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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2024/6/4~2024/6/10)

 6月も1/3が過ぎましたが、景気は相変わらず全体的には悪いです。検索ボリュームの推移も昨年を下回るものが多く、5月の景気動向が悪かった流れもそのままな感じがします。
景気DIを見ても、インバウンド需要の取り込めている、旅館ホテルは数値がいいですが、その他の産業は50を切るところがほとんどとなっており、全般的に落ち込んでいます。
 今後の生き残っていく為の競争はさらに激化していくと思われますので、環境の変化も事前に予測して対策をしていくと共に、キチンと他店との差を作り上げていくことが必要でしょう。

・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推移
 3エリア共に昨年を下回っいるワードが多いです。コロナ中に良かった「焼肉」「寿司」はどのエリアも減少トレンド。その他のワードは微減していたりしますが、横ばいに近い動きをしています。東京だけが「居酒屋」の減少幅が他エリアよりも大きいです。

【東京】
全般的に昨対を10%強下回っての推移をしています。「焼肉」「居酒屋」「寿司」は減少傾向といったトレンドで「イタリアン「中華」は横ばいに近いです。

【大阪】
「イタリアン」、「中華」は横ばいでその他は10%前後減少。全体的なトレンドは微減しています。

【福岡】
先月に続き「焼肉」が昨対74.7%と落ち込みが目立ちます。その他は数%から10%くらいの減少となっています。「焼肉」「寿司」が減少トレンド。その他は横ばいに近い形で推移している感じです。


・2024年5月の景気動向調査 国内景気は2カ月連続で悪化
https://www.tdb-di.com/economic-trend-survey/ets202405.php

コロナ明け後は一時回復していましたが、その後ジワジワと落ち続けており、全体的な消費マインドは落ちています。

■調査結果のポイント

  1. 2024年5月の景気DIは前月比0.6ポイント減の43.5となり、2カ月連続で悪化した。国内景気は、個人消費が低迷したことに加えて、原材料価格の高止まりなどコスト負担の増加もあり、2カ月連続で後退した。今後の景気は、好悪それぞれの要因が表れるなかで、横ばい傾向で推移すると見込まれる。

  2. 個人消費の停滞ほか、原材料価格の高止まりや不十分な価格転嫁などが響き、『農・林・水産』『運輸・倉庫』を除く8業界で悪化した。地域別では、『中国』を除く9地域で悪化した。低調な観光産業は各地域の景況感を下押しする要因となった。規模別では、「大企業」が横ばいだったものの、「中小企業」と「小規模企業」が2カ月連続で悪化した。

  3. 観光DIは46.3と前月比1.7ポイント減の3カ月ぶりの悪化となった。前年同月からは3.6ポイント減の大幅な悪化。企業からは、インバウンドは好調であるが、国内旅行者の消費が低調といった声が多数寄せられた。

・「8月に品切れかも…」強まるコメの不足感 「買いだめ控えて」呼びかけるスーパーも 昨年の猛暑や訪日客増える外食需要影響
https://news.yahoo.co.jp/articles/b72e44eb3525110222e30c5ecbe1c95a82f37d5f?page=1

長野県内のコメの流通現場でじわり供給の不足感が出始めている。一部スーパーがコメの大量購入を控えるよう呼びかける張り紙を掲示。卸売業者にも品薄感を指摘する声がある。

供給が足りなくなるという事はなさそうですが、高品質なものは逼迫する可能性はありそうです。このあたりまた、原価高騰につながりそうなので注意が必要です。


・【ぐるなびリサーチ部】“激辛料理”に関する調査

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001368.000001511.html

「ぐるなびリサーチ部」が、激辛料理に関して調査しています。詳細はリンク先を参照ください。

■「激辛料理」は30代が好む!暑いほど、汗をかいてすっきりすると人気高まる傾向?
 30代男性で「好き」と「どちらかと言えば好き」を合わせた割合が最も高く、30代女性では「好き」と答えた割合が他のどの年代よりも高くなりました。30代は男女ともに「激辛料理」が好きな方が多い

「激辛料理」を食べたくなる気温を伺ったところ「28.6℃」が平均値となりました。



・【独自調査】外国人に人気の飲食店ランキング【秋葉原編】1位は「牛かつ壱弐参」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000565.000024246.html

株式会社movが、各地の飲食店に寄せられた最新の口コミデータから、独自の『インバウンド人気飲食店ランキング』を発表しました。

意外なところで牛カツが人気ですね。あとは、やっぱり秋葉に行ったらメイドカフェなんですね。

■ インバウンド人気飲食店ランキング [秋葉原編]

・【独自調査】外国人に人気の飲食店ランキング【神戸編】1位は「雌牛専門店 板前焼肉一牛 神戸三宮店」:インバウンド人気飲食店ランキング
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000562.000024246.html

