訪問介護事業所「石蕗の里訪問介護事業所」(南さつま市)が指定取り消しに!
鹿児島県は、南さつま市金峰町の訪問介護事業所「石蕗の里訪問介護事業所」(運営:夕焼けこやけ)の指定を取り消すことを発表しました。
県によると、この事業所は、偽って記録を作成し、60万円以上(不正請求355件)の介護報酬を不正に受け取っていたとのことです。
鹿児島県によると、夕焼けこやけは2021年1月からおよそ2年間、「住宅型有料老人ホーム石蕗の里花瀬」(2023年06月28日現在・入居者数8名)の利用者に対し、訪問介護員の資格がない職員が提供したサービスを、「資格がある職員が提供した」と偽って、南さつま市などに介護報酬を請求していたということです。
この事件も内部告発(情報提供)を受けて県が立ち入り検査を行い、職員への聞き取りなどを行った結果不正が判明したといいます。
やはり、不正を正すためには内部からの情報提供が必要なのでしょう。
夕焼けこやけの代表は県の聞き取りに対し、「資格のない職員にサービスを提供するよう指示したこともなく、資格のある職員が虚偽の記録を作るようなこともしていない」と全面否定しているようです。
夕焼けこやけは最低61,000円からの格安の住宅型有料老人ホームを以下の4施設(合計75室)とデイサービス(定員45名)と訪問介護事業を経営しています。
石蕗の里「花瀬」(10室)
石蕗の里「唐仁」(28室)
石蕗の里「東本町」(16室)
石蕗の里「吹上」(21室)
デイサービス石蕗の里(定員45名)
住宅型有料老人ホームですが、ホームページで「要介護1以上の方に朗報」と謳っていますから、当然、自社の訪問介護を利用することが大前提でしょう。
住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅等の在宅と言われる施設には不正が多いように思います。その背景には、実際には介護施設なのに在宅扱いという根本的な欺瞞があるからだと思います。
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