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ミッションについて考えてみる
はじめに
こんにちは。SYNCA合同会計事務所 共同代表の平川です。
今回は、SYNCA合同会計事務所の「ミッション」について考えていきたいと思います。
◆この記事を読んでほしい人
・ミッションについて考えたい人
・SYNCAのミッションを知りたい人
・仕事について悩んでる人
◆この記事を読んでわかること
・ミッションの重要性について
・SYNCAのミッションとは
・何のために働くのかのヒント
ミッション(使命、役割、存在意義)とは何か
「君たちはどう生きるか」という本を手に取られたことはありますか。
1937年に初版として出された吉野源三郎氏の著書です。
2017年には漫画化もされ、メディアでも大きく取り上げられたことでご存知の方も多いと思います。
2023年にはジブリでも映画化されましたね。(私はまだ観れていないですが…)
本の主人公はコペル君というあだ名の15歳の少年で、友人たちとの学校生活を送る中、様々な出来事を経験し観察していきます。そして、叔父さんが書いたノートをもとに、社会の構造や目の前で起きた事象に対しての捉え方、考え方などを問いかけていく内容です。
この本を読んで、私は次のようなことを感じました。
■社会と自分を俯瞰的に捉え、考える重要性
■自分にしか経験できなかったこと、感じたことを深堀りして考え抜くこと
■自分の弱さや過ちを認める胆力と素直さがもたらすもの
読み終えたとき、一人の個人として”どう生きるか”、また、”どう生きたいのか”を改めて考えるきっかけになったのを覚えています。
どんなチームも、会社も、組織も、異なる個性をもつ”個人の集まり”です。
育ってきた環境や価値観は違ううでしょうし、”どう生きたいか”というような考え方が異なるのは当然だと思います。
そうした異なる個人が集まり、議論するときに、共通の目的がなければどうなるでしょうか。
答えは明白で、「なんで自分の考えをわかってくれないのだろう?」と自分の意見と異なる人に対して不信に思い、ギスギスする関係になるに違いありません。
その関係性はビジネスにおいては一層顕著に表れます。
しかし、見方を変えると、考え方が異なる人同士が集まることで、違う価値観を認め合い、むしろそれぞれの強みを活かすことででき、何かを成し遂げる大きな原動力になるはずです。
そのためには、共通の目的が必要です。
その共通の目的こそが「ミッション(使命、役割、存在意義)」なのです。
SYNCA合同会計事務所のミッション
SYNCA合同会計事務所を立ち上げる際に考えていたことがあります。
それは、「SYNCA合同会計事務所は何のために存在するのか」という問いです。
Googleで検索すれば数えきれないほどの会計事務所が存在しています。
会計事務所は何のために存在し、ご依頼者の方にどんな価値を提供することができるのか。
私たちはその問いに対して、今後もずっと真摯に向き合い続けていく必要があると考えています。
会計事務所の業界は、平均年齢が60歳を超えているといわれます。
日本の生産年齢人口が減少し、また、AIなどの情報サービスの進化、代替サービスの台頭などにより、私たちを取り巻く世界は急速な変化にさらされています。
今まで正しいと考えていた方法が、今後も続くとは限りません。
いや、むしろ今までの常識を鵜吞みにして続けていくことの方がリスクが高いと考えるべきでしょう。
時代の変化に合わせて、よりよいものを取り入れていく柔軟な姿勢。
と同時に、変わらずに提供し続けていきたい価値とは何か。
その問いに対する答えとして、私たちが掲げたミッションは次の通りです。
「課題を数値化し、挑戦する経営者と未来を拓く」
課題を数値化する
ミッションの前半に掲げている「課題を数値化する」について、掘り下げていきたいと思います。
皆さんは毎年健康診断を受診されていると思いますが、なぜ受診されるのでしょうか。
今の自分の健康状態が知りたい
何か悪い場合には、早急に治療を受けたい
今後起こりうる病気のリスクを知り、対策を立てたい
多くの方が、きっとこのような思いから受診されているのではないでしょうか。
病気は時間との闘いです。病気でもあと一歩遅かったら…ということがありますが、会社経営も同じで、あと数か月遅れていたら取り返しのつかないことになっていた、ということが起こりうるのです。
有名人を使ったCMや一等地に本社を構えている会社が突然倒産するというニュースが後を絶たないのは、表面だけをみてもわからない最たる事例といってよいでしょう。
雰囲気やイメージだけでは会社の健康状態を計ることは難しく、会社の財務情報を確認することで見えてくることがあります。
私たちだからできること。
それは、「危機的な状況を未然に防ぐ」ことだと考えています。
課題を数値化することで、経営者が漠然と持っていた課題感に対し、仮説を立て、数値的裏付けをもって迅速に伝えるノウハウこそが、私たちの強みです。
経営者は山積する課題に対し、限られた時間と経営資源を使い、優先順位をつけたスピード感のある意思決定が求められます。
今、攻めるべきか?
それとも、守るべきか?
その羅針盤としての役割が、私たちの使命であると考えています。
挑戦する経営者と未来を拓く
続いて、ミッションの後半部分である「挑戦する経営者と未来を拓く」についても掘り下げていきたいと思います。
私は、「挑戦することは、諦めないこと」と同じと考えています。
人は何かを諦めた時、挑戦を止めてしまうと思うからです。
コロナ禍を経て、多くの企業が厳しい経営環境に直面しています。
何か方法があるはず。
何かできることがきっとあるはず。
私たちは諦めません。
それは、どんな環境下であっても必ず打開策はあると信じ、行動し続ける経営者の力になりたいという想いがここに込められているからです。
それは同時に、私たち自身も挑戦し続けていくという決意でもあります。
また、末尾にある”拓く”という言葉を使ったのは、理由があります。
それは、自分で自分の限界を決めず、未知なる自分へ挑戦していきたいという想いからです。
私たちが今ここにいるのは、先人が開拓してきた道があるからです。
そして、今度は私たちが次の世代へ引継ぎ、進化させていく使命があると考えています。
未知なる自分への挑戦を恐れず、良い循環を生み出し、世の中が一ミリでも前に進むきっかけを作り出したい---そんな想いが私たちの行動を支えています。
また、私たちのロゴに、「青は藍より出でて藍より青し」という言葉を表現しているのもここに繋がります。
未来という言葉には、過去も現在もすべてを含む”希望”が宿っています。
より良い未来を拓くため
「私たちはどうしたいのか」
この問いを”決意”と”行動”に変え、私たちは進んでいきます。