「面白い」駄文を試みる:4
●書かれる立場 書き手や読む人が面白いと思うことでも、書かれた方はたまったもんじゃない、ってことは、いくらでもあります。いやむしろ、書いている本人も、いつだって「たまったもんじゃない」、という感覚をどこかに持っているんじゃないでしょうか。それでも書くしかないってところが、物書きにはあります。全く因果なものです。
小説家の家族が、「アイツの作品の中に自分や知った人に似た人間がうろうろするのがたまらなく嫌」と言ってたり(だったら読まなきゃいいのに)、エッセイストの親戚が「あ