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システムエンジニアと言語学習の話。

プログラミングって、とても難しいことをしてるんでしょうねってよく言われるんだけど、全くそんなことはなくて。 僕はよく、プログラミング言語の学習を、自然言語の学習に例える。自然言語とは、つまり、英語とかフランス語とか、いわゆるヒトが話す言語のことね。 コンピュータを動かすためには、プログラミング言語を使って、命令文を並べていく。その記述のための言語には様々な種類があり、同じ言語の中でも、時に流儀が複数あることも、自然言語と同じ。 どちらの場合でも、その言語に初めて触れると

    • 息づく鼓動と、その未来の話。

      真面目に語るよ。 ちょっと長々と書いたけど、とても大事なこと。 Windows 95に世界が沸いていた当時、誕生して間もないインターネットに繋いで情報源としていた中学生の僕は、その仕組みを独学で勉強しつつ、ネットの黎明期から栄枯盛衰を見てきた。 例えば、今から25年前、YouTubeのない時代に、高校生の僕は、個人が発信者となるような放送メディアが登場すると予想し、冷静にメリット・デメリットを考察していた。当時、強く押し出した、法の整備の重要性という観点は、今の時代でもま

      • 価値を決めるモノサシの話。

        ものの価値は値段では計れない。本当の価値を決めるのは、人の心の中にある、目に見えないモノサシだから。 例えば、とあるチケットの値段が、3,000円だとする。それは高いのか、安いのか。 おそらく、他では同じ2時間で2,000円なのに、1,000円高いと言う人がいる。比較したら、そう。でも、高い分、それなりの満足を得られるのなら、その値段で不満を言う人なんていないはずである。 逆に、100円均一の商品を手に取り、どうせ安いなりの価値しかないんでしょうって言う人がいる。でも、

        • 舞台「男性失格」を観て…

          人は、世界を、自分のモノサシで整理したがる生き物なのかもしれない。何か得体の知れない感情や事象に直面したとき、どうにかそれを成り立たせるための理屈を、自らの主観で築き上げようとする。 そして、そこで浮かび上がる異質な存在を排除するために、周囲に共感を求めて群れていく。さらに、異質とされた何かは、孤立を深めていく。 こうやって差別や偏見や、いじめが生まれていく。 結局、答えを求めても、見つからない。はじめから正解なんてないのに、なぜに見通す力を得ようとするのか。 今、目