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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2024/10/29~2024/11/4)
10月はの検索ボリュームは全国的数%~10%前後落ち込んでいそうです。
外食全般は以前よりも伸びてきているようですが、検索からの予約需要は全体として減少といった構図。検索を使うような目的来店自体は減っているので人気店でないお店から需要が大きく減り、勝ち組と負け組での差は広がっています。
帝国データバンクの発表によると11月の食品値上げは282品目 11カ月ぶりに前年を上回るようです。アメリカ大統領も変わり、為替やエネルギー価格の変動も今後起きると思いますので、そのあたりも色々と原材料価格に影響も出てきそうです。
会場ベストサーチの調査では忘年会の参加人数の微増傾向(■101人以上の予約が前年比で約3.7%増加 ■特に101~200人の予約が前年比で約6.5%増加)、予算も増加傾向とのこと。この調査からは1次会の参加人数や単価は上がりそうですが、そもそも1次会の時間帯は満卓になっているお店にとっては大幅な売上増(単価増はあると思いますが)にはそれほど寄与しなさそうです。それよりも2次会需要の回復が売上に影響してきますが、そちらの回復は今状況を見る限り期待できなさそうです。
・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推推移(2024年10月31日まで)
東京、大阪は依然落ち込みは続いている感じです。福岡は横ばいになりつつあるように見えます。全体的に10月は、全国的に数%~10%前後に落ち込んでいそうです。
【東京】
10月は全体的に10%以上のダウン。若干中華とイタリアンの検索ボリュームが落ち込みが大きいですが、これまでと違って特にいい業態がないという事で市場全体の検索ボリュームは減っていそうです。
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【大阪】
大阪も全般的に10%前後ダウン。若干、居酒屋と焼肉の落ち込みが大きく先月と同じ傾向です。
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【福岡】
他の2エリアよりも落ち込みは小さく。昨年対比で数%前後の減少といったところ。昨対では落ち込んでいますが、トレンドとしては横ばいに近くなってきている感じにはなってきています。ただ、まだ居酒屋にかんしては微減は続いているように見えます。
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・外食に関する消費者の意識調査(頻度、よく利用する業種、外食の理由など)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000077097.html
「アフターコロナとなった現在、お客様はどういった理由で、どれくらいの頻度で外食するのか?そして、そのお店を選ぶ時の手段は?」などを消費者に調査したデータを公開します。
■調査の詳細は下記リンクへ
https://res-star.com/archives/column/survey-research-2410
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・外食チェーン店人気ランキングを調査!1位は、イタリア料理がお手頃価格で食べれるあのお店!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000304.000006308.html
株式会社CMサイトが企画編集する、「ちょっと気になる」を調べたランキングサイト『ランキングー!(https://rankingoo.net/)』は、『好きな外食チェーン店人気ランキング』の結果を、投票者のコメント付きで紹介する記事として公開しました。
やはり、多くの企業で手取りが伸びていないこともあり、価格維持をしているサイゼリアが強いという事なのでしょう。
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・冷凍食品を食べる頻度は「週2~3回」が最も多く、週1以上の比率は54.5%!良く買う商品1位は「餃子・焼売」で、最近の冷凍食品の進化を64.4%が実感
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000106780.html
株式会社mitorizは、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の会員3,009人に「冷凍食品に関する調査」を実施致しました。
このあたりの頻度が多い商品は需要が多く、外食としての頻度の高い商品だと思います。一方でこれらの冷凍食品が競合ともなるので、オリジナリティーがないとこれらとの価格勝負になってしまうので気を付けていく必要がありそうです。
《調査サマリー》
・冷凍食品を食べる頻度は「週に2~3日」が最も多く22.4%、週1回以上食べる人は54.5%
・良く購入する冷凍食品は「餃子・焼売」が51.6%で最も多く「炒飯・ピラフ」「冷凍野菜」と続く
・冷凍食品の購入目的は「自宅での夕食」が60.3%で最も多く「自宅での昼食」「お弁当」と続く
・冷凍食品を利用するシーンは「時間が無くて調理できない時」が最も多く41.7%
・最近の冷凍食品の進化を64.4%が実感しており、実感するポイントは全年代で「美味しさ」が80%超え
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・11月の食品値上げ282品目 11カ月ぶりに前年上回る 2025年の値上げ予定、1000品目を突破 24年を上回るペース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000960.000043465.html
株式会社帝国データバンクは、2024年11月以降における食品の値上げ動向と展望・見通しについて、分析を行った。
<調査結果(要旨)>
■11月の食品値上げは282品目 11カ月ぶりに前年を上回る
■11月は「加工食品」が最多 「菓子」は91品目、35カ月連続で値上げ実施
■2025年の値上げ予定、1000品目を突破 粘着質な値上げ続く見通し
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・台湾喫茶店 囍茶東京(KIKICHA TOKYO)グランドオープン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000019408.html
株式会社ワンセコンドが、2024年11月1日に『囍茶東京(キキチャトウキョウ)』をリニューアルオープンするようです。
