麗しいカレー｜山麓
カレーほど多種多様な料理はないように思います。
家で食べるカレーは、もうインドの遺伝子から遠ざかったほぼ日本食。
パンの中にも入り、ご飯にも合い、ナンとは恋人のよう。
あんなに様々な種類があるのに、私はまずいカレーを一度も食べたことがないです。
カレーへの絶対的信頼。
なのに私の妹がカレーが嫌いなせいで、なかなかカレーを家で食べることができません。
こんな言葉は使いたくないですが、人生のリアルに3割は損している気がします。
ただ外食であまりエスニックなカレー以外を食べないので、
日本人に馴染んでいるカレーを食べたくなります。
そんなときに、行くのが山麓です。
この店は、分類するならば日本のカレーを出してくれるカレー屋さん。
（夜はバーもやっているそう。）
しかも辛さのランクが、相撲の番付の名前なのです！
こういうお店のこだわりが私はとてもキュンときてしまいます。
十両、前頭、小結、関脇、大関、横綱と、お相撲さんが強くなると辛さが増します。
辛めのルーの中には具材はなく、柔らかな肉塊が主役を張っています。
このシンプルさに味の自信を感じます。
野菜はルーに溶け込んでるであろう、スパイシーな中に甘さもある。
とても幸せな気持ちになります。
ちなみになかなかな辛さの『大関』を味見したところ、
本当に辛いです。
どちらかと言うと唐辛子！な辛さです。
横綱はどれだけ辛いのだろうか心配になるので、
苦手な方はあまり無理はせず…
私は辛いのどちらかと言うと苦手なので、保険かけて『十両』でした。
一応『十両』でも普通の中辛くらいらしいです。
このくらいであれば、辛いものが特別苦手でなければ美味しく食べられると思います。
ただ辛い味でも、旨味はしっかりあるので
信頼して食べれるお店です。
ちなみに、カレーライス以外のメニューで、
『たんたんたぬきの冷やしカレーうどん』というものがあります。
名前がとても木更津！
揚げ玉の乗ったカレーうどん。
カレー屋さんで食べているので、スープの美味しさをより感じる気がします。
このお店のいいところは、小さいライスが付いていて
残ったカレーのスープでミニカレーが作れます！
この気の利き方、私の気持ちを本当に理解した
素晴らしいサービスすぎて感動しました。
言葉通り、2度美味しいものに私は弱いので！
ちなみにトッピングでチーズつけると、
カレーリゾットになります。
チーズ好きなら断然こちらがおすすめ。
カレーはアレンジの仕方も数多くあれば
色々な料理とも一緒になれる。
カレーはこれからも進化していくだろうし、
私はそれがずっと楽しみでならないです。
あなただけは臆することなく、色々な姿でみんなを喜ばせて欲しいと願ってます。
以上、クリスマスなのに2日連続でカレーを食べて
愛が溢れた本間からでした。
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