食品添加物リスト(130種類+7)
ありがたいことに‼️累計1,700部突破‼️
こんにちは。
食の未来を本気で考える一般人です。
(@Syoku_no_mirai)
本記事は以上のような悩みを抱えている方に向けての内容となっております。
「食品添加物」という言葉自体は聞いたことがあるが、具体的にどのような物質があり、どのような成分なのかは「よくわからない」という人がほとんどだと思います。
しかし、わからないからこそ添加物について知りたい、勉強したいという人が増えてきていると最近強く感じています。
私のツイッターには、「○○の成分について教えてください」とか「この商品は安全でしょうか?」といったようなリプやDMがたくさん来ます。
こういう時、どの質問に対しても等しく言えるのは、みんな「添加物については全く知らないし、教わる機会も無い」ということです。
食の分野に興味があったとしても「添加物についてなんてどこで勉強したらいんだろう?」と常々思われていることでしょう。
そこで!
そんな悩める方々の疑問にお答えするために今回の記事を書かせていただきました!
題して!『食品添加物リスト(130種類+7)』
添加物について徹底網羅したリストとなっております。
存分にお役立てください。
✔本記事のテーマ
食の未来を本気で考える一般人が食品添加物の危険性、用途、表示の有無など成分の詳細を一つずつ丁寧に解説します。
✔内容
・食品添加物130種類の成分解説
・添加物でない添加物7種類の成分解説(本来は添加物にすべきなのに法令上でも添加物として扱われていないもの)
✔金額:1,500円
本当は1,000円以内に収めたくてちょっとした添加物リストを作るつもりだったのですが、気づいたら130種類超えてました…
これを1,000円以内で販売するのはさすがに安すぎるということで、不本意ながら金額を1,500円に設定させていただきました…
お手軽価格で提供できず申し訳ございません…
しかし、内容は期待してください。
皆さんのために私が本気で作成しました。
添加物について勉強したくて、いざ「本を買おう!」としても何を選べばいいのかわからず結局購入できなかった…
という方は多いと思います。
しかし、本記事であれば一切の無駄なく必要な知識を詰め込めます。
計66,000文字超えの大ボリュームです!
本気で添加物について知りたい、勉強したいと熱心に思う方には是非とも購入していただきたいと思っております!
~添加物リストを購入した方々の声~
noteを発売後、たくさんの方からコメントをいただき、本当に嬉しかったのでその内のいくつかをご紹介したいと思います。
食品添加物リスト(五十音順)
【あ行】
1.亜塩素酸ナトリウム
野菜や果物、卵などを綺麗に見せるための漂白剤として使われる添加物です。
使用できる食品は、さくらんぼ、ふき、ぶどう、もも、柑橘類の皮(菓子製造用に限る)、生で食べる野菜類、卵(殻部分に限る)、カズノコの加工品(冷凍カズノコ、干しカズノコはNG)。
毒性が非常に強く、亜塩素酸ナトリウムの粉末もしくは25%以上の溶液は、『毒物および劇物取締法』の規制を受けています。
そのため、使用には「最終食品の完成前に分解または除去すること」という条件が付いています。
この条件が付いていると「食品には残らない」という理由で、表示が免除されます。
つまり、例え使用されていたとしても消費者にはわからないということです。
食品を亜塩素酸ナトリウムで漂白した後は水で洗浄しますが、それが不十分な場合残ってしまう可能性があり、その点は非常に心配です。
ラットに体重1kgあたり0.165gの亜塩素酸ナトリウムを食べさせた実験では、その半数が死んでしまいました。
ヒト推定致死量は20~30gで、これは添加物の中でも急性毒性が強い方です。
また、細胞の遺伝子を突然変異させたり、染色体を切断する作用があります。
こうした化学物質は、人間の遺伝子にも作用して突然変異を起こさせ、細胞をガン化させる可能性があります。
2.青色1号(ブリリアントブルーFCF)
