国立大牟田病院で職員による性的虐待
国立大牟田病院(福岡県大牟田市)で介護職員3人(男性)と看護師2人(男性)が、障がいのある入院患者11人に対して、繰返し「性的な虐待」をしたとされる事件で同病院は5月2日、謝罪会見を開いたといいます。
現在も外部の専門家でつくる第三者委員会で調査が続行中とのことですが、今のところ、虐待を受けた疑いがあった入院患者11人のうち6人については性的な虐待が認定され、1人は虐待の認定はされず、残る4人について現在も調査中とのことです。
虐待と認定された行為は、以下の行為とされています。
私としては、虐待に認定されなかった行為には、どのような行為があったのか知りたいと思います。何が虐待で、何が虐待ではないのか、その根拠について知りたいのです。
病院は、今後の虐待防止対策については、次のように話しているといいます。
ようするに、「管理体勢が不備だから、職員教育を強化する・・・」ということなのでしょう。いつも思うのですが、虐待事件の後の事業者は、曖昧な言説に終始してしまっているように思います。
管理「体制」の「体制」は仕組み、組織のことですが、管理態勢の「態勢」というのは身構え、姿勢のことです。
とすると、病院の言っていることを端的に言い換えると「虐待対策への姿勢がイマイチだったから、これからは職員教育を行います」ということでしょうね。
やはり、虐待の原因は、個々人の教育不足ということで、管理側は虐待防止への姿勢さえしっかりと持てばよいということです。
私には何か「しっくりこない」のですが・・・
虐待に関して、じっくり考えてみることが大切だと思います。
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