オジサンってカッコいい
「三が日」という言葉が古くからあるくらいなので、正月というものは1月3日までと考えた方がいいのだろう。
1月4日からは、休み気分からも祭り気分からも抜け出し「勝負の年のスタートダッシュを!」と思いつつ、やはり己のなまけもの体質を呪ってしまうような時間を過ごしてしまう今日。
このまま家にいたらヤバイと感じ、街まで出てみたものの、カフェでNETFLIXを見続けてしまう今日。(スペイン語の連続ドラマ『ペーパー・ハウス』が止まらない)
あまりのも生産性のない午後を過ごしてしまいそうなので、なんとか頭を冷ますため、なんのプランもないままに #note書き初め でもすることに。
ゆっくり過ごそうと心に決めて臨んだ令和最初の三が日。
地元の友人と久しぶりに会い、酒を交わしてみたのだが、これが想像以上に楽しくて。
特段面白い出来事があったわけでもないのが、これがまたよかったのかもしれず。
いつも以上に酒も進んで、昔話にも花が咲き、極上な時間を過ごすことができました。(酒がとにかく進む進む)
だから話のネタはこれしかないだろう、と。
久しぶりに会う友人たちは、3児の父だったり、事業を起こして頑張っていたり、その世界では皆が知るクリエイターだったり、故郷から遠く離れた場所でカフェを経営していたりと、それぞれの人生を頑張って生きていていて、本当になんかみんなかっこいいオジサンになっているなぁと誇り高い気持ちでね。
オジサンってカッコいいんだなぁって。
オジサンである友人たちも、オジサンである私に褒められたところで、何も嬉しいこともないだろうし、オジサンがオジサンを褒めるというのは自画自賛というか自傷行為というか、本質的にはダサい行為なんだろうけど。
ステキだったものはしょうがない。
何にも怖いものなんてなかった10代の頃の自分を知る友人たちだから。
私も彼らにカッコつけることもなく。
彼らも私にカッコつけることなく、ただただ目の前に流れてくる、話をただただし続ける40代のオジサンたち。
普段の飲みの席だと、面白いと思われたいから面白そうな話題を選んだり、バカだと思われたくないから知的な話題を選んだりと助平心満載で、酒席の会話も中身に気を遣うことが多いと思うんだけど。
ちんことおっぱいとうんこの話だけで朝まで行けそうなテンションで、子供の頃みたいな純粋な時間を過ごすことができるってのは。
地元の古くからの友人というのはもちろんだけど、歳を重ねたことで、見栄やプライドで自分を必要以上に良く見せようという気持ちがなくなったことが大きいんじゃないかなぁ。
仕事や社会的地位や経済状況など関係なく友達の前に居られるのって自分がオジサンになったからだし、みんなもオジサンだから。
何歳からオジサンなのかは気の持ちようかもしれないけど、「40代まだまだ若い」よりも、「40代いいオジサン」の方がカッコいいなぁと。オジサンになってよかったなと思う瞬間でした。
人生100年時代と言われる昨今、何歳までオジサンと言っていられるのかも楽しみだし、今後、「おじいちゃんってカッコイイ」という境地に行けることが楽しみだなぁと感じる、三が日。今年は良い年になりそうだ。