任天堂の社長になれなかった男 荒川實 第二幕 -ATARIとザッパーとNESバブル-
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ドンキーコング裁判にてMCA社に華麗な勝利を得たNOAは、次第にコンシューマ市場に入り込もうとしはじめた。日本では本社任天堂がゲーム&ウオッチを大当たりさせている。これが日本とアジア市場で4000万個も売れているという。是非ともアメリカでも売っていこうではないか! NOAは新たな営業得意先に玩具小売店を追加することになった。
NOAには玩具小売店相手のノウハウが一切なかったので、パイオニアの副社長ブルース・ロウリーを引き抜いて、新設の消費者製品部門を預けた。