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飲食店マーケティングの為の『フードデリバリー系ニュースまとめ』(2022/7/1~7/31)

 7月は、感染者数の増加もあり外食の需要が落ち込んでおり、一方でデリバリーの売上は上がるかと思われましたが、こちらも需要縮小気味でした。世界的にもコロナの影響も少なくなり、デリバリーの需要が縮小しています。各デリバリープラットフォームも配送の効率化や小売りの取り込み等今後の生き残りをかけての改善を進めています。また、新たに中国ではtiktokの参入といった事も起きており、日常使うアプリからのデリバリー購入といった流れも出てきそうです。まだまだ、需要の伸びる余地はありそうです。

1.一般ニュース

・弁当デリバリーサイトのお弁当デリ、2022年上半期【注文ランキング】を発表!最も注文数が多かった弁当は…?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000047124.html

日本最大級の法人・団体向けの宅配弁当のデリバリーサイト「お弁当デリ」が2022年7月4日(月)、注文データにもとづき(集計期間:2022年1月1日~2022年6月30日)2022年 上半期お弁当デリ年間ランキングを発表しています。人気商品になるかと思いますので、今後の商品開発の参考に。

・デリバリー注文一元管理サービス「Camel」、オーダー管理システム「TakeMe Order」と連携
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000077961.html

 デリバリーの一元管理とレジとのシステム連携です。飲食店のDX化と言った部分で今後もこういった形で連携が取られていくのでしょう。・

・ゴーストレストランのFC展開を手掛ける「Deli Station(デリステーション)」が、2022年6月に日本国内のフードデリバリー月間流通額1億円を突破!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000066749.html

 緊急事態宣言後も売上が着実に伸びており、マーケットがピーク時に比べると小さくなってはいますが、キチンと運営を行うと売上が取れるという事を物語っています。

・デリバリー注文一元管理サービス「Camel」、全国チェーンブランドデリバリー「ご近所キッチン」との連携を開始へ

 複数業態・複数プラットフォームを使ったデリバリーでは、こういった一元管理のサービスは必要となるでしょう。また、自社開発だけでは業態を賄う事も難しいので、『ご近所キッチン』のようなブランドを導入し売上を上げていくのが効率はいいと思います。

・ネットスーパー戦国時代 イオンに西友、Uberも参戦 勝ち抜くために必要なのは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc7f705398ada5871d647cb6ac5cd754022d287

 フードデリバリーではないですが、競合となっていく可能性のあるネットスーパーの動向についての記事です。

・デリバリーの「がっかり」に挑んできたドミノの強さとは? 次に狙うのはコロナで生まれた"第3の市場"
https://news.yahoo.co.jp/byline/maruokashima/20220721-00304096

 デリバリー市場活況の中、店舗展開を加速させてきたドミノについての記事です。


2.海外の状況

・第2回ゴーストキッチン会議の感想 
  6月に開催されたものですが、記事を見つけましたので共有します。
https://fooddeliverynews.com/ghost-kitchens/observations-from-2nd-ghost-kitchen-conference/

 内容でちょっと気になったところを下記に記載
【ロボットレストランが増えていく】
 キッチンでのロボットの役割が見えました. 労働力はレストラン業界にとって大きな問題であり、レストランはロボット工学を使用して、フライドポテトを作るなどのスキルの低い作業を行うことができます. 複数の講演者が、レストランのキッチンにロボットが本格的に導入されるまであと 1 年か 2 年かかると言っていました。

ドローンの登場:】
Brinker International と Flytrex はドローン配送をテストしており、会議での Brinker の代表者は、2 ~ 3 年でドローンの大量配送が見られるようになると述べました。着々と海外では進んでいるようですね。

依然としてホスピタリティに根ざす必要がある
テクノロジーはレストラン ビジネスを変えましたが、複数の講演者は、レストラン ビジネスは依然としてホスピタリティに関するものであると強調しました。ゴーストキッチンやバーチャルブランドも同様です。バーチャル ブランドやゴースト キッチンは、顧客とのつながりを改善する必要があります。

・Uber は、米国での「苛立たしい」食料品体験を変えようとしている
https://www.restaurantdive.com/news/uber-is-looking-to-change-its-frustrating-us-grocery-experience/628279/

 2 年前に Cornershop で大まかなローンチを行った後、Uber は現在、顧客、従業員、小売業者向けに Eats に新しい機能を追加することで軌道修正をはかっているようです。

・DoorDash は、買収から 18 か月後に Chowbotics を閉鎖します
https://www.restaurantdive.com/news/doordash-to-close-chowbotics/626871/

