多浪の就活について

結論:企業によって厳しくはなるけど挽回可能

はじめに

 こんにちは、就活犬です。自分は一浪して入った大学を訳あって中退して2年空いて今の大学に入学した4浪になります。自分は体育会所属でもなくアルバイトやサークルのガクチカもない雑魚就活生なので自分の就活経験は多浪就活の良いベンチマークになるかと思い記事を書きました。
 自分は片親の母子家庭なので家庭内に見本にする社会人がいなかったのもあり、というか多浪した時点で研究志向だったのもあるんですが、修士1年まで就活に関して知識も関心もありませんでした(4年制の薬学部で99%くらいが院進する環境なので学部卒での就職は全く考えていませんでした)。何故修士で就活することになったかといえば、たまたま仲良くしていた同期がかなりの就活志向だったのと、研究室の先輩方のほとんどが修士卒で就職したからというのが大きかったと思います。

自己紹介

大学: 国公立理系修士
ギャップイヤー: 4浪
志望業界: コンサル、製薬
資格: 運転免許 TOEIC 990点 TOEFL iBT 96点
バイト: コンビニ、(家庭教師)
課外活動: なし
留学: なし

就活の流れ

 前置きが長くなりましたがまず一般的な就活の流れを解説したいと思います。企業によって千差万別ではありますが、一般的な流れは次の①〜④(③は業界によるかも)になります。

①ES
 エントリーシートです。学歴や生年月日などの基本情報に加え、志望動機とか学生時代力を入れたこと(ガクチカ)、その他人生経験や価値観について企業によって違った色々なことを訊かれます。

②Webテスト
 言語・非言語能力及び性格を見られるPCで受験するタイプのテストです。大体の企業はTG-web、玉手箱、SPIの3種類のうちどれかを課します。基本使い回しはできないのでエントリーする企業の数だけ受験することになります。解答集が出回っててカンニングしてる学生もいるらしいです。

③グループディスカッション
 5〜7人ぐらいのグループで与えられたお題について1時間ぐらいで議論をして結論を出す過程を通じて論理的思考能力()とかチームでの動き方とかを見られます。僕は嫌いです。

④面接(複数回)
 ESに書いたことや書いてないことを対面またはオンラインで深掘りされます。複数回と書いてありますが基本回を重ねるごとに上の役職の人が面接官になります。

④その他
 企業によって対面で受けるテストとか、コンサルだと普通の面接とは性質も異なるケース面接とかを科されます。大半の企業の本選考は①〜④で内定が出ます。インターン経由の場合は①〜④の後にインターン(グループワーク)が入ってその後再度面接があって内定とかだったりします。

多浪が影響するところ

 多浪だとどこが影響を受けるかというとESが影響を受けます。ESはほぼ全ての企業で一次スクリーニングとして用いられますが、逆にいうとESさえ通ればその企業はギャップイヤーで落とさない企業だと言えます(最終選考で全く同じ評価の2人のうちどちらかを落とすとなったらギャップイヤーある方を落とすとかはあると思います)。ESでどういう形で多浪を申告することになるかというと、高校の卒業年度と大学の入学年度を訊く設問があるのでそこで伝わることになります。
 ESが影響を受けるということはESをもとに行われる面接も影響を受けるんではないか、という問いに対する答えはYes寄りのNoです。まず、そもそもギャップイヤーがNGならESの時点で落とされているので面接まで通ったらギャップイヤーは許容してくれているという認識で良いと思います。面接でのギャップイヤーの深掘りですが、少なくとも自分は今のところ一度も訊かれていないです。ガクチカからの繋がりで自分から話すことがあったり、「面白い経歴をお持ちですね」と言われたことはありますが、それに関して詰められるということはありませんでした。

ギャップイヤーに寛容な企業と厳しい企業

 で、どれぐらい多浪が原因で落とされるかに関して、検証のしようがないので肌感になりますが、①パフォーマンスに関わらず落とす企業、②パフォーマンスで挽回可能な企業、③全く気にしない企業の3種類があって、体感では1:2:1くらいであると思っています。
 ①は日系企業に多いです。自分が①を感じたのは某日系のコンサル2社の選考です。そもそもコンサルはESが基本的に400字の志望動機のみ(多分ほぼ見られてない)で、学歴+Webテストが良ければ大体書類は通過します。
A社、というか🆎社はインターンに2回エントリー(ビジネスと公共経営)しましたが2回ともESで落ちました。
B社、というかBC社に関しては落ちる人はほぼいないとされる大学限定の選考会に自己PR動画まで作成して2回落ちたのでギャップイヤーフィルターはほぼ確実にあると考えています。
 ②、③は外資系企業に多い印象です。そもそも海外だとギャップイヤーが珍しくないのに加え、実力主義の色が強く転職も盛んなのが背景にあると思っています。"JTC"色が強くなればなるほどギャップイヤーに厳しい印象です。メーカーはES通過/落ち半々くらいでしたが、コンサルは上に挙げた2社以外に出したところはほぼ全てES通過しました。

最後に

 最後に、自分の就活のレベル感が分からないと「ギャップイヤー関係ないだろw被害妄想乙w」になりかねないのでインターン参加企業を掲載しておきます。
夏:ZSアソシエイツ
秋:KPMGコンサルティング、クニエ
冬:三菱総合研究所、中外製薬

ギャップイヤー持ちの皆さん、努力次第ですので腐らずに頑張りましょう。


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