"まあ。セレプロなので。"#28 チアーズはかく語りき(音×劇 オンゲキ『コンビニエンスマンBB〜ぼくら日和〜』 編)
読まなくていいよ、って書いておけば読みたくなるのが人情だ!!
皆さんはカフェチェーンだとどのお店が好きですか?ぼくはTully's派です。なぜならクマのベアフルがなんか可愛いから。スタバはいつも混みすぎてて選択肢にも入らなくなってきた昨今。
てな感じでこんにチアーズ!
荒井 瑠里さんが9月22日~10月2日で開催の音×劇 オンゲキ『コンビニエンスマンBB〜ぼくら日和〜』に出演されたということでお疲れさまでした!(荒井さんは8公演に出演)
「はめステ」、「ソルシレ再演」に続き3連続で池袋の劇場に立ったということで本人もネタにしていたように私もおかげさまでかなり池袋に慣れてきました。その前の「君横」(大塚駅近く)も含めるとそろそろ豊島区民を名乗っても許されるのではないだろうかと思いつつ、せっかくなので初めて都電荒川線に乗りました。チリンチリーン。
それはさておき。
今回の朗読劇はWキャストというかWチーム制となっており、AチームとBチームでまるっとキャストが入れ替わるシステムになっていました。
私は9月24日14:00の特攻野郎Aチームの公演を見てきましたので今回の記事はそちらの感想になります。
観劇から少し間が空いてしまったのは記事をサボっていたから、ではなくネタバレ配慮のため千秋楽終了を待ってたんだよほんとだよ。ということで配信ありませんし内容のネタバレガンガンしていきます。
1.なんかそういうイベント概要あるんですか
・イベント名
音×劇 オンゲキ『コンビニエンスマンBB〜ぼくら日和〜』
・開催日時
2022-09-24 (土) 14:00~15:30 頃
・開催場所
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
・9月24日14:00公演の出演者(順不同、敬称略)
石川翔、堀内まり菜、山根理輝、荒井瑠里
・syuの位置
1列目中央指定席
・備考
出演者4人中3人がApollo bay所属ということで一部の界隈にはお馴染みのキャスト陣となりました。罰ゲームコーナーが無いとなんか物足りない。
2.なんだろう、"嘘"つくのやめてもらっていいですか
①プロローグ
以上のとおりストーリーの導入としては非常にシンプルなものになっています。この「恋人のフリをする」系の物語って冗談抜きに世の中で100万回くらい擦られてそうなので果たしてどういった変化球が投げ込まれるのか、というのが個人的な注目ポイントでした。
②本編
まず演出で面白いなと思ったのは舞台に置かれたスケッチブックの役割です。最初見たときは「コントでも始めるのかな?」と思っていたのですが半分だけ正解。大きな舞台だと照明やスクリーンで表示されるテロップや画像、さらに小道具すらもスケッチブックに書かれた文字や絵で代用していました。
これがなかなか効果的で、まず手書きであることが喫茶店を模した小規模舞台という雰囲気にマッチしていたこと、そして演者が「スケッチブックをめくる」という動作が発生することで朗読劇に不足しがちな「視覚的な楽しみ」が生まれていたことです。台本持ってるから小道具持てないですしね。
ていうかあの階段の騙し絵みたいなやつが「ペンローズの階段」っていう名前なの初めて知りました。賢さプラス1。
ストーリー的な面ではニセコイ関係であるアヤとタガミが喫茶店を訪れたのちにトシロウとヨウコのすれ違いに巻き込まれていく…という流れになっていました。
なので便利屋タガミはストーリーを引っ張っていくのでなくむしろ巻き込まれ系主人公ということで石川さんのリアクション芸がこれでもかと詰め込まれていました。一番面白かったのはトシロウが某コメンテーター風な煽り口調になったとき顔を伏せながら肩を震わせていたところでしたが…。ツボだったのかな?
夫婦のちょっとした言葉のすれ違いがコミカルに描かれ、最後はアヤの抱えていた女子大生らしい葛藤をタガミが諭し、ヨウコが受け入れるという温かなラストシーンでした。誰でも一度くらいは、あるいはリアルタイムで同じ悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。そしてトシロウはひたすら惚気てた。
ところで本編中で様々なパロディ(というかそのまんま)が使われてましたけど全部わかった人いますかね?