青色1号は単独で使用されることが少なく、他の着色料と混ぜて緑色やチョコレートのような色にするのに活用されています。
お菓子、ゼリー、清涼飲料水、冷菓、野菜の漬物などに使用されることが多いです。
〇色〇号という合成着色料は、法律で高純度の規格が設けられていないため、すべて品質に問題を抱えています。
不純物は15%未満であれば混在していても許されています。
青色1号については発がん性の実験があります。
ハンセンらが行ったラットのオスメス合わせて18匹に青色1号を3%含む水溶液30mgを腋窩部に週1回2年間皮下注射して、生理食塩水注射群と比較した実験では、青色1号群では生存率の低下がみられ、その内16例に注射部分の繊維肉腫(悪性腫瘍のひとつ)の発生が確認されました。
生理食塩水群では腫瘍発生はありませんでした。
また1957年に行われたネルソンらの実験によると、ラットに青色1号を2〜3%含む水溶液1mℓを週に1回、94〜99週間皮下注射したところ、76%以上に注射部位に繊維肉腫の発生がみられました。
今後青色1号の代用品となるであろう新しく発見された天然着色料については「8.赤キャベツ色素」のところで解説します。
3.青色2号(インジゴカルミン)
ゼリー、飲料、冷菓、和菓子、焼き菓子、その他菓子類などに使用される着色料で、原料は石油です。
青色2号が化学合成されたのは1740年とその歴史は添加物としてはかなり古いです。
成分に関しては青色1号とほとんど変わりません。
青色2号は水やアルコールに比較的よく溶けます。
この色素も他の色と混ぜて使うことが多いです。
添加される量は原料に対して0.01〜0.0005%とされています。
発がん性については、80匹のラットに青色2号を2%含む水溶液20mℓを週1回2年間皮下注射した実験では、14例に繊維肉腫が確認されその内2例では転移が見られました。
また、マウス50匹に青色2号を1%含む水溶液2.5mℓを週1回皮下注射した実験では、11〜102週の間に皮下注射後に急性中毒症状である痙攣を起こして死亡するものが34%も確認されました。
青色2号は発がん性の問題で国によっては禁止にしていますが、日本では問題なしとされています。
4.赤色2号(アマランス)
かき氷などのいちごシロップ、菓子類、清涼飲料水、ゼリー、冷菓などによく使用される着色料で、原料は石油です。
旧ソ連学者による赤色2号の胎仔に及ぼす影響に関する毒性報告を受け、FDA(アメリカ食品医薬品局)はこれに対して追試を行いました。
Osborn-Mendelラットに妊娠0〜19日にわたって赤色2号を1日1回体重1kgあたり7.5mg、15mg、30mg、100mg、200mgを投与したところ7.5mg群を除いて死亡する胎仔が現れるという結果となりました。
また1976年にFDAが行った、ラットに赤色2号を0.003〜3%含む餌を131週間食べさせた実験では、高濃度投与群で44匹中14匹にガンの発生が確認されました。
これにより赤色2号には発がん性の疑いがあることが判明し、アメリカでの使用は禁止となりました。
ところが、我が国の厚生労働省は、FDAの実験では期間中に動物の約半数が死亡したり、他の動物を混同するなどのミスがあったとし、この実験データを受け入れませんでした。
しかし、FDAはミスがあったことも考慮したうえで使用を禁止したのです。
にもかかわらず日本では、2001年(平成13年)9月25日の食品衛生審議会において「使用を認める」との結論に至りました。
5.赤色3号(エリスロシン)
かまぼこ、なると、さくらんぼ(レッドチェリー)、焼き菓子、ケチャップ、福神漬け、生菓子などに使用されています。
赤色3号は魚肉や豚肉などのタンパク質によくなじむので、かまぼこやナルトにはよく使われています。
ケーキなどの上に乗っている赤いチェリーは、さくらんぼの色を漂白剤で脱色したうえで改めて赤色3号などで染め直すこともあります。
急性毒性は弱いですが、慢性毒性はあります。
ラットに赤色3号を5〜50mg、週に2回、6ヶ月与えた実験では、赤血球の数が減少しました。
