdc32cc3d5856aa7e323457d2407ee32e2d1

 大手居酒屋チェーン店の店舗数が、この2年で1,356店も減少しています。一方で、焼肉へシフトチェンジしたり、ファミリー、テイクアウトニーズの取り込みに成功しているところは増加へ転じているといったことも出てきています。環境変化への対応スピードが重要になっています。


・「若者はこれから魚。」なぜ? いよいよ魚ブームの到来か? byフードリンクレポート

https://www.foodrink.co.jp/foodrinkreport/2022/02/2270358.php

最近、若者がインスタなどのSNSにアップするグルメ写真で「魚」が増えているという話からの記事です。SNSの動向から今後の流れを推測していくこともひつようですね。
とはいえ、流行りとは関係なく定番できちんとしたお店も息が長いといった面があるので、必ずしも追いかける必要はないと思いますが、情報としては知っておいた方がいいでしょう。

・サイゼリヤを「まずい」と感じるのはどんな客か?コスパ最強イタリアン創業者の金言
https://news.yahoo.co.jp/articles/349e4d487f40ab0cbb0f44f0bc22fbd0a20253c3

 顧客のTPOと店舗の提供している料理・サービスがマッチしているか?が顧客満足度に影響してくるといった話です。アンケートやモニターを入れた際にこういったTPOのずれたお客様の意見に右往左往させられているのをよく見ます。しっかりと自店舗のTPOを見極め、そこの魅力を高めることが重要です。

・シェフのミールキット・オンライン教室…料理人の活躍の場が米国で拡大
https://news.yahoo.co.jp/articles/d399b2adeaa4e573a03b67cd6ac882528a46b030

アメリカでの2020年のミールキット市場は前年比70%増。2021年は18.2%増と予想されているらしい。ただ、初期の大幅値引きがされた期間だけの利用も多く、3カ月以上の利用し続けるのは1割にも満たないとの事。一方でシェフやレストランが行うzoomをつかった料理教室は増えているようです。

・ロシア軍ウクライナ侵攻が日本の食卓を直撃…回転ずしから「イクラ軍艦」が消える?
https://news.yahoo.co.jp/articles/a134a3a2dee433472e982d286c071bac327983ae

 ロシア軍がウクライナ侵攻を開始したことで、日本の食卓にも大きな影響を及ぼす可能性がある。2021年のロシアから日本への水産物の輸出はイクラを主とした「魚卵・肝臓・白子」が金額ベースで58%増加しており、回転すしでは影響が出るかもしれませんね。


・再び炎上する丸亀製麺の“香川発祥でない”問題は「ブランドあるある」だった
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdeaf8daf0522d63c846251017a84b9da5dbe28e

 丸亀さんをどうこう言うつもりは全くないですが、net社会になり情報の透明性が高くなってきています。逆にこれまでは表に出ることができなかった小規模の本物が勝負できるような環境にもなってきたといえるのではないでしょうか?


・「The Tabelog Award 2022 公式本」、3月28日に発売 -Gold受賞店を徹底取材したオフィシャルブック-

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000849.000001455.html

 集客力が落ち込んできている食べログですが、今後どのような位置づけになっていくのか?がまだ見えない状況ですね。ミシュランと違い誰が責任をもって評価しているのか?が不明確、また、基準もブラックボックスといった部分を今後どう変えていくのか?がカギにはなりそうです。 

・ワタミグループの外食店舗で環境に配慮した「木製カトラリー」を順次導入 -プラスチック資源循環促進法に対応-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000572.000009215.html

ワタミの外食店舗では、2030年までに使用するプラスチック製の容器、備品・食器類を環境配慮型に切り替え、プラスチック使用量を50%削減する目標を掲げています。この度、地球環境に配慮した木製カトラリーを導入することで、2021年度比、約4tのプラスチック使用量の削減を計画していますとのことです。この辺りの対応も各個店も考えていかなくていけないですね。

・ラグジュアリー日本酒ブランド〝MINAKI〟誕生。「極幻〜GOKUGEN」2月24日よりオンライン限定で発売開始。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000093308.html

株式会社REBORNが、「時間を豊かに巡らせ、そのひとときを彩る」ラグジュアリー日本酒ブランド〝MINAKI〟 をリリースしました。
ラグジュアリーというジャンルを確立していくのは日本酒にとっては非常に重要だと個人的には思っています。世界展開をしていく際にどうしてもワインに負けてしまう。その理由は安いからだと個人的には思っています。どうしても接待の席やお祝いのシーンでは高級なものが好まれます。日本酒は高級ワインと比べると品質に対してとても安価に設定されてしまっているが故に選ばれないといった矛盾が生じているので、もっとブランディングをした本当の意味でのラグジュアリーなイメージをつけたものがでてくるといいなぁと思います。



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