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過去すべてを宝に変える、2つの自分史の書き方
今日は特に、僕自身の人生を大きく変えるきっかけになった、2つの自分史の書き方について紹介したいと思います。
3000文字以上のボリュームがある内容ですので、ご興味のある方は、ぜひ最後までお読みください!
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私達は「今」を、ありのまま観て、過ごしているように思いがちですが、実際は、過去に起きた印象的な出来事を通して、世界を見ています。
過去が素晴らしく、暖かいものだったというフィルターを持っていれば、今の世界も素晴らしく、暖かいものというフィルター越しに見るようになります。
反対に、過去が苦しく、大変なことばかりだったというフィルターを持っていれば、今の世界も苦しく、大変なことばかりというフィルター越しに物事を見るようになります。
すべては、過去経験してきたことに対する解釈である、潜在意識から来るものなのですが、この潜在意識は、私達が夢を実現していくうえで、とてつもなく大きな力を持っています。
自分の過去に、成功体験がたくさんあり、心の底から楽しかったと思っている人は、これからの未来も成功していく予感を持ち、何も抵抗なく夢に向かって進んでいけますが
自分の過去に、心を打ち砕かれるような失敗体験が多い、と思いこんでいれば、どうせ挑戦しても失敗に終わると思い、当時恥ずかしかった体験を無意識に避けようとするからです。
そして、これらを書き換える簡単な方法が、今回の「2つの自分史」の話です。
1)「願ったことが叶う」自分史の書き方
自分史とは、自分が産まれて現在に至るまで、起きた出来事を時系列で書き出していく、というものです。
まず、A4サイズで、横掛の線が入っているノートとボールペンを用意してください。
書き方に決まりはありません。
しっくり来る人は歴史年表のように「◯年、〇〇という出来事が起きた」ということを、淡々と書いていくのもいいでしょう。
私が以前書いた方法としては、ノートの1ページ目に自分の年齢を8で割った年齢を計算し、たとえば1ページ目に0歳~7歳まで起きた、いいことや悪いこと問わず印象的な出来事を書いていきます。
そして2ページ目には7歳~14歳までの、同じく印象的な出来事を書いていく・・・という感じに、全部で8ページ分すべて書いていってください。
おそらく自分の潜在意識がクリアーな人ほど、書くことは多くなると思うので、別に0~7歳の間を1ページにおさめず2,3ページ費やしても構いません。
できるかぎり、詳細に自分の過去起きた出来事を書き出していきましょう。
人によっては、楽しいことだけでなく、感情が揺れ動き、思い出したくない出来事を思い出すかもしれませんが、実はそこに大きなギフトがあります。
なぜなら、人は過去体験したトラウマと呼べる出来事を元に、未来に向けてある決断をするようになるからです。
酔った親に暴力をふるわれた子供は、大人になった後も、目の前にいる酔った人そのものを嫌悪するようになったり、酒そのものを嫌ったり、セルフコントロールに強く執着し、だらしない自分をゆるせなくなったりします。
※反対に親とのつながりを求めて、自分が酔っ払いそのものになって暴力をふるうこともあります。
また、私のように子供の頃、強烈ないじめを受けた人は、そのまま大人になっても、どこか人に対する不信感を抱いたり、誰かが背後に立つことそのものに恐れを抱くようになることもあります。
いずれにしろ、私達が今生きている現実というのは、ありのままを観ておらず、どことなく過去体験したフィルター越しに物事を観たり、感じたりしており、そのフィルターが色濃く、自分に自覚がない場合、そのフィルターにそった現実を引き寄せやすくなります。
なぜなら、恐れと引き寄せは同じエネルギーを持っており、「こうならないであってほしい」と願うことほど、実際にその恐れを引き寄せやすくなるからです。
自分史を書いて自分の過去を可視化できるようになると、現実的に問題が起きた時、即座に自分の過去の出来事とのリンクが直感で思いつくようになり、その場で簡単にエネルギーを手放して、力を入れることなく現実そのものを書き換えることができるようになります。
そして、人によっては自分の現在起きていることと、過去が驚くほどリンクしていることに氣づくかもしれません。
バシャールが言うには、観念(思い込み)は氣づいた時点で、8割手放せていると言っています。
このノートを完成させるだけでも、かなり自分の観念が明らかになり、潜在意識を書き換えることができるようになっていくでしょう。
2)「幸せ癖をつける」ハッピーイベントノート
1)で書いたような自分史も、実際に書いてみると、人によっては過去が悲劇的なことばかりだった!という意識にとらわれ、落ち込む人もいるかもしれません。
そういう人ほど、もう1種類の自分史に取り組んでほしいと思っています。
これから紹介する「ハッピーイベントノート」を書けば、簡単に過去起きたことすべてを祝福に変え、人生そのものを、かぎりなく中立に近い視点で観ることが可能です。
1)の自分史を書くのが気が重いと感じるポジティブ思考な人はぜひ、今回のノートだけでも作ってみてください(笑)
【用意するもの】
・ペン(全色揃っているカラフルなもの)
・ノート⇛できればカバーに豪華な装飾があり、横掛の線が入っているもの。※下記のようなもの
・子供の時、楽しかった思い出の写真
まず、カバーに「◯◯(名前)のハッピーイベントノート」と大きくきらびやかに書いてみましょう。
このノートも、まず自分の年齢を8分割くらいにして、今度は1ページにつき0歳~7歳くらいに起きた、過去体験した楽しかった出来事、感動した出来事、素晴らしかった出来事のみを書き出していきます。
できればこの時、色つきのボールペンを使って文字を装飾したり、イラストを描いていけば、読むだけで視覚的に楽しめるようになるでしょう。
そして、赤ちゃんや子供の時の写真をページに貼り付けたりして、ノートに彩りを添えてみてください。
人によっては、写真を見直した時点で「自分にこんな楽しそうな思い出があったの??」と思って、記憶に残ってないポジティブなイベントも見つかるかもしれません。
同じように、2ページ目あるいは、1ページ目が長くなった人は、3ページ目に7歳~14歳で起きた素晴らしい出来事のみを埋めていきます。
そうして8分割分すべてを埋めていき、読み返した時「自分の人生は、想像以上に祝福されたものだった」ということを思い出し、自然に氣が活性化していくのを感じると思います。
自分は何かができるから素晴らしいというDoの世界を離れ、自分の存在そのものであるBEを、ノートに事実ベースとして可視化できるようにすることは、実際に書いてみると、とてつもない威力を持つことがわかると思います。
そして、ネガティブ思考の人も、自分の人生というものは悪いことばかりではなく、実はこんなに素晴らしいことがあったのか!ということを思い出すことにつながっていき、エネルギッシュになるでしょう。
僕はひきこもり時代に、この「ハッピーイベントノート」を書きましたが、当時は、子供の頃から10年近く学校でいじめを受け、半年間入院し、その後わずか1年で仕事を退職し、人生に絶望しながらひきこもっていましたので、自分の過去は絶対に素晴らしいことなんてない!と思っていました。
でも、このノートを書き出してみてわかったのは、過去に対してネガティブな思いのみを拡大して見ていることに氣づき、実際は忘れていただけで、心温まる出来事や、体が踊りだすような楽しかった出来事はいくらでもあったということがわかったのです。
ぜひ、2つの自分史ノートを作ってみて、自分の心のフィルターが変わる楽しさを味わってみてください。