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本で調べるという方法

本で調べるという方法は古いのか

本で調べる新卒社員

新卒社員が入ってきました。
とはいえ、もう3年目に突入しています。
現在3年目。20歳。

私はこの子が、新卒のころから知っています。
新卒のころから一貫して変わらないのは、
『わからない事や知りたいことは本で調べる』
という点です。

私はやはり、社内でも読書家として知られていますし、読書が趣味だと公言しています。
だから、必然的にこの子も私に興味を持ってくれたようでした。

「尾崎さんは本をどれくらい読むのですか?」
「昨日、就業後に書店へ行って『○○について』の本、買ってきました!」

こんなやり取りが、私とのコミュニケーションの日常となりました。

私が若いころ、やはり20代、30代のころから、仕事でわからないことは書店へ行って調べたり、本を買ったりして学ぶということが日常でした。

今はネット社会で、調べれば何でも情報を手に入れられます。
そんな中でも、こうして本を読んで学ぶ姿勢の子がいるというのは、私にとって、とても衝撃的でした。
もちろん嬉しい方の衝撃です。

本で学ぶことはおろか、印刷された活字を読むこと自体がなくなって来た現代において、こんな学び方をする若者がいるというのは衝撃であり、希望だと感じたのです。

「これからも、若者に本のすばらしさを伝えていこう」

彼の存在は、改めてそんな風に思うことができた、希望の星です。

「本というのは、きっとなくなることは無いのだろう」
と思わせてくれる出来事であり、
「これからも、こんな若者が増えるといいな」
と、単純に思うことができるのは、他ならぬ彼のおかげです。

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尾崎コスモス/小説家新人賞の卵
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