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軽度障害者と重度障害者の違いについて
いま、脳性まひの車椅子の障害者の本を読んでいる。
☆☆☆
まるで批判的な感情はないが、価値観の違いに驚かされる。ちょっと書いて見る。
脳性まひの車椅子に乗った障害者がコンサートへ行ったときの話を、他の障害者に置き換えて見ていくと、こうなる。実に無残な対比だ。
表舞台に立ち怒りが収まらないとか、権利を主張するとか言っているのは誰なのか。どの部位の障害者がまだ人間扱いされたいと願い、どの部位の障害者がもう人生をあきらめたのかが、これですべてわかるだろう。
酷い結果である。
ステレオタイプ(固定観念化)された皆が知っている障害者と、テレビなどに一切出て来ないため、皆が知らない障害者との対比とはこういうものである。表舞台ではなく裏舞台とはこういうものなのだ。
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