感情を大切にする
読んだ時の感情をインプットする
読書には、その内容に一喜一憂することが大切です。
なぜなら人は、『感情を記憶する動物』だからです。
その本を読んだとき、どう感じたか、どう思ったか。
その思いが強ければ強いほどに、記憶には残ります。
ですから、本を漠然と読むのではなく、一喜一憂することが大切なのです。
そのためには、その本の中に入り込むことが必要です。
『物語』などでは、比較的容易に感情を抱けますが、『ビジネス書』などで感情をどう持ったらいいの?
そんな声も聞こえてきそうです。
『ビジネス書』の場合などは、感情というよりも。《意見を持つ》ことが大切なのです。
何でもかんでも、書いてあることを鵜呑みにせずに、「私ならここはこう思うな。」「これはひどく共感する!」というように、否定意見、賛成意見などを持ち、『自分の意見を持ちながら読み進める』ことが重要なのです。
そうすることで、その本の中に書かれていたことがどんな事だったか、記憶に残りやすく、しかも、自分の意見を反映させることで、より深く、その内容を吟味できます。
これは、本を読むうえで非常に重要なことで、何でもかんでも鵜呑みにすることにあまり意味はありませんし、『他人の意見』というものは記憶には残りません。
会議などで、自分が発言したことは記憶に鮮明に残っているのに、他人の発言は記憶に残っていない。こんなことはありませんか?
これは、『他人の意見』をあくまでも『他人の意見』として聞いているためで、ここに『自分の意見』を重ね合わせることで記憶に残るようになります。
例えば、同僚のAさんが発言した内容について、「自分ならここは違うけど、ここは共感するな。」という意見を持ちながら聞くことで、『あの時の会議ではAさんはこんな発言をした。そのとき自分はこの部分に共感した』という事が記憶に残るのです。
このように、読書も、自分の意見、自分の考えを持ちながら読み進めることをおススメします。
物語は、世界観に入り込んで、主人公と一緒に喜怒哀楽を持ってください。
きっと、記憶に鮮明に残るでしょう!