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衆院選1回の価値は444万円である

選挙へ行ってきた。


☆☆☆



ヤフコメにいまの若い人たちは不在者投票の利便性を知らなすぎる。

投票所に何も持たないで行っても投票できる。

と書かれていたため、嘘でしょ?と思いながら、郵送されてきた投票券とか何も持たず手ぶらで歩いて行ったら、マジで出来た。期日前投票。

明日雨降るかもしれないし、面倒で行かなくなったら個人的には損なので、早めに行ってきた。

日本で一番重要な選挙。それが明日の衆議院議員選挙。

選挙へ行くかどうかのゲームは、たまに書いてるけど、非常に簡単。

単純なミクロ経済学。

衆議院議員は「衆議院の優越」があるため、参議院と意見が異なった場合、衆議院の出した予算案で議決され、衆院の予算が国の予算となり採決される

日本人の給与のうち税金は45.1%。

衆議院の任期は4年。日本の一般会計予算は令和6年度で112.6兆円

日本の18才以上の投票行為の出来る有権者数は1億123万人。

政治とは金の奪い合いのため、計算すると

【計算式】

  • 112.6兆円*4年/1億123万人=4,449,273円

1回の投票行為で投票所へ行って紙に書いて家に戻って来るのに1時間とすると、時給444万9,273円以下の人は、選挙へ行ったほうがお得。

大体の人は機会費用の関係からお得であると言える。

1時間で444万円稼げないのであれば、選挙へ行ったほうがお得。

投票行為が30分の人の場合(大体5分も掛からないのだが)、1回の投票行為は時給888万円となる。選挙超お得。金にしかならない。

にしても東京新聞のこれ。



日本は働けば働くほど損をする国、1億円の壁

出典:東京新聞

記事では今現在衆院選のため富裕層への増税を封印していると書かれているが当たり前である。

日本でお得なのはまったく働いてない低所得者か、同じくまったく働いてない富裕層のどちらか

一生懸命働くと税率上がってほとんど税金で取られる。

大体みんな4割くらい給与天引きされてる(厳密には35%くらい。残り10%が消費税。と言っても、所得の全てを消費するわけでないから計算が少し異なる。所得の低い人ほど消費に回す比率が高いため貧乏人ほど消費税はガッツリ課税され、重税となる。高所得者は2割くらい消費して8割程度貯蓄。年100億稼いだら20億くらいしか使ってない。日本は資産税とかないから80億円側は課税されず、すでに課税された後とも言うが、収入のうち消費に回す比率が高い低所得者ほど消費税は高負担となる。社会はよく出来てる。貧乏人が不利になるよう、よく出来てる)。

働かない低所得者層か働かない(配当所得で生活してる)富裕層のどちらかのパス(選択肢)へ行くのが日本では一番オトク。税率が一番低い。

この様ないびつな税制を敷いているのは、配当か税金で飯を食べている富裕層と低所得者層が国内における選挙ガチ勢。知者だから。票田だから。

彼らが社会を作っているため、厳密には彼らが衆議院議員を選出し、その代行者たる衆議院議員が法案を作り、社会を作っているから。

労働者は基本投票率が低いため、国民とは見なされない。

重税されるだけの家畜みたいな感じである。

なぜなら毎回444万円をドブに捨てているから。

低所得者のゲーム理論は実はカンペキ。なぜなら


所得100万円以下の低所得者のゲーム理論

  • 明日の衆院選で自公政権が勝ったら:10万円の給付金をまた毎年もらえる。子供が2人いると4年で現金100万円もらえる(公明党員がこれ)

  • 明日の選挙で立憲民主党が勝ったら:低所得者向け減税として消費税が返還される(あくまで低所得者のみ、っていうか、低所得者しか選挙行かないし、仕方ない)

となるため、どっちの選択肢を選んでも低所得者優位の社会となる。

厳密には、日本は投票者優位の国である。思いっきし民主主義の国。

まあ投票率50%だし、大体半分の人は444万円をドブに捨ててるため、低所得者はその分金をかなり受け取っている。

生活保護者と住民税非課税世帯(単身世帯で年/所得100万円以下)が受け取れる毎回10万円の給付金プラス、医療費タダ、又は、1割負担という形で、税金を受け取っている。

さらに上の計算式で1億人を半分の5,000万人(投票行為した人)で計算し直すと、投票行為1回当たり大体888万円貰える。っていうか、いま貰っている。

高市早苗さんが貧乏人に貧乏人のフリしてんじゃねーよ!

って言ってたアレは結構正しい。

低所得者優位の国造りをしているのは、低所得がガチで選挙へ行くから。人口ボリュームが大きいから。貧乏人が多い国になったから。

っていうか選挙で働かないほうがお得な国になったから。

毎回888万円を受け取りに行く行為。それが衆院選である。

そんな訳で低所得者のゲームはどっちが勝ってもお得。

どっちにとってもお客様。

約束された勝利である。ヌルゲー。まあ、日本人だしね。色々仕方ない。

関連エントリー:なぜ、世襲の国会議員は、確実に悪なのか?

(おしまい)


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