【イベントルポ】ZOIDS展(大阪会場)を振り返る
梅田ロフトにて
2023年5月開催
私がプラモデル好きになったのは「ZOIDS」シリーズがきっかけで、社会人になってからも「ゾイドワイルド」シリーズのキットをいくつか買ったり、「HMM」シリーズのプラモを購入したりと、現在でも気になった関連商品は追いかけています。出会いから20年くらい経っても私の心を掴んで離さない金属生命体。その関連イベントが昨年、私のテリトリーである大阪・梅田ロフトで行われました。
その名も「40周年記念 ZOIDS展」! 開催は2023年の5月で、過去シリーズのキットの展示やキットの開発スケッチなどが展示されるとのことで、開催情報をキャッチした瞬間から「絶対に行く!」と決めていました。
ちなみに同年10月に「大ZOIDS博2023」が東京で行われましたが、残念ながらこちらには行くことができませんでした。無念……。これはまたいつか「大ZOIDS博」が大阪でも行われるのを待つしかありません。
歴代シリーズの
機体がずらりと
会場はロフトの一角で思ったよりも小規模での開催となっていましたが、会場入りしてすぐの場所に、昭和期の大型ゾイド「ギルベイダー」や「キングゴジュラス」が展示されていました!! どちらも一度新シリーズで再販されましたが、実物をみたのはこの日が初めてだったので、いきなりフルテンションになりました!!
そこから一番馴染みの深い「ブレードライガー」や「コマンドウルフ」といった平成ゾイドや、最近の「ゾイドワイルド」シリーズのキット展示があり、芸術品を鑑賞するような心持ちでゾイドの歴史を体感しました。とくに私は「レイノス」が好きなので、子どもの頃遊び倒した機体と再会でき、懐かしい気持ちになりました。
開発スケッチなども展示されていましたが、こちらは撮影が不可。ただ、「あのスケッチから、この機体が生まれたのか……」と感動でき、開発陣へのリスペクトの気持ちが高まりました。現在は平成期のゾイドをリメイクするような風潮がメーカーにある気がしますが、ぜひともこれまでテーマにしなかった動物をモチーフに、新たなゾイドを生み出してほしいと思います。
迫力のジオラマ
名シーンが再現
今回の目玉のひとつである、アニメの名シーンを忠実に再現したジオラマも大迫力でした。無印時代のゾイドでは「シールドライガー」VS「セイバータイガー」のシーンが選ばれ、主人公・バンとライバル・レイヴンの白熱のバトルを体感できます。個人的には「ウルトラザウルス」の砲身から射出されたブレードライガーが、デスザウラーを貫くシーンを再現してほしかったのですが、それはスケール的にも難しかったのでしょう。
「/0」シリーズのジオラマでは、「ライガーゼロパンツァー」のフルバーストシーンが選ばれ、その圧倒的な火力とライガーの勇ましさが再現されていました! 個人的にはこのジオラマが一番好きで、迫り来る「ザバット」や背景の「ホバーカーゴ」など、脇を固める機体たちの渋さも光っていました。
「/0」シリーズでは「ライガーゼロ」VS「バーサークフューラー」のジオラマも展示されていました。こちらは荷電粒子砲を放つフューラーに、ライガーがストライクレーザークローを食らわせている、劇中のクライマックスシーン。主人公・ビットの雄叫びが聞こえてきそうな、素晴らしい作品でした。
このほか「フューザーズ」や「ジェネシス」のジオラマ展示もあり、アニメを追いかけてきた私は感動的な気持ちでした。贅沢をいえば、オリジナル改造作品の展示があっても嬉しかったな、と思います。商品パッケージに描かれた公式の改造機や商品化されていないバリエーション機など、公式のイベントだからこその機体がみたかったですね。
会場には私と同年代か少し上の世代の人たちが目立ちましたが、「ゾイドワイルド」世代らしい子どもたちの姿もありました。この子たちが大人になって、もしタカラトミーに入社したとしたら、ゾイドシリーズは今後何十年も新しい展開をみせてくれるだろうな、と希望が感じられました。改めて、「大ZOIDS博2023」行きたかったなぁ……。
ちなみに、梅田ロフトではまた新たなゾイドイベントの情報が公開されています!! 私は……ちょっとまだ迷っています。。。
梅田ロフト「アニメ「ゾイド -ZOIDS-」 25th ANNIVERSARY POP UP TOUR」公式HP
https://www.loft.co.jp/shop_list/info.php?shop_id=143&info_id=553333