飲食店の為の『Uber Eats』の基礎知識UberEatsでの売上の上げ方【考え方編】(Uber Eats for Restaurant)
これまでUber Eats のタブレットや管理画面の使い方について記載してきましたので、次は、売上の上げ方の考え方について、記載していきたいと思います。
売上の上げ方は,uberだからというよりも基本的にはこういったネット販売での原則があります。その原則に乗っ取って説明をしていきたいと思います。
今回は、飲食店の方に向けてシンプルにして説明していきたいと思います。
1.ネット販売の考え方
ネット販売の売上をすごーくシンプルに考えると
売上 = 商品ページ閲覧数 × 購買率
とあらわすことができます。商品ページを見た人のうち、どれくらいの割合で購入してくれたか?という事ですね。
ですから、売上を上げるという事は
売上を上げる = 商品ページの閲覧数を上げる × 購買率を上げる
という事になります。
それでは、それぞれの『商品ページの閲覧数を上げる』と『購買率を上げる』に分けて考えていきたいと思います。
2.『商品ページの閲覧数を上げる』について考える
それでは、『商品ページの閲覧数を上げる』方法について考えていきたいと思います。
商品ページの閲覧数を上げる為には大きくは2つあります。
①商品数を増やす
②商品ページへの誘導を増やす
①商品数を増やす
商品ページの閲覧数を上げるならば、単純に商品数を増やせば見てもらえる確率はあがります。ですので、一つの方法としては商品数を増やすという事です。ただし、飲食店の場合は、生産方式が『Just In Time』なので在庫しておくことができません。また、需要に大きな偏りがあるのも特徴です。
(食事をする時間に偏りがあるため)
飲食店においては『商品数を増やす=工程が複雑になる=提供時間が遅くなる』ですので、やみくもに増やすことは結果、お客様からの満足度を下げることになります。
ですので、お客様満足度を下げないレベル(品質、提供時間)で検討する必要があります。
②商品ページへの誘導を増やす
②-1.商品ページへの『導線』を増やす
”商品ページへの『導線』を増やす” こちらは飲食店の方にはあまりなじみのない事かと思いますので、他の事例をもとに解説したいと思います。
この商品ページを店舗に置き換えてみましょう。そうです、単純にお店の集客として考えてみます。
来店してもらうためには、お店のことを認知してもらわなくてはいけません。その為に色々なところにお店の情報を露出させていくと思います。
具体的には、
・店頭看板(野建て看板、駅前看板etc.)
・チラシ
・グルメ媒体(ぐるなび、食べログetc.)
・Googleマイビジネス
・ホームページ
・ネット広告
etc.があると思います。実際に使っているものも多いのではないでしょうか?
これらの店舗の認知してもらうためのルートを『導線』といいます。
すなわち『商品ページへの流入を増やす』方法の一つにこの『導線を増やす』というのがあります。
さきほどあげた『導線』の中で『グルメ媒体』が『Uber Eats』に当たると思っていただけるとイメージが付きやすいかと思います。
ということは、デリバリーの商品の告知を『Uber Eats』以外でもしないといけないのが分かるかと思います。
②-2.『導線』を太くする
先ほどの『導線』を増やすのと共にその導線を太くするということが必要になります。同じ店頭看板でもよりお客様を足止めし、興味をもって来店してもらうといった事が必要になります。このあたりの改善をするために必要な
意思決定プロセスについての考え方は下記の記事に記載していますので、そちらをご覧いただければと思います。
簡単な表現にすると同じ看板でも効果性を上げるといった考え方です。
3.『購買率を上げる』について考える
『購買率』とは、購入した数 / その商品ページを見た数 です。
(アカウント別とか端末別等色々ありますがここでは広義で)
単純に考えるとそのページを見た人の内、何人が購入するか?といった
指標です。
この数値を上げるためには、
ⅰ)『購入する人を増やす』か?
ⅱ)『購入する人を減らさずに商品ページを見る人を減らす』か?
になります。
ⅱ)に関しては、確実に購入するという人が判別できない状態では不可能なので、ここではⅰ)『購入する人を増やす』についてだけ考えるようにします。
ではⅰ)『購入する人を増やす』方法を考えていきたいと思いいます。
基本的には、導線を太くすると考え方は同じですので、詳しくは、先ほどのマーケティング基礎知識をご覧いただければと思います。
皆さんがその商品を購入するためのステップをAISEASで考えると
すでに商品ページまで来ていることを考えるとI(興味を持つところ)までは来ています。後は、他の商品との比較、検討で決まります。
皆さん自身が注文するシーンを思い浮かべたときに何を比較しますか?
大体この3点に集約されると思います。
・美味しそうか? ⇒美味しそうさが伝わっているか?
・何分で届くのか? ⇒できる限り早く提供できているか?
・価格が適正か? ⇒競合と比較して適正か?
これらの要素に対して競合と比較して、負けないように改善をしていくことによって購買率を改善していくことができます。
4.ここまでのまとめ
①売上 = 商品ページ閲覧数 × 購買率
②商品ページ閲覧数上げるには
・商品数を増やす
・商品ページへの誘導を増やす
ⅰ)導線を増やす
ⅱ)導線を太くする
③『購買率を上げる』には
・『購入する人を増やす』
ⅰ)美味しそうか? ⇒美味しそうさが伝わっているか?
ⅱ)何分で届くのか? ⇒できる限り早く提供できているか?
ⅲ)価格が適正か? ⇒競合と比較して適正か?
今回はここまで、次回、実際の『Uber Eats』に当てはめて説明していきたいと思います。
◎お問い合わせ先
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