先ほどと同様の神戸編です。
神戸はやっぱり神戸ビーフのイメージが強いのですね。

■ インバウンド人気飲食店ランキング [神戸編]


・【2023年下期飲食店動向】飲食店舗物件の駅別賃料相場ランキングを飲食店ドットコムが発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000606.000001049.html

株式会社シンクロ・フードが、飲食店ドットコム上に登録された飲食店舗物件の駅別賃料相場の上位エリアを発表しています。

<概況>2023年下期における飲食店物件の駅別賃料相場で最も坪単価の高い駅は表参道でした。表参道は常に駅別賃料ランキングの上位に位置しており、2023年上期の2位から大きくランクアップした結果となりました。また、TOP10は地価の高い、山手線内側の人気エリアが順当に上位を占めています。

23年度上期と比較すると、全般においては掲載物件数が増加し、坪単価も上昇していますが、TOP10においては坪単価が下がっている駅も見られます。上期には少なかった低単価の手頃な募集物件が人気エリアでも増加傾向にあるのではないかと考えられます。

2023年下期の駅別賃料相場ランキング(上位10駅)
1. 表参道 45,875円 [↑2位 ー1,118円(ー2.3%)]
2. 東京 45,860円 [↑3位 +2,755円(+6.4%)]
3. 明治神宮前 43,178円[↑7位 +1,982円(+4.8%)]
4. 渋谷 42,793円 [↑5位 +112円(+0.3%)]
5. 恵比寿 40,685円 [↑13位 +1,258円(+2.9%)]
6. 西新宿 40,422円 [↑99位 +14,351円(+55.0%)]
7. 銀座 40,269円 [↑11位 +527円(+1.3%)]
8. 原宿 40,156円 [↓4位 ー2,579円(ー6.0%)]
9. 新宿 39,446円 [↓6位 ー2,726円(ー6.5%)]
10. 有楽町 38,667円 [↓8位 ー1,898円(ー4.7%)]


・テーブルチェック導入店舗数、1万店舗突破
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000023564.html

世界中の飲食店とゲストをつなぐプラットフォームを提供する株式会社TableCheckが開発・提供する飲食店向け予約・顧客管理システムの導入店舗数が、2024年5月末日時点で1万店舗を突破したようです。

電話予約が減少し、オウンドメディアからの流入が増えている店舗が多くなってきているようです。このあたりはgoogleビジネスプロフィールからの予約が増えていることの影響が大きいでしょう。徐々にではありますが、自社ページを持つことの重要性が高まってきていると言えるでしょう。

【TableCheck Numbers】オウンドメディア活用進み、約4割が公式ウェブ予約に


・ラストマイル物流「エニキャリ」が「くるめし」と提携、法人向け「くるめし弁当」の配達を東京・神田エリアで開始、配送効率化を目指す取り組み。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000056779.html

出前館が売却した『くるめし』がエニキャリと提携した模様です。


・Uber Eats、サステナブルな容器包装の調達ガイドラインを加盟店舗向けに発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000127691.html

Uber Eats Japan 合同会社は2024年6月4日(火)、 翌日の「世界環境デー(環境の日)」に先立ち、Uber Eats 加盟店舗に向けてサステナブルな容器包装の調達基準を定める「持続可能性に配慮した容器包装等基準」ガイドラインを初めて発表しました。

当ガイドラインは、環境保全団体であるWWFジャパンの監修のもと、リデュース・リユース・リサイクルの「3R」の原則に基づいて作成されています。Uber Eats Japanは本ガイドラインにおいて、使い捨てプラスチックを代替する素材として、リユース容器や再生プラスチック、リサイクル可能なプラスチック、バイオマス素材などの素材を推奨しています。また使用を禁止する素材を明示するとともに、持続可能性に配慮した素材の含有割合や取得を推奨する外部認証などを定義しているようです。

・ハンバーガー業界で“圧倒的な差”をつけるマクドナルド。業界2位のモスバーガーに勝ち目はあるか
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe987cb55abf0df0cf2ac4ba8f0db6078e551a2c

7000億円規模と推計されるハンバーガー系ファストフードの市場規模。各社が物価・人件費・物流コストなどの上昇で厳しい環境で戦っている。市場規模は安定はしているが、ハンバーガーの「400円の壁」というのが存在するのをご存じだろうか。
 マーケティングリサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「価格に関する調査(2023年)」(全国20歳~69歳の男女を対象)によれば、ハンバーガーの最適価格は307円。妥協価格は400円となっている。この壁を越えるために各社がさまざまな知恵を出しあっている。

主にマックとモスの違いについての記事です。今後、低価格帯が品質を上げてきた場合には、他の業態でも同様のことが起きてくるかもしれません。

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