ハッチの米国株マーケットセミナー 2021年4月22日の回の振り返り。
2021年4月22日に開催されました、マネックス証券チーフ外国株コンサルタント岡元兵八郎さんによる「ハッチの米国株セミナー」について内容を振り返ってみましたので、ご興味のある方はお読みいただければと思います。
※こういったまとめの記事を書くのは慣れていなので、色々と読みにくい・わかりにくい点があるかと思いますが、どうか温かい目で見ていただけると幸いです。
動画はこちらから視聴可能です。
株式投資をする時の注意点
株価は上げ下げがある。
買う銘柄の将来像を描けるか?将来像が持てない銘柄は持たない。
取れないリスクを取っていないか?
ロックフェラー・キャピタル•マネジメント社CIO デイビット・P・ハリス氏のインタビュー
最初にあげた動画の中でもインタビューが出てきますが、インタビューの全般をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
デイビット・P・ハリス氏はロックフェラー・キャピタルマネジメントのCIO(投資判断の最終責任者)/アセットマネジメント部門のプレジデントをされている方だそうです。
ロックフェラー・キャピタル・マネジメントは、ロックフェラー氏の残した遺産14億ドル(これは当時のアメリカのGDPの1.5%だったそう)と他人の資産運用で運営されている会社で、ロックフェラーは1960~1970年にESG(環境•社会・ガバナンス)という観点を考え始めていたそう。
株式の保有については年回転率30~35%でバリエーションで判断していて、中には10~15年持つ場合もある。
リスク調整については目標株価になれば売却する場合もある一方で、ストーリーがあるなら保有することもあり、1~2年前に売却しても経営陣やストーリー、株価で再度買うこともある。
株式の購入について、企業が悪い決算だったとしても長期的な視点で成長が望めるならチャンスと捉えている。
大事なのは自信過剰にならないこと。特に良い相場では自信があるのは当たり前。
旬のトレーディングはしない。頻繁に動かさないとのことで、安く買って高く売るのは難しい。
債券の情報を大事にしていて、イールドカーブに注意している。物価の上昇がインフレにどう動くか見ている。
非農業部門の雇用統計については頼りすぎない。
決算については、3年または四半期の業績を見ている。
自分達で定めたバリエーションの規律を守ることが大切で、価格が守れないと思ったら売却している。
また、ドルコスト平均法は人間の間違いを防げるので、期間を月や四半期や数年に分散すること。
決算を重視して株を買う場合でも、決算前に50%、決算後に50%買うなど全額投資をしないことが大事。
小型株の決算については10~15%下がっても全部売らない。
米国は、起業家精神のある国であり、資産効果やテクノロジーが欧州よりも進んでいる。
IT・ゲノム・血液でがんを発見できるなどの分野は米国が先行していて、米国は成長に常に投資している。
今後期待するイノベーションテクノロジーに関しては、気候変動やヘルスケアに注力している。
最後に日本人にとって円安はプラスでドル平均法を生かすチャンスとのことでした。
Yahoo!ファイナンス(アメリカのサイト)を使ったコンセンサス、目標株価の探し方
今回の内容の中にYahooファイナンスの使い方についての解説がありました。
使い方に関してまずYahoo!ファイナンス を開きます。
以下銘柄を検索したときに出てくる画面についての解説です。
Summaryの項目にある「1y Target Est」がアナリスト予想。
Analysisの項目にある「Earnings Estimate」が収益予想。
「No. of Analysts」は何人のアナリストが予想しているか?で人数が多いほどいい。
「Low Estimate」は一番低い。「High Estimate」は一番高い。
画面右側に「Recommended ration Trends」というグラフがありますが、
「Strong Buy」なら買い推奨、「Buy」は普通の買い、「Hold」は中立、「Underperform」はS&P500より低い、「Sell」は売りとなります。
同じく画面右側の「Upgrades&Downgrades」の項目には格上げ・格下げをどこの会社のアナリストが判断したかわかるようになっており、格上げしている人が多い=参考になるとのことで、アナリストが動くと株価が動く。数も大事だが、大手の人の方が良いとのことでした。
また、Statisticsの項目の「Trailing P/E」は過去の実績。
「Holders」では株式保有者の内訳が分かります。
「Sustainability」の項目ではESGの評価を知ることができます。
収益確定のタイミングについて
投資目的で考えて現金化する必要があるなら売る。
個別銘柄では価値がないと思ったら売るとのことでした。
※今回の記事の内容につきましては2021年4月22日に行われたマネックス証券「ハッチの米国株マーケットセミナー」の内容について、自分でメモとして記録した内容を元に記事にしています。そのため実際の内容と異なる場合がございますのでご了承ください。また投資については自己判断でお願いします。また投資結果について責任は一切負いません。
岡元さんのセミナーにご興味をお持ちになった方はマネックス証券の口座開設(無料)をすることで視聴可能となりますので、まずは口座開設をすることをオススメします。
今日の言葉
どんな悲しみや苦しみも、必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では、「日にち薬」と呼びます。時間こそが、心の傷の妙薬なのです。
瀬戸内寂聴 作家/1922~
いのちの言葉編集部 編 ハルキ文庫 癒しの言葉 より
読んでいただいた方の人生が「良い」方向へ向かうことを願っています。人生ぼちぼち適当に。のんびりいきましょう。