 昨年2月に食品ロボット製造のChowboticsを買収していましたが、早くも撤退するようです。一方で昨年11 月にDoorDash Labsと呼ばれる独自のロボティクス チームを立ち上げ、 「ミドル マイル」の自動化を目指しています。先週、自動配達車の開発を検討していることを示す特許を申請しており、配送の自動化により重点を置いてきているようです。ただ、自動食品調理の探求をやめたわけではないとの事です。

・UberEatsも試験運用開始 「無人デリバリー」の現状と可能性 各国でユニークなロボットが続々登場
https://news.yahoo.co.jp/articles/49f4936b63f4c5279007dc3d4370fcc73eb3c51f

 着々と海外でも無人デリバリーのトライはすすんでいるようです。

・中国の TikTok である Douyin は、ライバルの Alibaba や Meituan に対抗してフードデリバリー市場に足を踏み入れています。
https://techwireasia.com/2022/07/douyin-chinas-tiktok-is-dipping-its-toes-in-the-food-delivery-market-to-rival-alibaba-meituan/

中国の TikTok である Douyin は、Meituan と Alibaba の Ele.me によってほぼ完全に支配されている市場であるフード デリバリー ビジネスへの 2 回目の進出をするみたいです。ドライバーの確保が大きな障害となることが予想されます。すでに、中国では地図検索の機能もつけてきており、レストラン検索としては機能し始めてきているようです。デリバリーへも進出するとなるといずれ日本でもそういった事を始める可能性がありますね。

3.フードデリバリーアプリ関連(国内)

①Uber Eats

・Uber Eats、 7 月 27 日から青森県弘前市、富山県高岡市でサービス開始!
https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/uber-eats-hirosaki-takaoka/

・UberEats、ビジネスモデル転換へ 配達主体を加盟店→自社に、狙いは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/9788052a12bb38d2130a380a0fbd8227998b301b

 これまで自社事業をマッチングサービスと位置づけ、配達サービスの提供主を「加盟店」としていたが、8月からは「Uber」が担うと変更してきています。


②出前館

・『出前館』、「イオンモール」と連携を強化!7月19日より合同販促キャンペーンを開催 〜全国103か所の「イオンモール」が『出前館』に対応~全国各地のイオンモール内の飲食店のデリバリーをお得に頼める!~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000321.000029254.html

 平日のモール内の店舗は余裕があるので、デリバリーでの売上が立てば非常にうれしいと思いますが、103カ所ものエリアで配達員の確保が出前館の方でできるのか?が疑問です。

・『出前館』、ミニストップの店舗を大幅に拡大!約700店舗でデリバリーが可能に ~2022年中の目標の約7割の展開完了~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000323.000029254.html

 出店は進んでいるようですが、配達員の確保は追いついていない気がします。

③Wolt

・Wolt Market閉鎖??
公式からは発表がされていないですが、twitter上で配達員の人たちから、情報が上がっているようです。やはりクイックマート系は簡単にいかないのでしょう。食料品は温度管理と日付管理も必要となるのである程度の販売が維持されないと安定した運営は難しいでしょう。そういった意味で、自社ではなくスーパーやコンビニとかとの提携に舵を切っているのでしょう。

・おもてなしデリバリー「Wolt (ウォルト)」 福岡エリアでQコマース(食料品や日用品の即時配達)を拡大!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000051508.html

 Woltは、福岡エリアにおけるQコマース(食料品や日用品の即時配達サービス)をさらに強化しているようです。

④menu

・デリバリーアプリmenuに、ホームセンター「ニシムタ」が加盟 食料品からカー用品まで、およそ2000品目以上の商品をお届け開始!鹿児島エリアで7/1(金)より
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000046860.html

・menuデリバリー配達料無料特典をおためしできるチャンス!7日間無料トライアル「おためし配達料無料」をスタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000046860.html

 KDDIとの提携したこともあり、auスマートパスプレミアムのサービスの一環としてmenuでは、デリバリー注文額や回数に関係なく、少額から何度でも配達料無料といったものを組み込んでいます。その認知アップとしてキャンペーンのようです。配達員の確保ができていなければあまり意味がないと思ってしまうのですが、大丈夫なのでしょうか?

・デリバリーアプリmenuが、約4,000品目の品揃えで地域を支えるスーパーマーケット「そうてつローゼン」の商品をお届け!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000046860.html

 小売りとの提携も積極的に進めています。

⑤エニキャリ

・ラストワンマイル物流「エニキャリ」が、5.5億円の資金調達を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000056779.html

 第三者割当増資による総額約5.5億円の資金調達を実施したようです。これにより累積資金調達総額は約12.5億円となります。


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