これは貧血を引き起こす可能性があるということを意味しています。
マウスに赤色3号を1日1mgを投与した実験では、200日後に肝腫瘍の発生が確認されました。
赤色3号は赤色2号のような発がん性は確認されていないとされています。
しかし、Borzelleca (1987年)らが行ったラットに2世代にわたって赤色3号を0.1〜4%含む餌を食べさせた実験では、2代目のラットに甲状腺腺腫の明らかな増加が見られました。
これはつまり発がん性の疑いがあるということです。
6.赤色40号(アルーラレッド)
1991年に使用が認められた比較的新しい添加物です。
赤色40号は以前からカナダやアメリカなどで使用されていましたが、当時の日本では使用が認められていませんでした。
そのため、それらの国々は赤色40号を使った食品を日本に輸出できずにいました。
それをどうにかするために日本政府に圧力をかけて、使用を認めさせたという背景が赤色40号にはあるようです。
ゼリー、菓子類、ジャム、清涼飲料水、漬物、冷菓などに使用されます。
特にアメリカからの輸入品には赤色40号が使われていることが多いです。
“Allura Red may have effects on activity and attention in children.”
「アルーラレッド(赤色40号)は子どもたちの活動や注意力に影響を与える可能性があります。」
スーパーで何気なく手に取った食品にこんな表示があったらどうしますか?
実際にイギリスでは一部の合成着色料を使った食品に前述のような警告表示がされています。
イギリスの食品基準庁は英・サウサンプトン大学の研究で合成着色料を摂取した子どもに多動性行動が見られたという報告を受け、この表示を義務化しました。
EU内からは「検証が不十分」という意見も出ましたが、「危険とは断言できないが安全ともまた言えない」という見解から、表示されることとなりました。
これを日本の場合に置き換えると「危険とは断言できないから使用を許可する」という風になってしまいます。
日本での食品添加物の安全性と認可方法は本当にずさんです。
駆け込みや他国からの圧力で認可したり、後で禁止したり、よくわからない理由をつけて復活したり、使用禁止のものが使われた後から認可されたり、こんないい加減な状況で使われている…
それがこの国の食品添加物の実態なのです。
7.赤色102号(ニューコクシン)
紅しょうがや福神漬などを赤く染めるために使われる着色料です。
食肉練り製品、佃煮、漬物、ゼリー、菓子類、クリーム、ジャムなどに使用されます。
赤色40号と同じようにイギリスでは清涼飲料水や栄養ドリンクに使用される安息香酸(合成保存料)と赤色40号を同時に摂取すると子供が注意欠陥・多動性障害(ADHD)を起こすとして警告されています。
日本では複数の添加物を同時接種した場合の危険性の研究がほとんどされていません。
わが国でも単品使用の研究ばかりでなく、添加物を複数使用した場合の研究にこそ力を入れて欲しいものです。
マウスを使った実験では結腸のDNAが損傷しました。
これは遺伝毒性が認められたことになります。
(2001年9月25日 厚生労働省 食品衛生審議会 食品衛生分科会 毒性・添加物合同部会 議事録)
ただ、発がん性は認められなかったため日本では使用が認められています。
しかし、アメリカ、カナダ、ベルギーでは使用が禁止されています。
イギリスでは食品メーカーに対し使用を自粛するよう勧告が出され、食品メーカーも使用しないように自粛しているようです。
8.赤キャベツ色素
赤キャベツまたは紫キャベツから抽出された天然の色素です。
注意すべき危険性は特にありません。
9.亜硝酸ナトリウム
ハム、ベーコン、ウィンナー、サラミ、いくら、たらこ、明太子などをきれいなピンク色にするための発色剤です。
亜硝酸ナトリウムは毒性が強く、人間の推定致死量は0.18~2.5gです。
猛毒と言われる青酸カリの致死量は0.15gです。
つまり、亜硝酸ナトリウムの最小推定致死量は青酸カリの致死量とそれほど変わらないと言えます。
