飲食店マーケティングの為の 『MEO/SEO関連ニュース』(2022/7/16~8/15)
MEO、SEOに関連する消費者の情報取得の変化なども取り上げています。
以前から変化の起きていた若者の検索導線がgoogleからSNSへ移行がかなり目立つようになってきたというニュースが多かったです。tiktokを主体としたショート動画から情報を得るといった流れがかなり大きくなってきているという事と外食や観光に関しては位置情報からのMAP検索がポイントとなっていきそうです。
・Instagramは、人気のある場所を簡単に見つけられるように、新しい検索可能なマップを公開しています
https://techcrunch.com/2022/07/19/instagram-new-searchable-map-experience/?cx_testId=6&cx_testVariant=cx_undefined&cx_artPos=1#cxrecs_s
インスタのMAPが検索機能を向上させてきており、検索の選択肢がgoogle以外に広がっていきそうです。
・Googleの幹部は、InstagramとTikTokがGoogleのコア製品である検索とマップに食い込んでいることを示唆しています
https://techcrunch.com/2022/07/12/google-exec-suggests-instagram-and-tiktok-are-eating-into-googles-core-products-search-and-maps/
・デジタル動画 戦略で注目される、これからの「検索」:Z世代にとってTikTokは新たな検索エンジンに
https://digiday.jp/platforms/future-of-tv-briefing-how-search-stands-to-play-a-bigger-part-in-digital-video-strategies/
ひとつ前の記事の派生ですが、検索主導による動画視聴が YouTube以外に広がってきていることについての考察記事です。
・Facebookとインスタグラム、 D2C の「大黒柱」から転落か:「TikTokとFacebook、両方で勝つことを求められている」
https://digiday.jp/platforms/after-organic-success-on-tiktok-more-dtc-brands-are-diversifying-their-budgets/
上2つの記事の流れで、広告費がFB/instagramから、外部に流れていっているようです。AppleのiOSの変更によって、データターゲティングが弱体化していることに加え、TikTok広告が伸びてきている。
TikTokを模倣したリールは、アルゴリズムがレコメンドする動画を優先する傾向が強まり、一部のFacebook、インスタグラムユーザーを怒らせているようだが、投稿や視聴は着実に伸びてきているといった面もある。今後しばらくは過渡期かと思うので、様々なプラットフォームへの広告が必要となりそうですね。
・Yahoo! MAP、全国で開催される「花火大会」の詳細が地図上で確認できる「全国花火マップ 2022」を提供開始
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2022/07/20a/
ヤフー株式会社が提供する「Yahoo! MAP」が地図上に全国約180カ所の花火大会の開催スポットを “花火のピン”で表示する「全国花火マップ 2022」の提供を開始しました。本機能では、地図上で該当スポットの詳細情報やルート検索なども確認できるとのこと。今後、位置情報での検索はもっと増えていきそうですね。かつ観光スポットの動画や近隣の3D Mapなどの機能も充実していくことを考えるとGoogle、yahoo、apple、そこにInstagramやTikTokも加わり、どこが覇権をとっていくのか?が今後の注目です。
・Instagramが写真のリミックスなど「リール」で使える機能を新たに追加・アップデート
https://find-model.jp/insta-lab/news-instagram-reel-remix/
Instagramを運営するMetaは、Instagramで投稿した複数の写真をリミックスできる機能など、「リール」で使える機能を新たに追加・アップデートしたことを発表しています。様々なクリエイターや友達の作成したリミックスのテンプレートから選択できるなど、リールの機能が新たに拡張されることとなります。Tiktokに対抗していろいろと機能拡充を図ると共におすすめへの動画の比率を増やしていこうという戦略のようですね。
・Instagram、企業とチャットで商品購入のやり取りができる機能を追加
https://find-model.jp/insta-lab/news-instagram-chat-purchase/
Meta社は、Instagramのチャットから中小企業と商品に関するやり取りを直接行うことができる機能を導入したことを発表しています。これにより、Instagramから承認された中小企業と商品購入を検討している一般ユーザーがチャット上で、質問、購入、注文追跡などを行えるようになるとのこと。便利ではあると思うのですが、仕組みが複雑になりつつあり、設定する企業側の負担も大きいと感じています。大手はいいのですが、小規模の店舗ではどんどん対応がしずらくなってきていると感じます。
・10代の若者はニュースサイトよりもInstagramやTikTok、YouTubeで最新情報を得ているという報告(イギリス)
