BBC News MUNDO「経済脱成長を擁護する日本の哲学者、斉藤幸平」―やっぱり勉強になるわ!
先日、友人と話した特に、「あなたは悲観的過ぎる」と批判されました。気候危機、食料危機、ジェノサイド、戦争、介護危機、格差拡大、政治の右傾化などなど、私にはこの世界が希望に溢れているようには見えません。
友人は人類は今までもさまざまな危機を乗り越えたのだから、気候危機だってきっと誰かが画期的な発明、技術を開発して解決できると信じているようでした。
友人に言いたいことは山ほどありましたが、上手く説明できない自分にがっかりしました。特に気候危機や資本主義の問題は斎藤幸平(哲学者)の『人新世の資本論』を基に話してみたかったのですが、能力と時間が不足していました。
斎藤幸平さんの考えを少しでも多くに人に伝えたいと思うのですが・・・私には難しいです。
今日、ネットを観ていたら、とても良い記事を見つけました。
良い聞き手によって、斎藤幸平(哲学者)さんの考えがわかりやすくなっています。この記事も多くの人に読んでもらいたいなと思いました。
ネットの翻訳機能を使って、お読みいただければと思います。
私は特に、次の言葉が気に入りました。
資本主義社会にあっても資本増殖(儲け)に囚われない人間関係、助け合い、依存関係があるのだなと、今さらながら思いましたし、このような小さな社会、人間関係を育んでいくことの大切さを忘れてはならないと思います。
私は「勝ち組・負け組」という言葉が嫌いです。
危機的な世界で生き抜くためには、経済的にトップ10%に入らなければダメで、そのために、スキルを磨いたり、リスキリングしたり、最低でも3ケ国語を話せなければダメなのだそうです。
でも、私は、そうした考え方に流されずにいたいです。
大切なのは個人の能力(しばしば「人材」と表現されますが)ではなく、互いに支え合える人間関係だと私は思います。
私たちは、もうそろそろGDP至上主義を卒業しなければなりませんね。
そして、資本の論理(儲け主義)から脱出して「持続可能性、福祉、平等」を大切な価値として守り育てていくことが求められているように思います。
福祉・介護の世界でいえば、囲い込み、過剰サービス、不正請求、労基法違反、職員の個人事業主化などの儲け主義を斥け、かつ、生産性向上至上主義に踊らされずに地域のコモンとしての福祉・介護事業を育成していく必要があると思います。
以下のnoteもご笑覧願います。