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2023年5月の外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)

 5月はゴールデンウィークもあり、ちょっとイレギュラーな形で検索のボリュームの週による変動は激しかったです。外食も全体的には、回復基調ではあると思いますが、都内において実際の人出は、未だ2019年1月のレベルにさえ回復していないです。特に団体客比率や21時以降での売上の高かったお店は依然厳しい状況かとは思います。
 検索ワードの分散(詳細化)や検索媒体の多様化も進んでおり、その対策もキチンと考えておかないとネットからの集客においては表示がされないといった事になっていきそうです。また、AIをつかった検索も今後入ってくることを考えると店舗からの情報発信は必須と言えるでしょう。このあたりに今のうちから手をつけておいた方がいいでしょう。ネットの情報は履歴が残り資産となる面があるので、より早い段階から手をつけておく必要があるでしょう。

◎まとめ

【5月の東京ターミナル駅と繁華街の人出(6/4まで)】

・人出は徐々に戻ってきているといった感じはありますが、客観的数値では未2019年1月対比で大幅に下回っている
・ゴールデンウィークのイレギュラーがあったが、トレンドとしては横ばいといった感じ

【ターミナル駅(15時】】

【繁華街(21時)】

【業態系ワード】

【コロナ前2019年5月対比】

・検索ボリュームに関しては、ほぼコロナ前の水準に戻ってきている
・焼肉、寿司系ワードがずっと伸びてきてるのに対して飲み系ワードはコロナ前から横ばい
・全体の検索数が伸びている中で飲み系ワードは、横ばいor微減
 ⇒そのワードの需要自体が縮小しているor分散している
 ※分散とは居酒屋に含まれていた利用シーンにより詳細化(例:女子会)や別のワードへの代替(例:飲み会→飲まない飲み会→カフェのように)が起きているといった意味合い。

【利用シーン系ワード】

【コロナ前2019年5月対比】

・買い物・お出かけシーンで使われる利用シーン系ワードもランチを除き、ほぼコロナ前に回復
・都内ではまだ在宅ワークへ移行した面もあり回復が悪い。(オフィス街の人出が戻っていない)
・このあたりの影響が、夜の人出にも影響を及ぼしている

【グルメ媒体系】

【コロナ前2019年5月対比】

・グルメ媒体系の指名検索は、ほぼ横ばいor微減で推移。
・ネット予約自体は伸びているので、まだSEOも強く、閲覧数自体は回復してきているのでうまくグルメ媒体を活用していくことは必要
・ただ、新規集客においてのパワーは弱まってきているので店舗からの情報発信の体制を今のうちから整えていた方がいい
・AIをつかったchat形式や音声検索が出てきた場合にどこのページのリンクに飛ばさせるかは重要
 ⇒Owned Mediaの強化は今のうちからしておきましょう

0.3月の東京ターミナル駅と繁華街の人出(6/4まで)

人出は徐々に戻ってきているといった感じはありますが、客観的数値では未2019年1月対比で大幅に下回っている状態です。

【ターミナル駅(15時】】

都内のターミナル駅(15時)は、ゴールデンウィーク中は大幅に減少しましたが、それを除くとほぼ横ばいか微増といった感じでした。

【繁華街(21時)】

一方、繁華街(21時)はゴールデンウィーク中はエリアによって人出にバラツキは出ていました。全体的には4月よりも減少トレンドでの推移となっています。

1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド(期間2012/1/1~2023/5/31 2023/6/10に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

【ワードボリューム昨年同月対比】

【コロナ前2019年5月対比】

 検索ボリュームに関しては、ほぼコロナ前の水準に戻ってきている。焼肉、寿司系ワードがずっと伸びてきてるのに対して飲み系ワードはコロナ前から横ばいで、全体の検索数が伸びている中で横ばいor微減といった状態でそのワードの需要自体が縮小していることが分かる。

2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド(期間2012/1/1~2023/5/31 2023/6/10に取得)
【業態系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)


【ワードボリューム昨年同月対比】

【コロナ前2019年5月対比】

 買い物・お出かけシーンで使われる利用シーン系ワードもランチを除き、ほぼコロナ前に回復。都内では、在宅ワークへの移行が大幅に進んだこともあり、少しずつ本社への出社が増えてきているが回復は悪い。(オフィス街の人出が戻っていない)
このあたりの影響が、夜の人出にも影響を及ぼしているのは間違いない。

3.グルメ媒体系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド(期間2012/1/1~2023/5/31 2023/6/10に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、ホットペッパービューティー、一休)

【ワードボリューム昨年同月対比】

【コロナ前2019年5月対比】

グルメ媒体系の指名検索は、ほぼ横ばいor微減で推移。
ネット予約自体は伸びているので、まだSEOも強く、閲覧数自体は回復してきているのでうまく活用していくことは必要でしょう。
ただ、新規集客においてのパワーは弱まってきているので店舗からの情報発信の体制を今のうちから整えておくことは必要でしょう。やがてAIをつかったchat形式や音声検索が出てきた場合にどこのページのリンクに飛ばさせるかは重要になってくるかと思います。Owned Mediaの強化は今のうちからしておきましょう。

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