「こらぁ、大変な相手だぞ」。
自分の作品と向き合うたびに、何度も思います。
「こらぁ、大変な相手だぞ」と。
作品ひとつ書き上げることに対しても思うし。
その先の、自分自身の理想に近づくことを考えても思います。
「こらぁ、大変な相手だぞ」。
でも、作品を作ってるのも、理想を掲げてるのも、自分自身ですから。
相手っていうのは、自分自身のことだったりするんです。
もうちょっと、聞き分けがあってもいいと思うんですけどね。(笑)
そうもいかないから、とても厄介です。
「大変な相手だぞ」と思うからこそ。
「よし、ちょっと腰据えて戦うか」と、体勢を作ります。
焦っちゃいけない。
焦って、手抜いたりするとそこも見抜かれるんでね。
そしたら、へそ曲げるんで。(笑)
失敗もするし、いい結果が出ないときもあります。
そのたびに、「こらぁ、大変な相手だぞ」と気を引き締めて。
腰を据えて、向き合います。