また、亜硝酸ナトリウムは食肉や魚卵に含まれているアミンという物質と結びついて、ニトロソアミン類という発がん性物質に変化することがわかっています。
そのため亜硝酸ナトリウムが使用されたハムやベーコン、明太子、たらこなどは危険です。
逆に言えば亜硝酸ナトリウムが使用されていないものなら大丈夫です。
ニトロソアミン類にはいくつかの種類があり、そのうちの一つであるN-ニトロソジメチルアミンを飲料水や餌に0.0001~0.0005%という超低濃度で混ぜて、ラットに長期間あたえた実験では、肝臓や腎臓にガンを引き起こすという結果になりました。
また、動物に亜硝酸塩(あしょうさんえん)とアミンを投与した実験では、胃の中でニトロソアミン類ができて、ガンが発生しました。
2015年には世界保健機構(WHO)/ 国際がん研究機関(IARC)はハムやベーコンのような加工肉を「発がん性が確実だ」とされるグループ1に指定しました。
10.アスパルテーム
世界で最も使用されている人工甘味料です。
一般的に「カロリーがゼロ」「虫歯にならない」「ヘルシー」とまで言われており、ゼロカロリーのジュースには大抵アセスルファムKやスクラロースと並んで使用されています。
原料はモンサント(現 バイエル)が開発した遺伝子組み換えバクテリアです。
1999年イギリスの新聞社インディペンデントによりアスパルテームの忌まわしい製造過程が公開されました。
※現在インディペンデントはオンライン新聞に移行しています。
当時の調査で世界最大のバイオ科学テクノロジー企業であるモンサント(現 バイエル)が、遺伝子組み換えバクテリアを使用して米国の生産工場でアスパルテームを生産していると判明しました。
アスパルテームが作成されるプロセスには、アミノ酸として知られるフェニルアラニンとアスパラギン酸を組み合わせることが含まれます。
1965年に初めて合成されたアスパルテームは、フェニルアラニンを生産するという唯一の目的のために細菌を必要としました。
モンサントはこの細菌を遺伝子組み換えすることにより、フェニルアラニンをより迅速に生産できることを発見しました。
驚いたことにモンサントは、インディペンデントが告発した『彼らの遺伝子組み換えバクテリアがアスパルテームの作成プロセスの主役であること』を公然と認めました。
このようにアスパルテームは製造の瞬間からモンサントの手が入っています。
また、日本では味の素株式会社が特許を持っており、アスパルテームは「食品衛生調査会の審査を経て厚生大臣により食品添加物に指定」されており「科学的な見地から厳密な審査を行った結果、安全である」と言っています。
つまり、政府と味の素のお墨付きです。
微塵も信用できません。
※味の素については94.調味料(アミノ酸等)のところで詳しく解説します。
政治面で見てみると、アメリカで最初にこのアスパルテームを承認しなかったFDA(アメリカ食品医薬品局)長官はその職を解任され、その長官の後任アーサー・ヘイズがこの甘味料を認可したといいます。
人体に有害だと知ったうえで認可したヘイズは、承認直後にFDA長官を辞任し、G.D.サール社(1965年に初めてアスパルテームを発見した会社)に天下りしました。
その後、アスパルテームを「Neutra Sweet」と改名し、同社CEOで元国防長官のドナルド・ラムズフェルドと共に莫大な利益を得たとされています。
そしてその財力でアメリカ医学協会、アメリカ糖尿病協会、全米食餌療法協会などの権威を買収し、アスパルテームの使用が推進されるようになったと言われています。
次は成分について解説します。
アスパルテームの毒性については各機関から多くの論文が出ており、その障害は「神経毒」という部分に多くの焦点が当っています。
特に薬剤性パーキンソニズム(薬剤性パーキンソン病)の発症については多くの議論がなされています。
パーキンソン病とは脳の異常のために体の動きに障害が現れる病気のことです。
そのパーキンソン病と同じような症状を示す病態をパーキンソニズム(パーキンソン症候群)と呼び、そのうち医薬品の副作用としてパーキンソン症状が現れるものを薬剤性パーキンソニズムといいます。