覚えている範囲で挙げてみると「ドラえもん」「エヴァ」「コナン」「プリキュア」「ガンダムUC」あたりでしょうか。ちなみに私は石川さん(と巻き込まれた山根さん)がやってた一発ギャグの元ネタがわからずぽかんとしてました。悔しい。(追記:石川さんのツイキャス配信によるとライオ◯キングが元ネタだったそうです。知らんわ!笑)
今回はスケジュールの都合上Bチームの方は行けなかったのですが両方観劇した方もチラホラいたようで、味付けの違いがどんなだったのか気になるところです。モチーフ曲を歌っているALBA/TOROSさんのライブも見たかったな。
③各キャスト感想
・タガミ役 石川 翔さん
「(Apollo bayの)女性声優に勝ちてえ!!」な石川さん。5月の萬劇場でも思いましたけど直接見るとほんとイケメンだな〜。
容姿のみならず声がめちゃめちゃ通るというか『空気抵抗で減衰しない』んですよね。小劇場なのでなおさら圧がすごい。なのでオーバーな演技でも台詞が聞き取りづらいということがなく、役者としても実力を備えた人なのだなあと改めて感じました。
タガミ自身はの人の良さや押しに弱いところなど観客が応援したくなるようなキャラ付けだった一方、なぜ便利屋をやっているのか?なぜ依頼人からの無茶な頼み事を引き受けてしまうのか?など謎多き男でもありました。実は自らについて多くを語らないというミステリアスさも併せ持っていましたね。
・アヤ役 堀内 まり菜さん
配信番組で何回か見た人が目の前にいる!!ということでようやく生で見ることができました。
全ての台詞に一生懸命さがにじみ出ているというか、自身の問題やヨウコの問題に対し全力で何とかしてやろうというひたむきさが表れていました。いい意味で脚色されない等身大の女の子像だったと思います。
また、序盤から繰り広げられたタガミとのテンポのいい掛け合いが劇全体の心地よいリズムを作っていたので掴みはバッチリでした!たまにヨウコ(というか荒井さんの)テンションの高さに気圧されてしまって頑張って付いていこうとしていたところはつい応援したくなりました。
個人的に喜怒哀楽で目まぐるしく変わる表情がとても可愛らしく、さくら学院時代からのファンが多くいるというのもわかる気がします。機会があれば次はぜひ生歌を聴いてみたいです。
・トシロウ役 山根 理輝さん
いやもう絶対奥さんの尻に敷かれてる系の旦那でしょと思ったらやっぱりそうだった。結婚記念日を覚えてたのがトシロウで奥さんのヨウコが忘れてたというのも一般的な夫婦のイメージから一歩外していて面白かったですね。
指輪を探している時や説明書の権利を主張している時など「すげー理屈っぽいなこの人…」という感じでむしろめんどくさそうな印象が強かったりしたのですが、物語のオーラスでヨウコの便利屋宣言をしていたので好感度的にはチャラといったところでしょうか。
山根さんのちょっとヒステリックな演技がカオスを生み出して次の展開を読めなくしていましたし、優男っぽい雰囲気が「この人にはヨウコが必要そうだな」と思わせてくれる説得力になっていました。
・ヨウコ役 荒井 瑠里さん
ヨウコが家出する場面。小柄なのとリュックがでかすぎるせいでシルエットが八九寺 真宵みたいになっちゃってたのが面白かったですよ、アラライさん。失礼、噛みました。
ヨウコの設定は荒井さん自身の年齢より(恐らく)少し上、かつ既婚者という役柄だったので声だったり表情だったりをどんな感じでチューニングしていくのかなと思いながら見ていました。
アヤに対しては優しいお姉さん、トシロウに対してはちょっと怖い奥さん、タガミに対してはお節介な店員さん、といったように関係性に応じて抑揚を変えていたのがさすがです。お客さんに対して声のトーンが上がるのとかあるあるですよね。
トシロウの浮気疑惑についてまくしたてる場面ではまるで自分も責められているような迫力で、思わず土下座したい気分になりました。
一番引き込まれたのは終盤アヤとの会話シーン。「アヤちゃんはそのままでいいんだよ」と微笑みながら語りかける雰囲気が
『ヨウコがアヤに言っている台本の台詞なのか』
『荒井さんが堀内さんに向けた本心からの言葉なのか』
どちらなのか本当にわからなくなってしまうくらい自然で、ついつい息を止めて見入ってしまっていました。
3.これってアフタートークの感想ですよね
