難解な小説を語る喜び
芥川賞作品を語る
難解な文章と、難解な文体。
これらを読んでいると、不思議と嬉しくなる。
読みにくさこそに、価値を感じる。
「こういう文章が読みたかったんだ」
という感想が生まれてくる。
ドストエフスキーや、三島由紀夫といった作品の多くは、ちょっとやそっとでは理解させてくれない。
何度も読み、繰り返しては、読み返す。
知らない言葉に出会う喜びは、何にも代えがたい。
新鮮な気持ちに喜びを感じて、言葉を愛でるように読む。
他人が作品を語っているのを聞くのが好きだが、その題材となる作品が難解である方がより面白い。
本を読む醍醐味に出会うことは、人生の喜びに直結する。
「今月は30冊の本を読んだ」
というよりも、
「今年は、この作品をじっくり読んでいます」
という方が、読書家としても魅力的。
一つの作品を、誰を頼ることなく、自分の力で読んでみる。
それによって、自分の中で得られる読書体験は、一生ものになる。
じっくりと、ゆっくりと、体験をしていきたい。
そんな作品を、書きたいとも、思っている。
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