女性エンジニアが考える体調と仕事のコントロール術
こんにちは、チーム省エネのちなすけとカオルコです。
私たちは同世代エンジニアのコンビで、ゆるゆるとエンジニアのお仕事をしながら日々生活との両立を頑張っています。
今回はそんな私たちの体調と仕事のコントロール方法について考えていきたいと思います。
以下、ち)ちなすけ / カ)カオルコ でお送りします。
ち)この歳になって結構生理前の体調不良が増えてきたんですよね。
カ)体調が悪い時期に大事なMTGが入っているとストレスになっちゃいますよね。妊活とかも両立しながら業務外で勉強の時間を作ろうとすると消耗しそうで不安です。
ち)そうなんですよね…自分のキャリア的に管理職となると業務時間内で勉強の時間を確保するのが難しくなってきて、かといって仕事終わって体調不良でへたってる時に勉強もできず、仕事に自信が無くなる時があります。
1. 体調不良の正体とは?
生物学上女性である私たちを悩ませる「生理・妊活」を例に挙げてみましょう。それは毎月周期的に訪れ、ひと月の生理前の2週間ほど私たちを不調にさせ、さらに1週間ほどは貧血で悩まさせます。(個人差はあります)
さらに月経不順や婦人科系疾患・妊活・不妊治療に焦点を当てると、ホルモンバランスの乱れやホルモン治療による副作用などの体調不良が発生します。
生理に限らず、生活をする上でさまざまな体調不良が発生します。仕事による体の疲労感やストレスなど、さまざまな要因から不調が引き起こされます。不調をゼロにすること残念ながら難しいです。
どう向き合って仕事と両立していくかを考えていきましょう
2. 体調不良を予測・コントロールする
上記で述べた不安要素を減らすことはできますが、ゼロにすることはできません。私たちは不調と共存しながら生きていく必要があります。
ピル・鎮痛剤を服用してみる
私ちなすけは高校から約10年間ピルを服用していました。その間は周期的に生理が来て予測することができ、さらには大事な予定(旅行など)とかぶらないよう調整して運用していました。生理痛やPMS、血量に関しても飲んでいない時よりも緩和されていた印象です。ホルモンバランスをコントロールするので、服用時は吹き出物はほとんど出来なかったです。
少し古い記事になりますが、女性ホルモンの基礎知識やコントロールを学ぶことで、仕事のパフォーマンス向上につながるという調査結果が出ています。
ある程度予測のできる状態だと、来る辛い日に備えて準備ができます。ヤーズフレックスのように最長120日飲み続けることができるピルも存在するので、大事な仕事の期間に被らないようにコントロールすることもできます。
ただ、ピルは生理不順の根本的な改善の作用があるわけではありません。私自身10年間の間、自分の体は加齢による不調が年々増えていっていたのですが、ピルによって月経をコントロールすることで不調が改善された感覚となり、本質的な不調を見落としてしまうこともありました。
ピルでコントロールしながら、同時に自身の健康へのリテラシーを高めることが必要です。
少しでも不調がある方は気軽に婦人科へ受診してみてください
3. 体調不良を限りなく少なくする
まず考えられるのが体調不良を少なくすることです。
代表的な不調は以下が挙げられます。
・生理などの周期的な体調不良
・姿勢の悪さから来る肩こり・目の疲れ
・便秘・下痢・冷え症
姿勢の悪さ
リモートワークが増えて家で仕事をする方も多くなってきました。パソコンを長く扱う場合、姿勢が猫背になり肩・首に負担をかけてしまいます。首は自律神経を正常に保つ上でとても大事な部位の一つです。自律神経が乱れると精神不安や睡眠不足などさまざまな不調が発生します。
猫背になるようなパソコン・キーボード・モニターの配置ではありませんか?座っている椅子は腰に負担がかかるような椅子ではありませんか?
