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119.「支援する関係性へ」


お疲れ様です。
日々の学びや気づきを言語化。
今年から社会人1年目、大石翔太です!


さて、今日は「支援する関係性へ」というテーマでお話ししたいと思います。

なぜこのテーマなのか。
それは、最近読んだ本の中で1番共感出来たから。
本のタイトル
「ゆっくり、いそげ カフェからはじまる人を手段化しない経済」
本当に面白い内容だったので是非読んで頂きたい。

共感し学んだ点。
「利用する関係性から支援する関係性へ」

"資本主義社会が生んだもの"

なんのために働いているか??
多くの人はお金をたくさん稼ぐためと答えるかもしれない。
たしかに僕もそうだ。生きていく、何かを始めるためにはお金が必ず必要であるから、働いてお金を稼ぐことに関して否定はしない。
ただ、本当にそれだけでよいのだろうか?
もうお金のためだけではなく、違う視点や思考になってもいいのではないか?と僕は思う。

少し歴史を遡ろう。

資本主義社会が生まれたのは約100年前といわれている。大量生産、大量消費社会と言い換えることもできる。資本主義社会のルールはたくさんお金を持っている人が勝者。お金を持っていないものは敗者。
僕はこのような認識をしている。
他の人の意見も聞いてみたいな。

もう1つ資本主義社会、もっというと経済のルールとして「効率化」具体的に言うと、短時間で多くの利益を挙げること。人間が取り組むより機械の方が早いしその分人件費(費用)を抑えることが出来るから、どんどん機械化が進んだのも資本主義社会が成立してからだ。

そこから100年程が経った現在、世界ではモノが溢れ、商品1つ1つの値段がとても安くで手に入る社会。需要と供給が逆転することになった。
もうそんなに沢山のモノを生産しなくても良くね?という声を挙げる人達も増えてきている。

ただこのように述べると、資本主義社会を否定しているかのように思うが、僕は資本主義社会を否定しない。資本主義社会によって、多くのモノが生まれ、多くのイノベーションが起きたことで世界はとても便利になった。

短時間で移動できる手段、モノが簡単に買える、遠く離れた人と連絡ができる、これら全ては資本主義社会によってもたらされたことだと僕は思う。
なので、資本主義社会を否定することはない。むしろ有難いと思っている。

"不特定多数から特定多数へ"

僕が懸念しているのは、資本主義=たくさん作ってたくさん売る。そのために短時間で多くの利益や売り上げを生み出すことが求められる。現在、資本主義社会が生み出した、顧客、従業員、会社、経済に関わる全てがただ単に「利用するだけの関係性」になっている。



顧客にたくさんのモノを販売するために、差別化を図り、ターゲティングをし、売るための戦略を整える(不特定多数に沢山販売)。売れると判断できれば、沢山の商品を生産し多くの顧客に届ける。顧客を利益や売り上げを作るための手段(利用しているだけ)として認識している。言い換えるとテイクし合っている。
本の中では、世界はコンビニ化していると記載あり。




これは仕方がないと僕は思う。経済のシステム、会社のシステムがそうさせているからだ。ほとんどの会社は、誰かから(銀行や投資家)お金を貰って経営がスタートする。お金を返済するため、株主に利益を還元するために毎日、必死に必死に売り上げや利益を構築するために奮闘しなければならない。


スタートした当初は、ほとんどの経営者は「自分のアイデアを世に広めたい!」「世界を面白くしたい!」などビジョンやミッションに向かって走り出したと思う。ただ経済のシステムが原因で、元々目的のための手段であった売り上げや利益が、毎日毎日追い込まれることによって目的に変化してしまう結果に。
経済とは会社とはそうであるものであるからシステムに抗うことは極めて厳しい。


僕が思うのは、全ての会社やお店がそうでなくても良いのではないか?ということ。何も全てが不特定多数のビジネスを取り組む必要はない、特定多数(顔や名前を認識できる関係性)ビジネスを始めてもよいのではないか。顧客と従業員(社員)、お互いが顔や名前を認識できる関係性ではお互いがお互いのことを思いやる関係性を構築出来る可能性がある。


顧客はただ単に利用して帰るだけでなく、従業員に対して「ありがとう!応援しています!」などの一言を伝えることがあるだろう。従業員は、目の前の顧客が喜んでもらうために「サービスを丁寧にしよう!」と思い行動するかもしれない。

このように、お互いがお互いのことを思い、相手が喜ぶための行動を取り合う関係性が「支援する関係性」である。言い換えるとギブから始めること。

これは、商取引だけに限ったことではなく会社と従業員、お店と地域といった生きていく上で働く上で必ず関わり合う全てのことに共通して構築できる。

会社や経営者は従業員をただ利益を上げてもらう、売り上げを作ってもらう人として認識する(利用する関係性)として捉えるのではなく、従業員が個性や能力を発揮するためにギブから取り組み、ギブを受け取った従業員は会社に何か恩返し(返報性の原理)をしようと思い行動するきっかけになる。

会社や経営者が始めから従業員を利用しようと考えているままでは、従業員もただ単に給料だけもらおうと考えるし指示以上のことは一切やらなくなるかもしれない。
「利用する関係性」のままでは新しいことや楽しい文化など生まれる可能性は極めて難しい。


そうではなく、ギブから始めてみるのもいいかもしれない。

冒頭で述べた、何のために働いているのか。僕の解は、自分のミッション(使命)や夢のため。夢やミッションは「社会をより良くし、多くの人たちを幸せにすること」そのための手段としてお金を稼ぐ。


お金のため、自分のためという思考から、目の前の人のため、誰かのためにという「利用する関係性」から「支援する関係性」が広まることでこの世界や社会は今よりももっと明るくワクワクしたものになるのではないかという仮説を立てている。


極論、経済成長の鍵は、支援する関係性であると僕は思う。

実現までに多くの時間が掛かるかもしれないが、少しずつ前に進みながら沢山の知識やスキルを吸収し、夢に向かって頑張ろうと思う。

明日からまた頑張ろう。
毎日の変化に乾杯🍻🍻🍻

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