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落合陽一「0才から100才まで~」を読む①

CMで本人も噛むぐらい長いのでタイトルを途中で割愛させていただきます。

「多くの学生を指導する中で、また様々な現場を経験する中で気がついたのは、結局、どんな状況であっても楽しく学び続けられる人、前提を無視し、ストレスを感じず、常に柔らかな跳躍ができる人が強いということです。」

プロローグでの言葉であるが、これがまさに本質であろう。

ビジネス書、経済誌などを開けば、「AIに仕事を奪われる」「20年後なくなっている仕事はこれだ」「今からこれをしないと・・・」的な脅しに近い文章が並ぶ。

その論調は落合陽一にはない。イノベーションによってこんなことができる。というポジティブな発想である。まるでモノクロをよんでる感じだ。

こんな商品が出た。試してみた。こんな感じで快適になった。というテンション。


生活や人生観を新しい時代やモノとともにいろいろ試行錯誤してみませんか?と言われている気がしてならない。

このようなことを言っているのは落合陽一だけではない。


この2冊も変わり続ける重要性を説いている。

最先端を学び、次の一手を打つ。これって面倒くさいのは良くわかる。そこを実際にやってしまうから成功できるのだろうし、ブラック企業はそこを悪用している。(保険もそんな感じだろう)

この本には学校教育の良き点と時代遅れな点も書かれている。落合氏は既存の流れの中でどうアップデートできるかを考えているあたりがホリエモンやひろゆきや古市といった人たちよりも取っ掛かりやすい点だと思う。

「だから学校はダメなんだ」と振りかざしても、いい変化が起きるのか疑わしい。大阪の公募で選ばれた校長はことごとく失敗し離職し、いまでは公募してるかもわからない現状だ。現状を否定しもっともらしいことを言うことで票は伸びるかもしれないが、教育が変わるワケではない。

結果も大事だが、プロセスも大事。それに加えて感性豊かであることも大事。そのためにその道の専門職としての教師がいる。学ぶことで世の中の見え方が変わる体験をさせないと正直ゲームやスマホに負ける。そんな気がしてならない今日この頃。

教師もGAFAの恩恵をあずかるだけでなく戦いを挑むぐらいの気概がいる。

でなければ「脅し文句のうえでやらされる勉強」という状況は変わらない。いまの生活にフォーカスし学ぶことをあてはめて考えてみる。教師も学び続けるのみ。


https://books.rakuten.co.jp/rb/15682593/?l-id=search-c-item-text-02


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