専門家たちはパーキンソン病が発症する原因はメチルアルコールやアスパラギン酸にあると認識しています。
アスパルテームは成分としてアスパラギン酸を含むだけでなく、分解されるとメチルアルコールを発生させます。
そして、アスパルテーム特有の分子特性上、メチルアルコールとアスパラギン酸が単体で存在しているよりも500~5000倍も神経毒性が高まると考えられています。
アスパルテームは「カロリーゼロ」で「虫歯にならない」「ヘルシー」な人工甘味料ではなく、人間の脳を破壊する非常に危険な『神経毒』です。
11.アセスルファムK
2000年に認可された新しい人工甘味料です。
製造過程で塩化メチレン(ジクロロメタン)が使用される場合があります。
塩化メチレン(ジクロロメタン)はIARCによる発がん性分類で、ヒトに対する発がん性がおそらくあるという「グループ2A」に分類されています。
アセスルファムKのような人工甘味料は化学的に合成された物質です。
化学物質は天然の物質とは違い体内では分解されにくく、残った物質は体を廻って肝臓や腎臓にダメージを与えたり、免疫力を低下させる可能性があります。
また、人工甘味料入りのダイエット飲料が脳卒中や認知症を引き起こしやすくするという研究データがあります。
さらに、脳腫瘍や白血病の原因となる可能性もあると研究者からは指摘されています。
12.アゾキシストロビン
現在は食品添加物などと言って使用されていますが、もとは農薬です。
1998年に農薬として登録され、今でも殺虫剤として使用されていますが、なぜか2013年に添加物としても使用が認可されました。
つまり、現在は農薬でもあり添加物でもあるのです。
農薬というのは毒性が強く危険なものです。
ですから本来は食品添加物にしてはいけないはずなのです。
しかし、他国や業界の圧力で現在のようになってしまいました。
輸入時における腐敗防止を名目として使用したかったのでしょう。
アゾキシストロビンのような防かび剤は大抵輸入されたオレンジ、レモン、グレープフルーツなどに使用されています。
この場合、表示は義務化されているので使用されていれば必ず記載されています。
防かび剤が使用されているものは絶対に避けましょう。
13.アナトー色素
南米に生育しているベニノキ科ベニノキの種子から抽出して得られる赤い色素です。
カロチノイド色素やカロテノイド色素ともいいます。
南米では昔から現地の人が、顔や体に色を付ける顔料(絵具)として使用しています。
食品添加物としてはタレ類(焼肉や蒲焼のタレなど)、キムチ、アイスクリーム、お菓子、魚肉練り製品(かまぼこ、ちくわなど)、ソーセージなどに使用されています。
タンパク質を赤く染める効果があるため、煮ダコにも使用されます。
ラットに対して体重1kgあたり、アナトー色素を口から5g摂取させた実験では死亡例はなく、解剖でも異常はありませんでした。
動物実験では、毒性はほとんど認められていません。
14.アミノ酸
アミノ酸は一般的に「うま味調味料」と言われるものです。
大抵の成分表示には「調味料(アミノ酸等)」と記載されています。
詳細は94.調味料(アミノ酸等)のところで詳しく解説します。
15.アラビアガム
北アフリカに生育しているアカシアの木から採取した増粘多糖類の一種です。
飲料、冷菓、調味料などに使用されます。
アラビアガムを吸引すると喘息や鼻炎を起こすとされ、アラビアガムが添加された錠剤を飲むと、発熱、関節痛、発疹などを起こす人もいます。
アレルギーを起こしやすい人は注意が必要なようです。
16.亜硫酸ナトリウム
酸化防止剤としてワインによく使われている添加物です。
たまに色の白いレンコンなどを見かけますが、普通より色が白いものには漂白剤として亜硫酸ナトリウムが使用されている可能性があります。
亜硫酸にはかなりの毒性があり、ビタミンB1の欠乏や肝臓への影響が懸念されます。
毒物及び劇物指定令 第2条(最終改正:令和元年6月19日政令第31号)では「劇物」に指定されています。
