アオジタトカゲと閉所恐怖症 【アドベントエッセイ(188/365)】
早いものでクリスマスまであと177日を切った。
どこよりも早いアドベント企画、188日目は閉所の恐怖の話。
居間でぼーっとしていたら、アオジタの華彩さんがテケテケと歩いてきた。
何気なく捕まえて、Tシャツで包んでみた。
最初はジタバタと抵抗していたけれど、顔の部分を手のひらで覆ったら、大人しくなって、そのまま寝始めた。
華彩さんは、毛布とか布で包むと、だいたい寝る。3秒あれば寝れるのび太くんみたいである。
これがすごいなと思っていて、華彩さんからしてみれば、突然全身謎の物体に覆われて、前後も分からないまま、体の動きを制限されるのだ。
私は若干閉所恐怖症の気がある。
ディズニーシーのインディージョーンズアドベンチャーの待機列に、遺跡の壁が両側に迫った狭い通路があるのだが、そこに入るとゾワゾワする。
ベトナムに旅行に行った時、ベトナム戦争で使われた狭い地下通路のを通った時、パニックになりそうだった。
兎が狭い穴の中で暮らしてる映像を見ると、息苦しくなる。
狭いところが苦手というか、「前の道が無くなった時に後ろに戻れなかったらどうしよう」が怖いのかもしれない。
だから、もし私が、突然身体の自由が効かない空間に放り込まれて、どこに出口があるか分からない状態だったら、パニックになると思う。
でも華彩さんはすぐ爆睡しはじめるんだから尊敬する。
アオジタトカゲは性格がおっとりしてて、飼いやすいと言われる。実際に飼ってみると、その通りだった。
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