GLP-1受容体作動薬の臨床試験結果は、どれだけ一般化が可能なのか?
GLP-1受容体作動薬は複数のランダム化比較試験において、心血管アウトカムに対する有効性が示されている。2型糖尿病治療薬において、心血管予後を改善しうる薬剤が少ない中、経口セマグルチド製剤の開発など、同クラス薬剤への関は高まっているように思える。
これまでに報告されている主要な大規模臨床試験の結果を【表1】にまとめる。効果サイズは決して大きくはないものの、LEADER試験、SUSTAIN-6試験、Harmony Outcomes試験では、プラセボに対する非劣性のみならず優越性も示された。
【表1】GLP-1作動薬の主要心血管イベントに対する有効性
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