また、亜硫酸塩は神経にも影響するようで、0.1%を餌に混ぜて食べさせた実験では、神経炎や骨髄委縮が見られました。
さらにうさぎを使った実験では胃に出血が見られました。
なお、亜硫酸塩はワインの発酵過程でごく微量に「自然発生」するため、意図的に添加していない場合でも表示されることはあります。
17.アルギン酸エステル
昆布やわかめなどに含まれるアルギン酸と溶剤のプロピレングリコールを結合させたもので、正式名称は「アルギン酸プロピレングリコールエステル」といいます。
酸性でも沈殿しないため乳酸菌飲料、乳酸菌飲料、味噌、醤油などに使用されます。
溶剤のプロピレングリコールは100%石油から作られたもので別名「液体プラスチック」と呼ばれています。
つまり、アルギン酸に液体プラスチックを混ぜて合成したのがアルギン酸エステルということになります。
プラスチックは食べ物ではありません。
少し考えれば誰でもわかることなのになぜ食品に使われているのでしょうか。
到底理解できません。
18.アルギン酸ナトリウム
ジャム、ソーセージ、アイスクリーム、ゼリーなどに使われます。
アルギン酸は元々海藻などに含まれる粘性物質で、それにナトリウムを結合させたのがアルギン酸ナトリウムです。
アルギン酸ナトリウムを8%含む餌をラットに産まれてから死ぬまで与え続けた実験では、異常は見られませんでした。
5%および15%含む餌をビーグル犬に1年間食べさせた実験でも異常は見られませんでした。
また人間の場合も、1日に8gを1週間食べても毒性は全くありませんでした。
これらの結果から見ても、アルギン酸ナトリウムには目立った毒性は無いといえます。
19.安息香酸
キャビア、清涼飲料水、マーガリン、醤油、シロップ菓子製造に使用する果実ペーストに限り使用できます。
安息香酸が発見されたのは1608年と古く、1875年に細菌が増えるのを防ぐことが発見されました。
2006年3月、イギリスで清涼飲料水に添加されていた安息香酸とビタミンCが化学反応を起こして、発がん性物質のベンゼンになっていたことが判明し、製品が自主回収されるという事件が起こりました。
また、安息香酸と合成着色料を添加している清涼飲料水を子供が飲むと注意欠陥・多動性障害(ADHD)を起こすという説もあります。
20.安息香酸ナトリウム
安息香酸にナトリウムを結合させたのが安息香酸ナトリウムです。
栄養ドリンクや清涼飲料水に使用されることが多く、他にはキャビア、シロップ、果実ペースト、醤油などに使われます。
安息香酸ナトリウムは毒性が強く、2%および5%含む餌をラットに与えた実験では、5%群では全てが過敏状態、尿失禁、痙攣などを起こして死亡しました。
微量でも胃や腸などの粘膜への影響が懸念されます。
21.アントシアニン
ブドウ果皮、紫芋、紫山芋のいずれかから抽出された紫色の色素です。
飲料、ジャム、フルーツソース、冷菓などに使用されています。
注意すべき危険性は特にありません。
22.イーストフード
発酵状態を促進させ、パン生地を膨らませる力を強化するために添加されます。
イーストフードはイースト菌の餌という扱いになっていますが、その正体は「合成添加物の塊」です。
添加物の種類は以下の16品目があり全て一括表示が可能です。
この中から約5種類ほどピックアップし混ぜ合わせてイーストフードが作られます。
なかでも特に毒性が強く注意が必要なのは、塩化アンモニウムとリン酸です。
塩化アンモニウムをウサギに2g与えた実験では、10分後に死んでしまいました。
リン酸には骨粗しょう症や心筋梗塞などの問題があります。
しかし、成分の一括表示が認められているため、どの物質が何種類使われていても「イーストフード」としか表示されず、消費者には成分の詳細が全くわかりません。
23.イノシトール
イノシトールはフィチン酸(米ぬか、またはトウモロコシの種から抽出)を分解、あるいはサトウダイコンの糖液から分離して得られたものです。
注意すべき危険性は特にありません。
24.イマザリル
