Excelでグラフを作成する方法について
初心者の方にもわかりやすいように、順を追って説明していきます。
今回は特に「棒グラフ」を例に取り上げ、基本的な流れを解説します。
注意点も併せて記載しますので、スムーズにグラフ作成ができるようになります。
1. データを入力する
まずは、グラフを作成するためのデータをExcelのシートに入力します。
データが正しく入力されているかを確認することが大切です。例えば、以下のような形式で入力します。
ポイント:
横列に項目(商品名)を、縦列に数値データ(売上)を入力するようにします。
項目名(「商品名」「売上(万円)」)は1行目に記載し、グラフで表示されるようにします。
2. データ範囲を選択する
データ入力が完了したら、グラフにしたい範囲を選択します。
この場合、A1からB4までのセル範囲を選択します。
数値データだけでなく、項目名も含めるように範囲指定します。
ポイント
必要なデータのみを選択することで、不要な情報がグラフに反映されることを防ぎます。
3. グラフの種類を選ぶ
データ範囲を選択した状態で、次の手順に進みます。
❶Excelの「挿入」タブをクリックします。
❷「グラフ」グループの中から「棒グラフ」アイコンをクリックします。
❸「集合棒グラフ」や「積み上げ棒グラフ」など、好きな棒グラフのスタイルを選択します。
選択すると、Excelが自動的にグラフを挿入してくれます。
挿入されたグラフは、シート上の空いているスペースに表示されます。
できるExcelグラフ (できるシリーズ) ↓
4. グラフのレイアウトとデザインを調整する
デフォルトの状態で表示されたグラフでも十分ですが、必要に応じてデザインやレイアウトを調整します。
❶グラフをクリックして選択すると、画面上部に「グラフデザイン」タブと「書式」タブが表示されます。
❷「グラフデザイン」タブでは、グラフの色やスタイルを変更したり、データ系列を追加・削除したりできます。
❸「書式」タブでは、グラフ内のテキストや枠線の色などをカスタマイズできます。
ポイント
・見やすさを重視して、グラフの色やサイズを調整します。
・タイトルや凡例を追加して、どのデータが示されているか分かりやすくします。
5. タイトルと軸ラベルを追加する
グラフには、タイトルと軸ラベルをつけることが重要です。
これにより、グラフが何を表しているかが明確になります。
❶グラフをクリックして選択し、「グラフデザイン」タブの「グラフ要素を追加」ボタンをクリックします。
❷「グラフタイトル」を選択し、タイトルを入力します。(例:「商品別売上」)
❸同様に、「軸ラベル」を選択し、横軸と縦軸にラベルを追加します。
(例:横軸に「商品名」、縦軸に「売上(万円)」)
EXCELグラフ作成データを可視化するノウハウ ↓
6. データのラベルを追加
場合によっては、各データポイントに具体的な数値を表示したいことがあります。
その際はデータラベルを追加すると便利です。
❶グラフをクリックして「グラフ要素を追加」ボタンを選択します。
❷「データラベル」を選択し、「中央」や「外側」など、ラベルの配置位置を指定します。
ポイント
・データラベルを追加することで、グラフを見ただけで数値を確認できるようになります。
・数値が重なって見にくい場合は、ラベルの位置を調整するか、フォントサイズを小さくするなど工夫します。
7. グラフのサイズと位置を調整する
作成したグラフを見やすい位置に配置し、サイズを調整します。
グラフの周りに余白を設けて見やすくしましょう。
❶グラフをクリックして選択し、グラフの枠線をドラッグしてサイズを調整します。
❷必要に応じて、ドラッグしてシート上の他のエリアに移動させます。
注意点
最後に、グラフ作成時に注意するべきポイントをいくつか挙げておきます。
データの正確さ
グラフはデータの可視化手段です。
元となるデータが正確でないと、誤った情報を伝える恐れがあります。
グラフの種類の選択
棒グラフ以外にも折れ線グラフや円グラフなど様々な種類があります。
データの内容や目的に応じて適切なグラフを選ぶようにしましょう。
見やすさの工夫
デザインや配色に工夫し、過度に派手な色や複雑なレイアウトは避けることが重要です。
グラフの目的がデータをわかりやすく伝えることにあるためです。
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まとめ
Excelでのグラフ作成は、初心者でも簡単に行える手順です。
以上の手順を順番に実行することで、基本的なグラフを作成できます。