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宮崎県都城市が「グループホームふるる」を虐待及び運営基準違反、不正請求で行政処分
宮崎県都城市は、が運営する認知症対応型共同生活介護「グループホームふるる」(2ユニット定員18名:有限会社ケアセンターみやこじま運営)を次の理由などで6カ月間の新規利用受け入れ停止の行政処分にしたと発表しました。
利用者の身体を拘束する虐待
介護計画の不作成など運営基準違反
夜間に必要な人数を配置していないのに介護報酬を不正請求していた
「グループホームふるる」で2023年10月、利用者1人に対し、身体的拘束に必要な要件の確認や手続きを行わないまま、ベッドを壁につけ、反対側に柵を設けて降りられないようにする虐待をした。過去に2回、同様の理由で市の指導を受けていましたが、改善されなかった言います。
また、市は不正請求額に4割を加算した654万円の返還命令も出したとのことです。
有限会社「ケアセンターみやこじま」は認知症対応型共同生活の他に訪問看護、訪問介護、デイサービス、認知症デイ、住宅型有料老人ホームを運営していますが、同社の運営する介護施設で次のような事案があって、この時も行政処分を受けていたと言います。
2019年10月から2年間、スタッフの人数を偽って介護報酬を請求し、およそ150万円を不正受給していた。
住宅型有料老人ホームでは、2019年10月からおよそ2年間の間に、入居者1人の預金通帳の口座から利用料以上の現金およそ89万円を引き出し法人の口座に入金していた。
入居者が自分でベッドから降りられないよう柵を設けていた。
行政処分の常習犯といったところでしょうか?
介護事業所・生活関連情報検索によりますと、「グループホームふるる」の介護職員は延べ15名(常勤換算数9.3)ですが、前年度の退職者数が9名で離職率60%です。(記入日:2024年5月16日)
やはり、経営者の問題でしょう。また事件を起こしそうで怖いですね。