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2022年5月の外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)

5月はGWもあったこともあり都心部の需要の落ち込みがありましたが、全体的には回復傾向です。ただ、以前から続いている居酒屋系に代表されるアルコール需要の回復はまだまだといった感じです。

◎まとめ

【東京都の人流変化5/30まで】(下記のグラフ参照ください)

 都内の人流ですが。緊急事態宣言明けから徐々に回復はしてきています。(GW期間に関しては落ち込みましたが。)今後インバウンドも解放されていくので、徐々に繁華街の人出は増える要素はありますが、現状ではまだ先行き不透明といった感じです。

【業態系ワード】

・コロナ前2018年5月対比

・コロナ前と比較すると居酒屋・バル系以外は検索ボリューム上は回復している。
・誇張な業態においても組人数の減少、2回転目の減少、競合店の増加なども起きており、実態としては数値ほどの回復はしていないと思われる。

【利用シーン系ワード】

・2018年5月対比(コロナ前)

・利用シーン系ワードもコロナ前と同レベルにまで回復はしてきている。
・一方でオフィス街で昼間事項が戻ってきていない所もあり、実態としては、エリアによってかなりバラツキは出ている。
・ディナーワードは、他のワードに比べて戻りが悪い。

【グルメ媒体系】

・2018年5月対比(コロナ前)

・昨対は上回っているものがほとんど。
・コロナ前を比較すると一休を除き、減少傾向。コロナ前から続いていた微減トレンドに戻ってきた感じ。クロージングサイトとしての役割は大きいので、急激に検索ボリュームが減少することはないだろう。
・あくまでも媒体名での検索の減少であり、未だにページが見られている数は多い。集客力はよわ回っているとはいえ、影響力はまだしばらく続くだろう。

【テイクアウト、デリバリー系ワード】

・これまで安定して『テイクアウト』ワードも直近では減少傾向。
・遅い時間にお店が開いているようになったので、テイクアウトでなくてもいいシーンは増えてきている。
・デリバリーアプリ名検索も減少傾向。全体的なマーケットも一時期と比べると減少してきている。


0.4月の東京ターミナル駅と繁華街の人出

web検索ボリュームではありませんが、参考までに都内の人流の2020年1月比較です。(東京都政策企画局発表)

・【都内ターミナル駅、繁華街の人流】
ゴールデンウィーク後に徐々に回復してきていますが、2020年1月と比較してターミナル駅(15時)で立川で-10%、新宿・渋谷東京駅は-30%前後、品川はいまだ‐55%とかなりバラツキが大きいです。
繁華街(21時)は-21%~-27%とどのエリアもほぼ同様な傾向です。実際の21時以降の人流はもっと減っており、飲み系の業態の業績はさらに悪い状態が続いています。

1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド   (期間2012/1/1~2022/5/31 2022/6/6に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

【ワードボリューム昨年同月対比】
昨年対比では、どのワードも大幅に上回っています。

【コロナ前2018年5月対比】
一方で、2019年と比較すると居酒屋、バルといったお酒主体の業態は80%前後の検索ボリュームとなっています。


2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2022/5/31 2022/6/6に取得)
【業態系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)

【ワードボリューム昨年同月対比】
昨年対比ではどのワードも100%を越えており、順調に回復しています。

【コロナ前2018年5月対比】
コロナ前と比較すると『ランチ』ワードの戻りが90%台のところがありますが、全体的に2019年レベルに戻してきています。


3.グルメ媒体系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド   (期間2012/1/1~2022/5/31 2022/6/6に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、ホットペッパービューティー、一休)

【ワードボリューム昨年同月対比】

一部エリアのホットペッパーグルメを除き、昨年を上回っている状態です。

【コロナ前2018年5月対比】

 コロナ前の2018年5月と比較すると一休を除き、減少傾向。昨対では上回っていますが、コロナ前から起きていた減少傾向の延長の値といった感じになっています。すでに会員登録しているサイトで予約をするといった行動は今後も続くとは思いますので、今後の減少傾向は緩やかになるのではないかと予想しています。
 ※グルメ媒体のアクセス数はこちらとは比例はしていません。見られているのは間違いありませんが、以前のように一番最初にお店を知るきっかけではなくなってきています。

4.テイクアウト、デリバリー系ワード(東京、神奈川、大阪、福岡)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2022/5/31 2022/6/6に取得)
【テイクアウト、デリバリー系ワードの推移比較】※週次推移です。

【ワードボリュームコロナ前対比】

 イートインの回復もあり、21時以降もお店が開いているようになったこともあ影響して、テイクアウトのワードも若干減少傾向が見られて来ました。とはいえ文化としては根付いて来たので、今後も検索ボリュームには出ないところで、定着していくでしょう。
 デリバリーに関しては、相変わらずGoogleでの検索は行われていないので、アプリ内での上位表示が重要となっています。

【デリバリーアプリ名の検索ボリューム推移】

 デリバリーアプリ名の検索も直近ではかなり減少してきています。出前館がCMを打っている割に検索ボリュームが増えてこないところを見ると、アプリのダウンロードもいったん落ち着いてしまっているという事とデリバリー自体の需要も落ちてきていると思われます。

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