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飲食店マーケティングの為の  『MEO/SEO関連ニュース』(2022/10/16~11/15)

 大きなニュースはないですが、googleも世の中の流れに合わせて検索結果の表示を変化させてきています。広告目的のSEOに特化した記事が上位に上がることにより利用者が探したい記事が以前よりも見つけられないといった感想を持たれていることに危機感を覚えているようです。答えの決まっているものの結果を表示することは、それほど難しくないですが、ほとんどの問題は、答えが数学のように一つに集約されることはありません。その為、多様性を持たせる必要があります。このあたりのアルゴリズムや表示の仕方はGoogleもまだまだ試行錯誤中なので、今後も変化は続きそうです。
 店舗側からは、多様化する検索に対応するしかなく、なかなか大変な状況はまだしばらく続きそうです。確実にやらなければいけないのは情報の発信であることは間違いないです。定期的なお店からの情報発信と来店された方に喜んでいただき、その方たちにお店のイメージが向上するような情報発信をしてもらう事が重要となるでしょう。最後に取り上げたレストランの炎上事例がまさしく、全く逆のパターンですね。


・グーグルが検索機能をアップデート、その狙いは「TikTokで検索」するZ世代を呼び戻すためだった
https://wired.jp/article/google-borrows-from-tiktok-to-keep-gen-z-searching/

「Google 検索」と「Google マップ」の検索結果に画像や動画を表示されやすくするアップデートを、このほどグーグルが発表しています。その狙いは、飲食店などを探す際にTikTokやInstagramで検索するようなZ世代を呼び戻すことにあるようです。

この記事の中でも書かれていますが、『インターネットの歴史において最も持続的なデザインのひとつに挙げられるGoogle 検索の結果ページですら、TikTokの勢いには逆らえない。』はまさしく時代の流れなのでしょう。

 今回のアップデートでモバイル版のGoogleアプリに追加されるのが、「Exploration」という機能で。検索結果のページには画像や動画がタイル状に並び、それらをスクロールしてみていくことができます。ソーシャルメディアのフィードにかなり近いになっており、SNSになれた人達にとってはこちらの方がなじみやすいでしょう。
「Exploration」はiPhone用アプリから導入され、当初は旅行や観光に関連した検索に限られる予定という事ですが、アミューズメント系や飲食店にも導入がされていくと思います。今のうちから動画での情報発信を意識しておいた方がいいと思います。

 また、googleは米国や欧州連合(EU)の反トラスト規制によって近く変更を迫られる可能性もあります。恐らく、今回は大丈夫だろうと言われていますが、将来的に動画検索結果において、InstagramやTikTokよりもYoutubeショートを優先的に表示することが難しくなる可能性もありますので、多岐にわたって発信はするようにしておいた方がいいでしょう。もう一つの可能性としてジャンルによっては、検索主体がnstagramやTikTokへ移ることも考えられます。

・フォーラムの投稿を簡単に探せるDiscussions and forumsをGoogleが導入 

https://www.suzukikenichi.com/blog/discussions-and-forums-helps-you-find-helpful-content-more-easily/

 内容的に興味深かったのです。日本でもだいぶ前からGoogle検索が使えない(適切な検索結果を出さない)といったことを言う方が増えているかと思いますが、アメリカでもかなり前から言われています。特に答えが一つでないような問題(この記事の例で言えば、子ども向けのおすすめマウンテンバイクや結婚式の席順)については、様々な見解があります。しかしながら、通常の検索だとSEOに特化したような宣伝サイトが上位に表示されてしまいます。そこでアメリカでは検索する際の最後にreddit(ディスカッションサイトの名前)を加えて、色々な人の意見を見るといったような方が増えているそうです。そこでそれらを入力しなくとも最初からGoogleの検索結果にディスカッションやフォーラムのサイトの結果も表示するセクションを追加したという事です。
 情報の透明性が上がっていくことで、一般の人たちが情報の偏りに気づき、広告に偏重したと気づき始めるとGoogle検索とは言え使われなくなる可能性があるという事かと思います。いいことではありますが、広告する側からすると徐々にダメージが出てきそうですね。これまでは、『いいものを作るだけでは売れない』と言われてきましたが、情報の発信がしやすく、正しい情報が伝わりやすくなると『本当にいいものを作ることができたら』、ちょっと情報発信するだけで売れる時代が来るのかもしれませんね。

