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webキャンパス「つなキャン」開設しました。

こんにちは。南田です。
21日にリリースを出しましたが、web上に仮想キャンパスを開設し、全国の高校生や大学生が地域や社会人とつながることができるオンラインキャンパス「つなキャン」を立ち上げました。

つなキャンpeatixトップ

リリースは、こちら
『Webで繋がるキャンパス「つなキャン」開設。参加者、協力機関の募集をスタート』

16団体との連携でスタートした取り組みも、ここ3日の間に協力機関の応募が増え続け、現在60機関(一部個人含む)からの協力の申し出が届いています。(ありがたい)

※現在公開済みの連携先はこちら。

アイコンマップ3

地域のNPOや企業だけでなく、大手企業からの応援も集まりつつあります。
ありがとうございます。

※中日新聞にも記事があがりました。4月26日付け

元々は大学生版のワーケーション企画からスタート

この仮想webキャンパスは、新型コロナの国内感染が広がり始めた2月から3月頃は、別の形で想定をしていました。日々眺めるTVの中で、教育機関の休校が相次ぎ、大学の授業開始の後ろ倒しや、一部オンライン化の動きも起きていることがニュースに。

「あぁ、これは結構しんどいやつだ・・・。」
と思っていました。自宅でパソコンやスマホに終始向かい合うオンライン授業、自粛等によるキャンパスライフの欠如、慣れない環境の中で、授業はもちろんキャリアや就活についても考えないといけない。wifi環境の問題にも直面する。大変な環境におかれる学生がいるだろうなと。

他方、僕ら地域は、インターンシップをはじめ大学生と地域のつながり機会を全て実施不可となるリスクにも直面していました。これまで当たり前にできていた実践型インターンシップなどが、移動制限や外出自粛等の流れの中で実施できない場合、大きな転換を余儀なくされる状況になるなと感じていました。

そういう状況であれば、発想を少し変えて、オンライン授業だからこそ、どこに住むかはあまり重要にならないのだから、地方に一定期間移住しながら、オフィスから授業に出席し、隙間時間や授業後に地域のNPOや企業でインターンシップをする。というようなモデルはできないか?それだったらwifiとか通信環境の問題を一定クリアできる。

「全国各地の地方創生の仕掛け人たちのもとに移住し、オンライン授業と隙間時間のインターンシップを提供する学生版のワーケーション」

これが良いなと思って企画を詰めていたのが始まりでした。

移動そのものが制限される中、全てオンライン化へ

ところが、いざリリースしようとしたタイミングで東京での感染拡大が加速し、急激に移動そのものを制限する自粛要請が全国に拡大。移動を促す取り組みそのもののが炎上しかねない状況に。

準備してきただけになんとかできないかとも思いましたが、リスク全体を考慮し、企画は中断することに。とはいえ、大学オンライン化の流れは益々加速し、全国各地で半年間は学外活動禁止やインターンシップの中止、原則オンライン化への移行などの方針が発表されていました。

この状況でできる打ち手は「オンライン」しかない。
うーんと頭をひねらせていたのは4月上旬。オンライン上で出会う。オンライン上で参画する。

そんなときにヒントになったのが、N高に通う高校生。
3月中旬に岐阜で開催したオンラインで地域企業と出会うイベントに来てくれていた高校生が、その後面白く思ってくれたからか、継続して遊びにきてくれるようになりました。(G-netが毎日開設しているオンライン上のオフィスに)

新聞読んで気になるニュースを投稿してくれたり、オンラインツールの使い方を教えてくれたり、次やる高校生向けプログラムのディスカッションに参加してくれたり・・・。気がつけば、あいた時間でお手伝いをしてくれるように。

「あぁ、こういう関わり方から始まるものもあっていい。」

彼との交流の中でオンライン上のつながりでも、今の環境で十分価値ある機会提供ができる、そう思えるようになってきたのがつなキャンへとつながります。

オンラインの特性を活かし、地域や多様な社会人と日常的に出会える

その後2週間、コンセプトや目的の設計、巻き込みたい連携先へのアプローチやロゴ、リードページの作成などを経て、リリースとなります。

つなキャンで実現したいことは、
1,日常の中で多様な大人と若者の交流が生まれる(作り込まない出会い)
2,ローカルからグローバルまで多様なキャリアがそばにある
3,キャリア相談や起業相談など気軽な相談機会が当たり前にある
4,全国各地の多様なコンテンツに出会える
5,大人も学生も、どちらかが支えるでなく、お互いが学び合える
こんなことをイメージしています。
ここから多様なコラボレーションや新型コロナをきっかけとした新たな事業が生まれてきても面白い。

そして、新型コロナの終息が見えてきたときには、グッと我慢していたものが爆発するように、リアルな地域との出会い、人との関わり合いへとつながると僕らとしてもうれしいです。

ニーズに対する最適化じゃなく、日常から生まれる偶然を大事にしたい

情報にオンラインですぐにアクセスできる今、機会は常にニーズとセットで存在しているように思います。でも、違った入り口から始まる形もあって良い。インターンしたいからインターンのイベントに行く、就職したいから就活イベントにいく、とかじゃなくて、ランチで雑談してたら興味を持ったので調べる、話が楽しかったから旅行次いでに訪ねてみる、みたいなところから始まるものが増えてもいい。

つなキャンは、たくさんの機会を提供する場でありたいと思う一方で、余計な機会作りに焦らず、日々日常の中でオンライン上でつながるということを中心に据えていたほうが良いと考えています。

キャンパスらしく、色んな人が色んな目的でそこにいる
こういう場にしていきたいなと思います。

まだまだ募集はここから。色んな地域から色んな学生が参加してくれるとうれしいです。関心ある人はぜひこちらから登録してください。

つながるキャンパス「つなキャン」

つなキャン全体図


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