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明晰夢で内界の家に帰った話

この記事を一言で言うなら、
「明晰夢で行きたかった場所に行った話」です。
私の内界の家に帰りました。


内界の家。
そういうものがあると認識したのは
フォロワーさんとの会話がきっかけです。
「松月さんのお宅の夢を見ました」と
見た夢の内容を教えてもらいました。


私の体が住んでいる住居ではなく、
私の精神がnoteに書く会話をしている場所、
内界の住居です。


私は普段、
自分の内界で話してるわけですから、
その内界を外から見たことって
なかったんですよね。


フォロワーさんが夢で訪れたように、
外から私の内界の家に入ることができるなら
面白いなと思いました。


もしも私の夢と誰かの夢が
奥底の次元でつながってるとするなら、
「そんなのあるわけない」って通り過ぎるのは
あまりにもったいないと思いました。


なんとかして
私も外から内界の家に行きたい。
どうすればいいだろう?


そう思って過ごしていたら、
明晰夢について書かれたnoteと出会いました。



わかりやすく書いてくださっているので、
私は説明を省かせていただきます。




今思うと、
まるで夢の世界の鍵が降ってきたみたいに
明晰夢という新しい扉が開きました。



私の場合、
「これは夢だ!」と自覚した瞬間に
夢の中で好きに動けるようになります。


明晰夢かどうか確かめる時、
私はその場に浮いてみます。
浮いて、ちょっと飛べたら、明晰夢です。




飛べることを確信した瞬間、
「あのおうちに行きたい!」と唱えました。
すると、目の前に大きな家が現れました。


まっすぐ上にギュイーンと飛んで、
家が12階建てなのを確かめました。
フォロワーさんに聞いた通りです。


「そんな確かめんでも、ちゃんと12階やって」


朔くんの声がしたので、
下に降りると、
地上で待っていてくれました。


「ほら、行くで」
「えっ、えっ、入るの?」
「入らへんの?」


朔くんが立派な玄関の扉を開けてくれました。
ドキドキしながら入ると、
見覚えのある人物たちがいました。




大きな玄関や吹き抜けの階段に立ってます。
すべて私の小説の登場人物です。


「あー、作者」
「おかえりー」
「そっちから入ったの?珍しいな」


そっちから?
いつもはどこから入るんだろう?
不思議に思っていると、
私の代わりに朔くんが答えました。


「今日、現実から来た松月ちゃんやから。
あらかた忘れてんねん」



こっちを見て、
からかうように微笑んでいます。


「あー、どうりで」
「了解」
「えっ、じゃあレアじゃん」




みたいなことを言いつつ、
登場人物たちが散り散りになってゆく中、
すぐ近くを夏海が通りました。


「夏海くんだ……」
「おー、作者。おかえりー」




夏海はスマホを見たまま、
私の前を通りすぎました。


しかし、
私がずっとキョロキョロしてたからか、
スマホから顔を上げて微笑みました。


「入らないのか?
どうした、そんなまごまごして。
君の家なんだからくつろげばいいのに」


すごく夏海くんだ……と感動してると、
「松月ちゃん、そろそろ行くで」
朔くんが言いました。
エレベーターを呼んでくれたようです。


「エレベーターあるの!?」
「あんた、12階まで徒歩で上がる気なん?」
たしかに12階建てにはあった方が便利。
エレベーターに乗る前に夏海に声をかけました。





「実は今日、意識してる夢で来てるの!
夏海くん、またね!」
「うんー、またな」



夏海はもう結構遠くに行っていて、
またスマホを見たまま、
後ろ手に手を振ってくれました。


そのあとは早回しの動画のように進み、
上の階でお茶したことは覚えています。
あとからわかったのですが、
お茶した部屋が私の自室です。



この部屋ですね。
あれから何度も明晰夢を見て、
内界のおうちの中を歩き回っています。
眠るのが楽しくなりました。


明晰夢についての記事はマガジンに入れてます。
また更新します。



この夢が見られたのは、
冒頭のフォロワーさんのおかげです。
あまりにも楽しい夢の話を聞いてから、
夢を夢で終わらせたくないと
思うようになりました。




「これ夢だしな……」と思うんじゃなく、
「夢というもう一つの現実を見られている」と
大切にしたくなりました。


明晰夢を見られるようになってから
悪夢を見る機会も減った気がします。
起きていても眠っていても、
私の内側の話に変わりはありませんもんね。


最後まで読んでくださって感謝します。



あなたもどうかよい夢を。

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松月|ショウゲツ
毎日読んでくださって感謝します。明日もコーヒーを飲みながら更新します☕️