イマザリルは海外から輸入されたレモン、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系、バナナに限定して使用が認められています。
輸入中にカビが増殖するのを防ぐことを目的として使用されています。
たとえばら売りであっても使用されている場合は表示が義務化されているので、必ずどこかに「防ばい剤(イマザリル)を使用しています」と記載されます。
イマザリルは添加量ではなく残存量が規制されています。
これは使用自体に制限は無いため「どれだけ撒きかけてもいい」ということになります。
イマザリルが認可されたのは1992年でアメリカでは添加物だけでなく農薬としても使用されていました。
しかし、当時の日本では農薬としても添加物としても認可されていませんでした。
そこで我が国の厚生労働省が何をしたかというと、すぐさまイマザリルを食品添加物として認めました。
これによりイマザリルが使用されたレモンやオレンジでも日本に輸出できるようになりました。
どうやら国民の健康を守ることよりも、他国が日本にレモンやオレンジを輸出できることの方が大切だったようです。
イマザリルは農薬として使われているくらいですから、当然危険な化学物質です。
急性毒性が強く、ラットに体重1kgあたり277~371mgを与えた実験では、その半数が死んでしまいました。
ヒト推定致死量は20~30gです。
また、他の実験では神経行動毒性も認められました。
さらに、国際化学物質安全性計画(IPCS)が作成した国際化学物質安全性カード(ISCS)には、「肝臓に影響を与え、機能障害や組織損傷を起こすことがある」とあります。
こうした危険な化学物質が添加物として認められ、今も堂々と使用されているのです。
25.ウコン色素
ウコン色素はショウガ科ウコンの根茎の乾燥品から、温めたエチルアルコール、または温めた油脂、または溶剤で抽出して得られたものです。
ターメリックやクルクミンとも言います。
カレー粉に使われる「ウコン」と着色料の「ウコン色素」は違います。
カレー粉のウコンはウコンの根幹の乾燥品をそのまま粉にしたものであるにのに対し、ウコン色素はウコンの根幹の乾燥品から無理に黄色い色素を抽出してそれだけを凝縮させたものです。
ただのウコンなら安全性に問題はないのですが、ウコン色素になると毒性が出てしまうようです。
マウスに対して、体重1kgあたりウコン色素2gを与えた実験では、その半数が死んでしまいました。
また、マウスとラットに対してウコン色素を0.2%、1%、5%含む餌を103週間自由に食べさせた実験では、マウスの1群で肝細胞腺腫あるいは肝細胞ガンの発生率が対照群に比べて明らかに増加し、5%群では下垂体腫瘍が増加しました。
またラットの5%群では赤血球やヘモグロビンの減少が見られました。
実験結果から見てもウコン色素は安全とは言えません。
26.栄養強化剤
食品の栄養を強化するために添加されます。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸などがありますが、いずれも栄養成分なので安全性に大きな問題はありません。
また、目立った毒性も確認されていません。
しかしながら、何が原料なのかはっきりとはわからないのでその点だけは不安要素です。
27.エチレンジアミン四酢酸二Na
缶詰や瓶詰に使われます。
缶詰や瓶詰の中に金属イオンがあると酸化を促進させてしまいます。
エチレンジアミン四酢酸二Naを添加することにより、金属イオンを取り除いたのと同じ効果を得ることができます。
使用方法に規制があり、食品での使用は缶詰と瓶詰に限ります。
エチレンジアミン四酢酸二Naを1%含む餌をマウスに205日間食べさせた実験では、成長が悪くなり赤血球や白血球の減少が見られました。
また、血液中のカルシウムが増えて骨や歯に異常が見られました。
さらに、妊娠したラットに食べさせると口蓋裂、脳や目が欠損した子が誕生するなどの報告がされています。
発がん性に関してはしっかりとしたデータがないのでわかりませんが、少なくとも生殖器や胎児には悪影響があります。