本編終了後はキャスト4人が事前募集していたファンからの質問に答えたり、いくつかのテーマに沿ってのトークが行われました。
ここで印象的だったのが堀内さんが何か話すとき、男性陣やお客さんそっちのけで常に荒井さんを見つめて喋っているので舞台上なのにMbbだけの世界が広がっているようでした。まあプライベートでもお二人でカフェ行ってるってちょいちょいtweetしてますしね。
荒井さんは荒井さんでうんうんと頷きながら優しい眼差しで見つめ返しているし、俺たちは一体何を見せられているんだ…。「DOKI×2で壊れそう 1000%LOVE! HEY!」
また、石川さんは今回のATに限らず配信番組とかでも「自分はコミュ障だ」と言ってた気がしますが「石川さんって『俺ワンピースとか鬼滅の刃とか超見てるわーオタクだわー』とか言っちゃう系の陽キャなのでは?!」という疑惑を持ってるんですよね…。石川さんファンは「そうだね翔くんはコミュ障だよね」と納得してるのでしょうか??ぜひ聞いてみたい。
そんな石川さんから「ダンスやってるとき豹変する」といわれた山根さん。本作を見た後ちょろっと山根さんの出演作を調べたのですがダンスライブなるシリーズにたくさん出ているようで。ダンスがセクシーと言われてもトシロウの印象から踊っている姿をなかなか想像できなかったのですがギャップがすごそうですね。ダンス番長の荒井さんとフリースタイルバトルしてクレメンス。
4.OMAKE~Only one treat~(Episode:Ⅲ)
バキバキ強刺激のビタミン水!!
ではないですけどコンビニエンスマン「BB」はビタミンB2のことだったのか…?と自分のiPhoneで写真撮ってるとき雨に打たれながら不審者笑いしてました。フヒヒ。路上だし近くにスタッフさん立ってるしで地味に恥ずかしかった。
他の送り状を見るとMbbガチ勢らしいファンのお名前が連なっており、荒井さんと堀内さんの愛されっぷりがよくわかります。
5.余談と宣伝について「はい、いいえ」で答えて下さい
①余談
会場の話をするとまず地下に降りた瞬間思わず「(ハコが)狭い!!(イスが)小さい!!(舞台が)近い!!」と思わず漏らしてしまったほどでした。
他の人からアトリエファンファーレの系列(高円寺とか東新宿とか)の話は聞いていたんですが想像してたよりもさらにこぢんまりしてて驚きましたね~。
たまたま最前席だったんですが足を伸ばすと舞台の縁につま先が触れてしまうほどの近さ。近すぎて演者の顔見れなかった(視線恐怖症)。そして照明が熱かった。
で、演者が客席通路を通って出入りする演出がありまして、実際参加した方はわかると思うんですが結構な勢いで通り過ぎていくんですよね。
私の席はちょうど通路側かつ逆側の隣が男性だったこともあり体を通路に傾けて座っていたので、堀内さんや荒井さんが小走りで駆け抜けて行くたび映画館の4DXの如く左肩を風圧がかすめていました。「肩を!もがれる!!」
今年1月荒井さんが出演していた某イベントに落選(まだ根に持ってる)していたので「いつか荒井さんの接近イベント行きたいなー」と思っていたのですがまさかこんな形で叶うと思わないじゃないですか。エアハイタッチ会ならぬエアショルダータックル会。
②宣伝
Twitterの「#コンビニエンスマンBB」タグで皆さんの感想を見させてもらっていたところ、Aチーム回について堀内さんのファンはもちろん石川さんや山根さんのファンの方も荒井さんに対し好意的な反応がたくさんあったので(勝手に)嬉しい気分になっていました。
というわけで(自己満足の)宣伝です!
10月11日22時から荒井さんの初冠ラジオとなる『荒井瑠里の「相棒」はギャル!』が始まるそうです。なんとニコニコチャンネルでの生配信。生配信とか不安しかない。
「なんでギャル??」と不思議に思ったそこのあなた!このラジオを聴けば今回の朗読劇では秘められていた(はず)荒井さんのギャル要素について知ることができるかもです。まあ、かく言う私もこの1年くらい「ギャルってなんだ…??」と思ってますけど。
かなり本文を削ったんですがどう考えても長いですね…。オタクはすぐ怪文書を書きたがる。
どうも複数回参加された方も多いようで、1回しか見てないクセに長文書いたことは反省してます(だが私は謝らない!)。