山形県のシャインSKY経営の通所介護が不正請求で行政処分
山形県中山町の通所介護施設「ケアガーデンえびす邸」(定員29名:シャインSKY株式会社経営)が、虚偽の報告を行い、介護報酬を不正に請求したなどとして、県は、来月から3か月間介護報酬を3割減らす行政処分を行いました。
山形県のプレスリリース資料から処分の理由を転記しておきます。
地指導及び監査において雇用の無い者について、勤務しているように装い勤務表、出勤簿、雇用契約書を偽造し書類を提出したこと。また、サービス提供票、 領収書の写し、事業所控えの介護給付費明細書を改ざんし、実態と異なるものを 提出したこと。
令和5年3月の監査で、偽造した書類は、勤務表、出勤簿、雇用契約書であり、他の書類については、偽造していないと答弁を行っていたが、その後、サービス 提供票、領収書の写し、事業所控えの介護給付費明細書についても偽造を行って いたことが判明し、虚偽答弁にあたること。
個別機能訓練実施記録に記載されている担当者が出勤していない日に個別機能訓練を実施したという記録から、本来請求できない日の個別機能訓練加算について、介護報酬を請求・受領したこと。
個別機能訓練実施記録が無いにも関わらず、介護報酬を請求・受領したこと。
個別機能訓練加算Ⅰ(ロ)の人員要件を満たしていないにも関わらず、介護報酬を請求・受領したこと。
出勤簿や雇用契約書や介護給付費明細書の偽造や虚偽答弁、はかなり悪質ですね。確信犯といってよいでしょう。
介護保険の不正請求・不正受給は保険詐欺です!犯罪です!
このデイサービスは住宅型有料老人ホーム(定員16人)に併設されています。
また、経営主体のシャインSKY株式会社は山形市下条町で住宅型有料老人ホーム(定員17名)に併設の通所介護「シャイン下条」(定員29名)とを運営しています。
住宅型有料老人ホームとデイサービスを組みわせて顧客単価を上げる、いわゆる「囲い込み」経営を基軸にした経営路線なのでしょうね。