・Googleマルチサーチが日本語環境にやってきた!
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-multisearch-now-available-in-japanese/

Google レンズの Multisearch(マルチサーチ)が日本語環境で使えるようになっています。Multisearchとは上のように画像データ+ワードでの検索がでできる機能です。上では、シャツの柄+ネクタイで検索している例です。シャツと同柄のネクタイを見つけることができています。

・Apple Maps でルートを作成してストップを追加する方法
https://appleinsider.com/inside/apple-maps/tips/how-to-create-routes-and-add-stops-in-apple-maps

海外の記事です。日本ではiphoneがこれだけ浸透しているのにも関わらず、Apple Mapsのアプリは使われていない。初期の使えなさのイメージが払しょくできていないといった感じでしょう。しかしながら、ナビゲーションの能力も上がり、見た目の美しさもアップしてきておりかなり使いやすくなってきています。ここで紹介されているのは、Apple Mapsを使ってドライブの事前計画ができる機能のついてです。複数の経由地を設定し、移動時間を推定することができます。途中の経由地も追加したり、削除したりもでき、また、実際にナビゲーションを開始した後でも経由地を追加したりもできます。使いこなせるとかなり便利ですよね。

今、最も話題の画像生成AIサービス 1位は?
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/21/news107.html

 いまのところ直接的には外食企業には関連しませんが、AIでの画像生成レベルがかなり上がってきています。ヴァーチャルインフルエンサーとかも話題になっていますが、自社や店舗のキャラクター作成をする際にこれまでクリエイターに依頼しなくてはいけなかったものが、AIが代替してくれるようになるかもしれません。
 今後ですが、meta空間上での宣伝や商品販売(デリバリーと絡めたリアルとの融合)も考えられますので、この先に画像→3Dモデル化といったところまで行くのではないかと思います。ゲームの中とかにも自社の商品とかを出演させることももっと気軽になっていくのかもしれません。

・SEOライターの80.7%が、「記事作成」に悩み 「コンテンツの量産が負担」などが理由 悩みが原因で転職を検討した人は7割も
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000357.000006978&g=prt

全研本社株式会社が、SEOライター(SEO対策を目的とする記事を作成するライター)103名に対し、SEOライターの悩みに関する調査を実施しています。詳細は、リンク先をご覧ください。
やはり、競争が激しくなっており、コンテンツの優位性を出していくのが難しいといったことと読者にとって有用な記事を作成したいこととseoを意思S気するあまり、書きたい内容と実際が合わないという事が起きているようです。個人的には、変にseo対策を行うよりも長期的には有用なコンテンツをしっかりと貯めていく方が効果性が高いと思いますが、この辺りは、上層部が理解できていないと短期的な成果にとらわれてしまうパターンなのでしょう。

■80.7%が、SEO記事作成に悩みあり

■約6割が「コンテンツの量産が負担」と回答

■「他社と比べて優位性に立つネタを作るのがなかなか大変で荷が重い」や「最新の情報を常にアップデートしなければいけないと思うがなかなか手が回らない」などの悩みも

・Google画像検索がファビコンとサイト名を表示。米Googleではウェブ検索の画像パックにも

https://www.suzukikenichi.com/blog/google-image-search-displays-site-name/

Google 画像検索でファビコンとサイト名が表示されるようになっています。また、米 Google ではウェブ検索の画像パックにもファビコンととサイト名が表示されるようになっているようです。

・炎上事例:【動画】高級レストラン『スガラボ』、シェフが常連客の顔にモンブランをぶっかける下品な動画が拡散され炎上
http://jin115.com/archives/52358820.html

 ブランドイメージにそぐわない情報発信を顧客と一緒にシェフがしてしまった悪い事例ですね。普段から店舗の一貫性をキチンと取ってサービスをしないとこういう事が起きやすいので注意です。

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