https://gigazine.net/news/20220722-teenagers-sources/
イギリスでの調査の結果ではありますが、どの国でも似たような傾向にあると思われますので、参考までに。
Ofcomの研究者であるテー・イーチョン氏は「今日のティーンエイジャーは、テレビニュースに耳を傾けるよりも、SNSをスクロールして最新の話題を追いかけています。若者はSNSの情報を信頼性が高いものとして評価しているわけではなく、ニュースや話題についてさまざまな意見を合わせて見られる点を高く評価しています」と述べています。
・Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能でよくある質問に自動返信する
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-business-profile-lets-you-auto-respond-faqs/
質問に対しての自動返信する機能です。設定できる質問は 40 文字以内、自動応答で送る回答は 500 文字以内で最大 10 組のよくある質問とその回答を登録することができるようです。今のところまだ日本では質問を入れるのは多くないので、大丈夫ですが、今後を見据えるとよくある質問に関しては入力しておくのもいいでしょう。
・お金を払わないとGoogleマップに★1つのレビューを投稿すると脅す詐欺行為への対処をGoogleが指示
信じられない話かもしれませんが、海外では店舗に対して『googleのレビューで★1をつけるぞ!』といった脅しでギフトカードを送らせるといった事が起きたりしているようです。もしもそういった事が起きた場合は、googleへ違反報告やヘルプセンター経由で相談をするようにしてください。
下記ヘルプセンターのurlです。
https://support.google.com/business/gethelp?hl=ja
・GoogleマップにAppleの「Flyover」のような「immersive view」他2つの新機能
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/28/news092.html
■世界中のランドマークで「Immersive view」を提供
Appleの「Flyover」のような「immersive view」を世界のランドマークで提供し始めました。下記のリンク先のような感じで、リアルにその建物を見ることができます。
google mapのアプリに入って『スカイツリー』を検索すると下のように写真の一番左に表示されます。是非一度試してもらえればと思います。
■「現在地の共有」の目的地に到着すると通知する機能の追加
Googleマップの自分の現在地を他のユーザーとリアルタイムに共有する機能で、現在地を共有している相手が目的地に到着すると通知する機能が追加される。小さい子供さんのいる家庭とかでは便利に使えそうですね。
https://support.google.com/maps/answer/7326816?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DiOS&oco=1
■ 「自転車ルート」の改善
Googleマップでは自転車向きのルートを検索できるようになっています。このルートの情報として、車の交通量の多寡予想、道路の種類(自転車専用道路かどうか、細い道かどうかなど)、急な坂や階段などがあるかどうかを表示するようになるらしいです。
・Google、強調スニペットにMUMを利用。About this resultを日本語にも導入
suzukikenichi.com/blog/google-uses-mum-for-callout-in-featured-snippet/
下記googleからの発表です。
強調スニペットとは、単純な事実について尋ねるような意図を含む検索をした場合に、関連性の高いページから回答部分を抜き出し引用して検索結果の最上部に表示される枠の事です。例)下記が『2022年のお盆はいつ』と検索した場合に表示される強調スニペットです。
ここの部分の回答選出の際にMUM(Multitask Unified Model )という最新のAI技術を導入したとの事です。信頼度の高い記事を複数照らし合わせて内容がコンセンサスがとれいてるか?のをチェックしているようです。これまでですと「スヌーピーがエイブラハム リンカーンを暗殺したのはいつか」という最近の検索では、リンカーンの暗殺に関する正確な日付と情報を強調するスニペットが提供されましたが、実際にはそのような事実がないので、そういったものに対しては強調スニペットが表示されないようになるようです。
使う側からすると便利になっていきますが、サイトへの誘導を考えている立場からするとそこで解決されてしまうのは困るといった一面もあります…
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-supports-new-structured-data-for-pros-and-cons/
↓googleからのアナウンス
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/pros-and-cons
この構造化データのpros and cons で設定することによって、検索結果に下記のように良い点と悪い点を表示できるようになるようです。自社の通販サイトとかを持っている方はcheckしておいた方が良さそうですね。