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綺麗な文字の書き方(89)【教えられる領域、教えられない領域】

・教え「られる」領域
・教え「られない」領域

書の勉強や指導をしていて、この2つの領域というのは確実に存在すると実感します。

「られる」部分というのは、人から教えてもらったり、本から読んだことで、
「られない」部分というのは、自分で発見すること、

という事になります。

物事には順番・段階があって、その人に合わせたレベルでの教え「られる」ことを伝授していくのが一番の指導法だとは思います。

でもその「られる」ことをどれだけ積み重ねていっても、どうしても教え「られない」部分が出てくると感じます。

いつだったか「知識」という言葉はどちらも「しる」ですが、
「知」は人から教えてもらうこと、
「識」はその中から自分で発見(しる=識る)すること、
という事をお伝えしましたが、それと全く同じです。

そして「られない」を自分で発見する

「あ、そうか。そういうことか。」

という事ほど、記憶に残り、真の実力になります。

「られる」=「知る」=「インプット」
「られない」=「識る」=「アウトプット」

となりますが、たくさん知った中から、自分の中で発見したことは「られない」領域です。

先人の知恵を知る(今風にいうとダウンロードするでしょうか)という事が一般的な勉強・教え「られる」ことになりますが、

それらをたくさん吸収して踏まえた上で、たくさんの発見・アウトプットができるようになる。

これこそが本当の「学び」であり、車の両輪みたく2つ無いといけないことだと思います。

「られる」「られない」という事を分かった上での勉強や指導をすること。

教えられる領域、教えられない領域

という話でした。

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