どこに目を向けるかで、人生は変わる
長所と短所は表裏一体。
悪いところではなく、いいところに目を向けることが大切。
学んでいる人なら誰でも聞いたことのある言葉でしょうが、実践できてるかとなると、「だって人間だもの」と言いたくなる深みのある言葉です。
しかしながら、最近それを見事に体現してる事例に気づいたので、今日はそのお話しを。
藤浪晋太郎投手とオリオールズの皆さんが最高すぎるという話
バッシングからの復活
メジャー移籍当初は思うような成績を収めることができなかった藤波投手。SNS上ではメジャーリーグ史上最悪の投手の一人だと痛烈なバッシングを受けていました。
そんな藤波選手ですが、シーズン途中に優勝争いを繰り広げるオリオールズに移籍。貴重なリリーフ投手の1人として、圧巻のパフォーマンスを披露しています。
調べてみるとその活躍の裏には、オリオールズの首脳陣やチームメイトのサポートがあったようです。果たしてオリオールズの首脳陣は藤波投手に対してどのようなアプローチをしたのでしょうか?
彼を改造しようとは思っていない
これは投手コーチであるホルト氏の言葉。日本時代から藤浪投手は「ノーコン」のイメージが定着していましたが、ホルトコーチはこれを「予測不能」と表現。短所ではなく、最大の持ち味であると評したのです。
そしてチームとして当面の目標は「藤浪投手の一番得意な部分をたくさん出してもらうこと」になりました。
そしてそれを有言実行。移籍後も制球難に苦しむマウンドもありましたが、ハイド監督はそれでも再びマウンドに上がることを希望する藤浪投手の戦う姿勢を誇りに思っていると語り、重要な場面での登板機会を与えることで信頼を示しました。
また試合中に制球難で苦しむ藤浪投手に駆け寄った味方捕手も「オマエの球はエグい、相手はオマエを嫌がっている。ストライクゾーンに投げればいい。それで抑えられる」とアドバイス。見事ピンチを切り抜けたそうです。
最高のチームメイトやスタッフに支えられて、藤浪投手は輝きを放っています。
オリオールズのヤバいところ
藤浪投手へのアプローチに関しても、チーム全体の意思統一がなされていることにお気づきでしょうか?
日本のプロ野球でも、コーチによって言うことが違って選手が混乱すると言う話を聞いたことがあります。
野球に限らず、一般の企業でも従業員一人一人の個性を生かすために経営者や幹部の中で意思統一ができているところってほとんどないのではないでしょうか?
見習うべきところがたくさんあるなと思いました。
まとめ
長所と短所は一体として捉え、その人らしい特性を活かす視点が大切である。
チームや組織の中で一貫性を持ったサポートや指導が、成果を生む鍵となる。
個人の能力や特性を理解し、最大限に活かすことが成功の要因となる。
がんばれ!藤浪晋太郎!!
おわり