テイクアウト主体としていた店舗を、日本で初めての「台湾喫茶店」としてイートイン主体にリニューアル。「喫茶店」の始まりは「お茶文化」であったことから、台湾茶を目一杯楽しんでもらうことがコンセプトです。
伸びていたカフェ需要も検索ボリューム上は横ばいになっていますので、この台湾カフェ系で新たな需要が喚起できるのか?ポイントになりそうです。ただ、過去の緑茶系業態で爆発的に店舗を伸ばしている所がないので、なかなか厳しい面はありそうです。
・【調査リリース】インフレ影響か?!2024年忘年会は1人予算が増加!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000083218.html
会場ベストサーチは、2023年12月と2024年12月の忘年会に対する予約問合せデータを比較分析した結果、2024年は予算と参加人数の増加傾向が見られることが分かりました。
【調査概要】
■対象データ:会場ベストサーチの問合せ情報(主に法人の問い合わせとなっております) - サンプル数:2023年12月 1,207件、2024年12月 1,449件(予算検討中のデータは除く) ### 主な調査結果
予算上限の上昇
- 1名予算12,000円以上の高価格帯の問い合わせが前年比で約18.8%上昇
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2. 参加人数の微増傾向
■101人以上の予約が前年比で約3.7%増加
■特に101~200人の予約が前年比で約6.5%増加
【考察】
1. 予算上限の上昇傾向に関する考察
■世の中のインフレや原材料費の上昇による市場環境の変化
■ 企業の福利厚生等の取り組みの表れ
2. 参加人数増加に関する考察
■コロナからの回復により、大規模イベント開催への回帰傾向
■ リモートワーク浸透による対面コミュニケーション機会としての重要性増大
・飲食店向け店内モバイルオーダー「トレタO/X」とクラウドPOSレジ「スマレジ」が機能連携 ~予約・注文・会計まで一気通貫、飲食店DXを加速~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000038464.html
外食DXで飲食店の課題を解決する株式会社トレタは、飲食店向け店内モバイルオーダー「トレタO/X」は、株式会社スマレジが提供する高機能クラウドPOSレジ「スマレジ」との機能連携を2024年10月29日(火)より開始します。
様々なものが連動しDX化は進み、効率化は進んでいますが、本当の意味の顧客満足度が上がっているか?が重要だと思います。どんなに効率化が進んだとしてもやはり最後は店舗のサービス、品質レベルが重要になると思います。
・【ミライの居酒屋を体験】外食業界初のアバター×ロボットによる完全リモート接客はじめました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000140929.html
アバターダイニングラボ有限責任事業組合、ワタミ株式会社、および株式会社DFA Roboticsは、居酒屋におけるアバターと配膳ロボットを活用した完全リモートでのホールスタッフによる接客の実証実験の第二弾を、2024年11月1日より開始します。
■実証実験の背景
2024年7月から8月にかけて実施した、初回の実証実験では、「アバターとの会話が楽しかった」「まるで店員さんが目の前にいるような感覚だった」といった嬉しい声を多数いただきました。
実証結果として、アバター1名で約20テーブルの接客が可能となり、客単価が約3%向上するといった成果が得られました。この結果は、アバターによるリモート接客が、人手不足の解消や顧客満足度の向上に大きく貢献する可能性を示唆しています。 今回の実験では、これらの成果を踏まえ、アバターと配膳ロボットを連携させることで、より効率的でパーソナライズされたサービスの提供を目指します。
このあたりのアンケートの注意しないといけないのは、楽しかった、満足した=必ずしも「行きたいお店」にはならないこと。最初は物珍しさから、集客できますが、これ自体がその店舗のオリジナリティーになるかというと類似店舗が出た瞬間に陳腐化してしまうものだという事を店舗側は忘れてはいけないと思います。低単価の日常業態であればいいですが、他店舗との差別化を図らなくてはいけない業態においてはなかなか厳しそうです。
・食べログ(カカクコム)の第2四半期決算発表
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2371/tdnet/2519284/00.pdf
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株式会社カカクコムが、2025年3月期 2Q(24年4~9月)決算を発表。食べログの予約事業では、売上が32%増加した。
食べログとしては、海外媒体との連携を推し進めているようです。このあたり、インバウンド集客に強いお店には重要なポイントとなりそうですが、そうでないお店には影響は少ないかもしれません。飲食店側は、自店舗からの情報発信がSNSやgoogleによってできるようになってきていることもあり、今後の集客ルートと予約をどこで処理するか?は考えていかないといけなさそうです。
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・ぐるなび:通期業績予想を上方修正 2024年度黒字化は確実
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001419.000001511.html
・上期の各利益は8月発表予想を上回る。通期の利益予想を上方修正。
・生成AIの本格活用に向けた新たなプロジェクトを始動。
・11月より、楽天会員向け “ロイヤリティプログラム” を本格スタート。
株式会社ぐるなび(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉原章郎 以下、ぐるなび)は、2024年11月1日(金)に2025年3月期 第2四半期(中間期)決算と併せ、通期業績予想の上方修正を発表しました。
好調な食べログと比較して、ギリギリのところで踏ん張っている感のあるぐるなび。楽天ポイントのとの連携も決定打となっていない感じで、今後の年末の宴会需要の回復がなければ、そこに強みをもっていたぐるなびの掲載媒体としての魅力は薄れるばかりかと。
■上期(2Q累計)業績
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■通期利益予想を上方修正
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■生成AI活用による“ぐるなび全体”の技術革新を目指す
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