私ちなすけのセットアップは、昇降式デスクとノートPCを目線の高さにするスタンドを取り入れるなど、姿勢が悪くならないような環境を作っています。生活の中で長く過ごす場所の環境を見直すことは不調を改善する第一歩です。
まずは仕事場の環境を見直してみてください
サプリで必要な栄養素補給
食事で1日に必要な栄養素を摂取するなんて、仕事や家事と両立しながらだととてもハードなタスクです。頼れるものは頼って補っていきましょう。
特に私たちがおすすめのサプリや健康補助食品を一部紹介します。
・カオルコおすすめ
便秘解消などの目的で使用しています。
・ちなすけおすすめ
代謝機能の大黒柱である肝臓を労るとダイエットや起床時のスッキリ感などいろんなメリットがあります。
特に疲れが溜まって不調な時は、チョコラBBと葛根湯で軽症のうちに回復するように努めてます。
その他マルチビタミンや栄養ドリンクなど、自分の目的や継続しやすさによって最適なサプリや健康補助食品があると思います。
普段の食事やサプリで栄養素を気にかけて、睡眠の質向上を図ったり疲れにくい体を手に入れることも、仕事と体調を両立しパーフォーマンスを上げるには必要な要素の一つです。
不調を改善するための栄養素の手軽な補給方法を検討してみましょう
習慣の改善
具体的に私たちが行っている改善法を挙げてみました。
・冷たい水は飲まない
・毎日湯船に浸かる
・運動・ストレッチ
・睡眠環境の改善
・瞑想・マインドフルネス・ヨガ
冷え性防止のため、白湯や常温の水を飲んだり湯船に浸かったりしています。以前は平熱が低かったのですが、何年も改善に取り組むことで平熱が高くなり基礎体温が安定してきました。冷えは万病の元ですので根気強く改善していきましょう。
また、瞑想やマインドフルネス、ヨガニードラなどは、仕事とプライベートを切り離す作業にとても有効です。職種によっては仕事を完全に考えないようにするのは難しいことですが、せめて寝る前だけでも完全に忘れて、睡眠の質を向上させましょう。
ここで私ちなすけがお勧めするのは Netflix のヘッドスペースのガイドラインシリーズです。気軽に瞑想を取り入れることができるのでぜひ試してみてください。次の日の頭のスッキリ感が段違いに良くなります。
4. 家庭のストレスを減らす
体や心を休めるための場所の一つである家。しかし、家に戻ってもなかなか休まらない状態が続くと疲労回復が捗りません。あなたにとって、家でストレスに感じることは何ですか?
カオルコのストレスを例に考えてみます。
・夕飯のメニューを考えて買い出しにいくのが地味に大変
・食器あらったり、洗濯したり、生活上のタスクも地味に大変
・「仕事終わったらアレしてコレして」と気持ちが休まるタイミングがない
・生理期間でパフォーマンスが落ちていると、できない自分に心底嫌気がさしたりする
家事タスクに関しては、乾燥機付き洗濯機・食洗機を積極的に取り入れて家事の自動化を推進ことで、地味に積み重なっていく日々のタスクから解放されそうです。初期投資は大きいですが、塵も積もれば山となり、価格以上の効果を発揮するでしょう。
また、パートナーがいる場合、家事分担も課題になってきます。なぜ自分が家事を多めにしないといけないのか理解ができないまま、誰もしないので仕方なくやる、という方も多いでしょう。家事分担に焦点を当て、私たちの家庭での工夫を例に挙げてみましょう。
(ちなすけ家)
・月一で家事のKPT
今月やって良かった事と課題を出し合って、翌月のお互いの具体的な改善アクションを決めます
Keep: 継続すること、Problem: 課題に感じること、Try: 課題解決のための施策、を洗い出して検討します。これはパートナーの有無に限らずあらゆる反省・改善において運用できる手法です。改善アクションまで落とし込み、言質を取ります。
家庭でのKPT運用に関してはこちらの記事に詳しく書かれているのでご参照お願いします。
(カオルコ家)
・必要に応じて話し合いイベントを設ける
・買い物は2人で週一まとめ買い
・夕飯は仕事が先に終わったほうが作る
・作らなかった人は洗い物をする
・毎週土曜日に家の掃除を全体的にする
分担もとても重要なのですが、「二人で何かをする」もとても重要だと感じます。タスクを一緒にこなすことは分担の平等にも繋がります。
環境をより良くするための対話はケンカではありません。パートナーとの間での課題感の共有こそがストレスを軽減する第一歩かもしれないですね。
家事の作業分担のためのコミュニケーションを積極的に取りましょう
まとめ
・婦人科に通ってみる
・日常の作業環境を見直してみる
・自分の不調に応じてサプリ・薬を頼る
・家庭の自動化推進
・パートナーがいる人はコミュニケーションを積極的に取る
とはいえ、私たちも完全にコントロール出来ているわけでありません。これを機にぜひ皆さんのコントロール術をいろんな人にシェアしてみんなで幸せになっていきましょう!
あとがき
ち)記事を書いてみて、自分が直面している課題と向き合えた気がします。さらに改善の余地がまだまだあるのだと気づかされました...
カ)たしかに…。あと、こういう課題に対して日々向き合ってる自分たちを褒めてあげたい気持ちにもなってます。えらい。
ち)この記事を今読んでいるみなさんは、改善しようと行動に移していると思うので、ぜひ今から自分のためのケーキを買ってきて盛大に自分を甘やかしてください!そしてまた、明日からも頑張りましょう!
(サムネイルイラスト by Open Doodles)