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僕の偏愛〜呼吸へのこだわり〜

SyncBody代表の三田です。

今回は僕の偏愛について書きたいと思います。

8月12日にキングコング西野さんが音声メディア「voicy」で偏愛をニーズにするという投稿をされていました。

表現者として、世間のニーズはガン無視して、自分の偏愛に基づいてフルスイングする。クリエイティブとビジネスは全く別物で、人目を気にして作品作りをし始めた時点で、表現者ではなく、商品作りになってしまう。そうしたくないから、偏愛やエゴを出し切る為の活動をしているとのことでしたが、

「これって、僕の活動にも当てはまるな」と思ってので、筆をとることにしました。(指をキーボードに載せてるんですけどね)

僕は2010年に渡米し、大学でスポーツ医学を学び、その後3年間スポーツ医療の資格であるアスレティックトレーナーとしてスポーツ現場で勤務していました。合計6年半の間アメリカでの生活の中で得た知識や経験を今おこなっているマンツーマンのセッションに生かしたり、またはさらなる学びにつなげたりしています。

まず大前提として、僕が普段セッションを行う中で、

理念として
「健康になってより豊な人生を送って欲しい」

というのがあります。これは、どの業界、サービス、商品も掲げるものかと思います。

僕の偏愛はここからスタートします。

まずは呼吸。僕はどのセッションも呼吸を整えることをとても大切にしています。

「呼吸が正常でなければ、いかなる体の動きも正常にはならない」

という考えのもとです。1日2万回も空気を出し入れしてますから、無視するわけにはいきません。

呼吸というのは、自覚できるほどの異常があった場合は、最悪命に関わることなので、わかりやすいんですね。苦しい、息ができないなど。

ただ、僕がアプローチする呼吸というのは、日常なら何の不自由も感じない。でも、専門的に見たら「不全」である呼吸のことです。

分かりやすい例を挙げると、安静にしているときに

1分間に15回以上の呼吸数
呼吸の音が聞こえることがある
口呼吸
目に見えて肩で呼吸をしている
息を吐いた後、余裕を持って10秒以上息を止めることができない
肋骨が前に浮き上がっている

などです。

この状態であっても、自覚症状がある場合があるのですが、ほとんどの場合その悩みや不快感が呼吸に起因しているとは、一般の人には思いつかないからです。

では、上記のような呼吸をしている人がなりやすい体の悩みをいくつか挙げてみます。

O脚X脚、猫背、反り腰、アレルギー体質、花粉症、喘息、慢性的な倦怠感、慢性腰痛、眠りが浅い、尿もれ、PMS

呼吸の3つの性質「ガス交換」「動作」「自律神経」にこれらの悩みを当てはめることができます。

【呼吸の動作】O脚X脚、猫背、反り腰、慢性腰痛、尿もれ
【自律神経】慢性的な倦怠感、慢性腰痛、眠りが浅い、PMS、アレルギー体質、花粉症
【ガス交換】アレルギー体質、花粉症、喘息

重複しているものがあるのは、呼吸の3つの性質が独立したものではなく、相互関係にあるからです。

そして、注意していただきたいのが、呼吸が適正化されると全てが改善するかというと、そうではなく、呼吸の乱れによって症状がある場合は軽減すると思いますが、全く別のところに原因がある場合は、あまり効果は表れないよ、ということです。

いつまでも夜更かししてスマホをいじったり、ゲームしたりしていて、眠りが浅いと訴えてきた人がいたとしたら、まず就寝時間を早める為の行動を促します。

それでも「寝付けない」「眠りが浅い」となれば、呼吸の出番ですが。

成人であれば、一日2万回呼吸をします。

呼吸をするたびに横隔膜が動いて、肋骨も動く、肋骨が動くということは肩甲骨や鎖骨も動く、連動している筋肉も補助的に動く、体内の内臓への圧のかかり方が変わることで、腹筋や骨盤周辺の筋肉も協調するように動く。

息を止めれば、血中の二酸化炭素濃度が上がり、体内が酸性に傾くと呼吸中枢が「息を吸え」と命令を出す。

呼吸をすることで横隔膜が刺激され、横隔膜に多く関わる副交感神経が刺激されることでリラックス効果も得られる。などなど。

つまり、呼吸をする時には全身の機能が働くわけです。

もし、この2万回やっている横隔膜を中心とした動きが不完全に行われていたら?この世に存在する限り、最初と最後にする動作が「呼吸」です。

(産声を上げる、息を引き取るって言うでしょ。人間が最初にする動作は息を吐くことで、息を吸って人生を終える。)

その超基本となる動作だからこそ、大事だと思うし、僕が呼吸に拘ってセッションをするのはそれが理由です。

これが僕の偏愛であり、エゴです。

生涯修行

ではでは♪

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