なお、エチレンジアミン四酢酸二Naは石鹸やボディソープなどに石鹸カスができるのを防ぐためにも使用されています。
28.エリソルビン酸Na
別名イソアスコルビン酸Naと言います。
ソーセージ、ハム、果汁飲料、野菜や果物の缶詰、冷凍の魚介類などに酸化防止剤として使用されます。
急性毒性は低いのですが、飲料水にエリソルビン酸Naを5%以上混ぜて、ラットに13週間飲ませた実験では、死亡するものがありました。
また、エリソルビン酸Naに関して次のようなレポートがあります。
『変異原性が認められ、危険性が高いので規制すべき』
(1990年度 厚生労働省 心身障害研究 食品添加物の変異原性の評価)
このほか、染色体異常も認められています。
29.塩化カルシウム
塩化カルシウムは海水に含まれる成分です。
塩化マグネシウムのように豆腐を固めるにがりとして使われるほか、栄養強化剤として使われることもあります。
安全性に大きな問題はありません。
30.OPP(オルトフェニルフェノール)
防カビ剤として非常に有効で、酵母や細菌にも効力を発揮します。
レモンやオレンジなどの輸入物の柑橘類の表面に塗布もしくは散布します。
使用制限があり、柑橘系に限り使用できます。
防カビ剤のTBZ(チアベンダゾール)とOPPは併用して使われることが多いですが、併用した場合の安全性試験は十分になされていません。
OPPは我が国では以前農薬として使用されていました。
それを食品添加物として使うようになったのにはある理由が存在します。
1975年、アメリカから輸入されたグレープフルーツを農林水産省が調べたところ、当時食品添加物として認可されていないはずのOPPが発見されました。
これに対し厚生労働省は食品衛生法違反として、輸入グレープフルーツを破棄させました。
しかし、当時のアメリカではOPPの使用が認められ、日本に輸出したのと同じものが普通に流通していたため、日本の処置に対して激怒しました。
OPPの防カビ性能は非常に高く、他の防カビ剤では防げない白カビも防ぐことができたため、アメリカが日本にグレープフルーツを輸出するには、どうしてもOPPの認可が必要でした。
アメリカ政府は「OPPの使用を認めろ」と日本政府に激しい圧力をかけてきました。
結果日本はアメリカに負け、1977年にOPPの使用を認めました。
しかも、国内の消費者の強い反対を押し切っての認可でした。
1975年から1977年というと、ちょうど高度経済成長が終わったあたりです。
この時代、日本から電化製品や自動車などがアメリカに大量に輸出され、貿易の不均衡が生じていました。
それを解消するためにアメリカはレモンやオレンジ、グレープフルーツを輸出したかったのでしょう。
仮に日本がOPPの使用を認めないと言えば、アメリカはその報復として、電化製品などの輸入を制限する可能性があったため、それを恐れての認可だったと思われます。
当時、東京都立衛生研究所が行った、OPPを1.25%含む餌をラットに91週間食べさせた実験では、なんと83%に膀胱ガンの発生が見られました。
公的機関がこうした発表をした場合、普通ならただちに使用禁止になるはずですが、すぐに禁止とはなりませんでした。
それどころか後日、国の研究機関で行った追試の結果「発がん性は認められなかった」として、今現在でもOPPの使用が認められています。
なんらかの『政治的な力』が働いたのは明らかです。
31.OPP-Na(オルトフェニルフェノール - ナトリウム)
OPPにナトリウムを結合させたものです。
OPPと同様に消費者の反対も虚しく、使用が認められました。
レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系に使用されます。
東京都立衛生研究所が行った、OPP-Naを0.5〜4%餌に混ぜて、ラットに91週間与えた実験では、2%群で95%という高い割合で腎臓や膀胱にガンの発生が見られました。
しかし、この実験結果も無視されてしまい、現在に至ります。
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