北九州市「グローバルケアⅢ森の家」の職員が暴行の疑いで逮捕
福岡県警折尾署は9月23日、株式会社グローバルケアが経営する住宅型有料老人ホーム「グローバルケアⅢ森の家」(定員10名)の介護職員(男性・49歳)を暴行の疑いで逮捕したとのこと。
容疑者は、8月24日午前5時55分~7時ごろ、この施設に入所していた94~105歳の男女4人の顔や頭などを1回から複数回、叩いたといいます。当時、容疑者が1人で勤務していました。
当時の入居者は9名だったといいますから、入居者の約半数に暴行したということですね。朝食前の約1時間、入居者にとって恐ろしい時間だったでしょうね、想像しただけで「ヤバイ」です。
やはり、介護施設の夜勤帯は危険な虐待発生時間帯なのかもしれません。
事件は、他の職員が室内の監視カメラを確認して発覚したといいます。
容疑者は「介護にいらだちを感じ、つい手を出してしまった」と容疑を認めているとのこと。
この施設を経営する株式会社グローバルケアは次のように認知症ケアを事業の柱にしているようです。
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)2ケ所
住宅型有料老人ホーム(自称:認知症対応型有料老人ホーム)2ケ所
認知症対応型デイサービス 4ケ所
それにしても、認知症対応型有料老人ホームとは何なのでしょうか?
「グローバルケアⅢ森の家」は老人ホームの検索サイトでは老人福祉法上の住宅型有料老人ホームとされています。
一般的には、住宅型有料老人ホームでの介護は同じ経営系列の訪問介護や訪問看護事業所が担うのですが、ネットを調べても、(株)グローバルケアの訪問介護事業や訪問看護事業を見つけられませんでした。
この(株)グローバルケアの経営は、住宅型有料老人ホームと認知症対応型通所介護事業との組合せ(「グローバルケア デイサービス森の家3」定員12名)というところに特徴があるようです。
日中は認知症デイで過ごし、その他の時間は住宅型有料という組合せなのでしょう。
しかし、これでは、夜間早朝の介護はどうするのでしょうか?
同社の代表者は「日常的な暴行はなかった」としたうえで「家族の信頼回復に努めたい」と述べているといいます。
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